サラブレッドアフターケアアライアンスステークス
(ブリーダーズカップ・マラソンから転送)
サラブレッドアフターケアアライアンスステークス(The Thoroughbred Aftercare Alliance Stakes)とはアメリカで行われている競馬の競走である。
サラブレッドアフターケアアライアンスステークス | |
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競馬場 | 毎年持ち回りで開催 |
創設 | 2008年10月25日 |
距離 | 芝1マイル(約1609m) |
格付け | なし(2024年~) |
賞金 | 賞金総額20万ドル |
出走条件 | サラブレッド2歳(2024年) |
2008年から2013年まではアメリカ競馬の祭典であるブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップの競走であるブリーダーズカップ・マラソン(Breeders' Cup Marathon)として行われていた。日本では他の競走に倣ってBCマラソン(ビーシー - )と簡略化されることが多かった。
当競走の開催地は、ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップが開催される競馬場と同じである。 また、現在ではブリーダーズカップシリーズから除外されているが、開催日は現在もブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップの開催日と同じである。
レース名の通り、サラブレッドアフターケア同盟[1]が当競走のスポンサーとなっている。
歴史
編集- 2008年
- ブリーダーズカップ・マラソンとして創設。
- 当初は国際グレードなしで行われる(国際グレードに指定されるための条件に満たないため)。
- 2009年 施行距離をダート14ハロンに変更。
- 2010年
- G3に格付けされる。
- レース後、進路妨害に対して騎手のカルヴィン・ボレルがハビエル・カステリャーノに殴りかかるアクシデントが発生する[2]。
- 2011年 G2に格付けされる。
- 2014年 ブリーダーズカップシリーズから除外され、ラスベガスマラソンステークスにレース名を改称[3]。
- 2015年 マラソンステークスにレース名を改称。
- 2020年 サラブレッドアフターケアアライアンスステークスにレース名を改称。
- 2024年 G3に降格となるが、当年は芝1マイルの2歳限定戦に条件変更されたため、ノングレード競走となる[4]。
歴代優勝馬
編集回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 日本語読み | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 2008年10月25日 | Muhannak | ムハナック | 騸4 | 2:28.24 | P.スムレン | R.ベケット |
第2回 | 2009年11月6日 | Man of Iron | マンオブアイアン | 牡3 | 2:54.11 | J.ムルタ | A.オブライエン |
第3回 | 2010年11月5日 | Eldaafer | エルダーファー | 騸5 | 2:59.62 | J.ヴェラズケス | D.アルヴァラード |
第4回 | 2011年11月5日 | Afleet Again | アフリートアゲイン | 牡5 | 3:00.39 | C.ヴェラスケス | R.リード Jr. |
第5回 | 2012年11月2日 | Calidoscopio | カリドスコピオ | 牡9 | 2:57.25 | A.グライダー | G.フランケル |
第6回 | 2013年11月1日 | London Bridge | ロンドンブリッジ | 牡3 | 2:58.32 | M.スミス | J.ヒューズ |
第7回 | 2014年10月31日 | Cary Street | ケアリーストリート | 騸5 | 2:58.29 | M.メナ | B.ウォルシュ |
第8回 | 2015年10月30日 | Bailoutbobby | ベイルアウトボビー | 騸5 | 2:56.75 | J.ロサリオ | D.オニール |
第9回[5] | 2016年11月4日 | Scuba | スキューバ | 騸5 | 2:58.20 | K.カームーシュ | B.Walsh |
第10回 | 2017年11月3日 | Destin | ディスティン | 牡4 | 2:57.77 | J.ヴェラスケス | T.プレッチャー |
第11回 | 2018年11月2日 | Rocketry | ロケットリー | 牡4 | 2:57.62 | J.ロサリオ | J.Jerkens |
第12回 | 2019年11月1日 | Itsinthepost | イッツインザポスト | 騸7 | 3:03.95 | D.ヴァンダイク | J.Mullins |
第13回 | 2020年11月6日 | Rocketry | ロケットリー | 牡6 | 2:42.57 | I.オルティス・ジュニア | J.Jerkens |
第14回 | 2021年11月6日 | Lone Rock | ローンロック | 騸6 | 2:42.61 | R.Vazquez | R.Diodoro |
第15回[6] | 2022年11月4日 | Next | ネクスト | 騸4 | 2:42.59 | L.Machado | W.Cowans |
第16回[7] | 2023年11月4日 | Salesman | セールスマン | 騸6 | 2:44.08 | F.Prat | R.Mandella |
第17回[8] | 2024年11月1日 | Chasing Liberty | チェイシングリバティ | 牡2 | 1:37.44 | I.オルティス・ジュニア | R.Atras |
注釈
編集- ^ “Thoroughbred Aftercare Alliance - Thoroughbred Aftercare AllianceThoroughbred Aftercare Alliance” (英語). Thoroughbred Aftercare Alliance. 2022年12月14日閲覧。
- ^ Borel, Castellano brawl it out after Marathon Archived 2010年11月9日, at the Wayback Machine. - ntra.com 2010年11月6日閲覧。
- ^ ブリーダーズカップマラソンの廃止について - paulickreport.com 2014年4月29日閲覧
- ^ 5 Grade 1 races are demoted, 1 Grade 2 is promoted in 2024horseracingnation.com、2023年12月17日配信・閲覧
- ^ 2016年レース結果レーシングポスト、2016年11月5日閲覧
- ^ 2022年レース結果レーシングポスト、2022年11月6日閲覧
- ^ 2023年レース結果レーシングポスト、2023年11月5日閲覧
- ^ 2024年サラブレッドアフターケアアライアンスステークスレーシングポスト、2024年11月1日配信・閲覧
関連項目
編集外部リンク
編集- Breeders' Cup - NTRA内のブリーダーズカップサイト