ベルデイムBeldame1901年 - 1923年)はアメリカ合衆国競走馬繁殖牝馬ベルデームとも表記されることがある。1956年アメリカ競馬名誉の殿堂博物館に殿堂馬として選出された。20世紀のアメリカ名馬100選98位。

ベルデイム
欧字表記 Beldame
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1901年
死没 1923年
Octagon
Bella-Donna
母の父 Hermit
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 August Belmont II
馬主 August Belmont II
Newton Bennington
調教師 John J.Hyland(アメリカ
→Fred Burlew(アメリカ)
競走成績
生涯成績 31戦17勝
獲得賞金 102,570ドル
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経歴

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初代アメリカジョッキークラブ会長であるオーガスト・ベルモント2世によってケンタッキー州レキシントンにあるナーサリースタッドで生産された。父オクタゴンはブルックリンダービーやトボガンハンデキャップ連覇などの実績があるベルモントの生産馬である。母ベラドナはエプソムダービーハーミットを父に持ち、10号族のc分岐の祖となるボニードゥーンを母に持つ良血馬である。

戦績

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1903年はヴァーナルステークスなど3勝の成績を残す。始めはジョン・ハイランド厩舎に預けられるが、ベルモントと意見のくい違いがあり、フレッド・ブリュー厩舎に転厩する。同時にベルモントは本業が忙しくなりベルデイムはニュートン・ベニントンの所有馬として走ることになる。

1904年は緒戦のカーターハンデキャップでは古馬牡馬との競走となったが2馬身差で快勝、次走のメトロポリタンハンデキャップでは3着に敗れたもののその後はレディースステークス、ガゼルステークス、マーメイドステークスを含む5連勝を記録する。レディースステークスでは発走前に放馬するアクシデントがありながら勝利していた。テストハンデキャップでは2年連続年度代表馬となっていたハーミスに敗れ連勝は止まったが、アラバマステークスや牡馬相手となるサラトガカップなど6連勝を達成、最優秀3歳牝馬に選出され3歳牝馬としては初の全米年度代表馬となった。

1905年は再びベルモントの所有馬として走るが、各競馬場で重い斤量を背負わされ、10戦して2勝にとどまる。サバーバンハンデキャップではトップハンデで勝利するなど活躍し、8月のサラトガカップ2着を最後に引退、繁殖入りした。ベルデイムは生涯で102,570ドルの賞金を稼ぎ、ミスウッドフォード、フィレンツェに続く牝馬として3頭目の100,000ドルホースとなった。

1955年にデラウェアパーク競馬場で行われたアメリカ調教師協会の会員による投票ではアメリカ競馬史上7番目に偉大な牝馬とされ、翌年の1956年にはアメリカ競馬名誉の殿堂博物館に殿堂馬として選出された。1939年アケダクト競馬場でベルデイムを記念しベルデイムハンデキャップが創設され、現在はベルモントパーク競馬場ベルデイムステークスの名で行われている。

年度別競走成績

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血統表

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ベルデイム (Beldame)血統タッチストン系 / Touchstone 4×5=9.38%) (血統表の出典)

Octagon
1894 栗毛
父の父
Rayon d'Or
1876 栗毛
Flageolet Plutus
La Favorite
Araucaria Ambrose
Pocahontas
父の母
Ortegal
1889 鹿毛
Bend Or Doncaster
Rouge Rose
Lizzie Agnes Macaroni
Polly Agnes

Bella-Donna
1885 鹿毛
Hermit
1864 栗毛
Newminster Touchstone
Beeswing
Seclusion Tadmor
Miss Sellon
母の母
Bonnie Doon
1870 鹿毛
Rapid Rhone Young Melbourne
Lanercost Mare
Queen Mary Gladiator
Plenipotentiary Mare F-No.10-c


外部リンク

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National Museum of Racing - Hall of Fame