ヘキサデカン (hexadecane) は炭化水素の一種で、炭素が16連なった直鎖アルカン分子式は C16H34沸点287℃。融点18.2℃。異性体の数は10359。

ヘキサデカン
Structural formula of hexadecane
Ball-and-stick model of the hexadecane molecule{{{画像alt1}}}
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識別情報
CAS登録番号 544-76-3 チェック
PubChem 11006
ChemSpider 10540 チェック
UNII F8Z00SHP6Q チェック
EC番号 208-878-9
MeSH n-hexadecane
ChEBI
ChEMBL CHEMBL134994 チェック
バイルシュタイン 1736592
Gmelin参照 103739
特性
化学式 C16H34
モル質量 226.44 g mol−1
外観 無色の液体
匂い ガソリン臭または無臭
密度 0.77 g/cm3[3][4]
融点

18.18°C [3]

沸点

286.9°C [3]

log POW 8.859
蒸気圧 < 0.1 mbar (20 °C)
kH 43 nmol Pa−1 kg−1
磁化率 -187.6·10−6 cm3/mol[6]
熱伝導率 0.140 W/(m·K)[2]
屈折率 (nD) 1.4329[3]
粘度 3.03 mPa·s[5]
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −456.1 kJ mol−1
標準定圧モル比熱, Cpo 501.6 J K−1 mol−1
危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード WARNING
Hフレーズ H315
引火点 136 °C (277 °F; 409 K) [7]
発火点 202 °C (396 °F; 475 K) [7]
関連する物質
関連するアルカン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

かつてはセタン(cetane)と呼ばれていた。これは誘導体のセチルアルコールにちなむが、さらに遡るとセチルアルコールの原料であるクジラの学名ケートゥス(Cetus)に由来する。

脚注

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  1. ^ CID 11006 - PubChem
  2. ^ Haynes, p. 6.256
  3. ^ a b c d Haynes, p. 3.294
  4. ^ Record 労働安全衛生研究所(IFA)英語版発行のGESTIS物質データベース
  5. ^ Haynes, p. 6.245
  6. ^ Haynes, p. 3.578
  7. ^ a b Haynes, p. 16.25

関連項目

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