ヘルベルト・シュネーデルバッハ
ヘルベルト・シュネーデルバッハ(Herbert Schnädelbach、1936年8月6日 - 2024年11月9日)は、ドイツの哲学者。フンボルト大学ベルリン名誉教授。
フランクフルト学派に属し、ユルゲン・ハーバーマスとカール=オットー・アーペルの流れをくむ人物。主著は『反省とディスクルス』(1977)。他にも多数の著作があるが、日本ではそのうち一部が和訳されているだけである。
経歴
編集テューリンゲン州アルテンブルクで生まれ、2歳のときに家族でブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に移る。その後ライプツィヒやラインラント=プファルツ州ランダウなどで過ごし、1955年にアビトゥーア資格を所得。
フランクフルト大学に入学し、哲学・社会学・ドイツ学・歴史学などを学ぶ。テオドール・アドルノの指導を受け、1956年に論文『ヘーゲルの主観的自由の理論』で博士号取得。1970年に『経験、基礎付け、反省-実証主義を超えて』で哲学教授資格取得。
1971年フランクフルト大学教授、1978年ハンブルク大学教授、1993年フンボルト大学教授、1988年ドイツ哲学会 (Deutsche Gesellschaft für Philosophie) 会長などの職を務める。2002年フンボルト大学名誉教授。
和訳書
編集脚注
編集- ^ “Nachruf auf Herbert Schnädelbach – Man braucht viel Vernunft, um sie zu kritisieren” (ドイツ語). www.fr.de (2024年11月10日). 2024年11月11日閲覧。
参考文献
編集- 『ドイツ哲学史1831‐1933』の訳者あとがき。