フレデリク・アンヴィ
フレデリク・コムラ・アンヴィ(Frédéric komla Hanvi , 1989年5月2日 - )は、フランス・オワーズ県サンリス出身の元プロ野球選手(外野手)。
基本情報 | |
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国籍 | フランス |
出身地 | オワーズ県サンリス |
生年月日 | 1989年5月2日(35歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 180 lb =約81.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手、外野手、捕手 |
プロ入り | 2007年 アマチュアFA |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | フランス |
WBC | 2013年、2017年 |
この表について
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経歴
編集フランスの国内リーグ・ディヴィジオン・アンのモンティニー・クーガーズでプロデビューを果たす。
2004年、同リーグのルーアン・ハスキーズ'76に移籍。2005年から2006年まで、フランス国立のトレーニング機関であるINSEPで活動。
2006年、FFBSのトゥールーズ・タイガースに移籍。2007年にMLB主催のヨーロピアン・ベースボール・アカデミーに参加し、8月7日にミネソタ・ツインズと契約を結んだ[3]。
2008年は6月までトゥールーズ・タイガースに在籍して、8月26日にツインズ傘下ルーキー級のガルフ・コーストリーグ・ツインズ(GCLツインズ)でデビューした。この年の出場はこの試合のみで、9月から2009年2月まではオーストラリアのプロリーグでプレーした [4]。
2009年に再渡米し、2010年まで2年間GCLツインズに所属したが、A級へ昇格することさえないまま、11月3日にツインズを自由契約となった[3]。マイナー通算成績は43試合出場、打率.157、0本塁打、7打点[3]。
2011年、フランス・FFBSのセナート・テンプライアーズに入団した。12月9日、ベースボール・チャレンジ・リーグのドラフト会議で群馬ダイヤモンドペガサスから指名された[1]。
2012年は群馬で19試合に出場していたが、7月30日にヨーロッパ選手権並びに第3回WBC予選に参加することを理由に退団した[5]。
2013年はセナート・テンプライアーズに復帰しプレーしていたが、シーズン終了後に退団し来日した。11月から高知県で行われた四国アイランドリーグplusのウィンターリーグ2013に参加し、11月15日に高知ファイティングドッグスが交渉権を獲得した[6]。
2014年2月21日にスペイン出身のホルヘ・バルボアとともに入団が発表された[2]。6月15日の愛媛マンダリンパイレーツ戦(川之江)においてアイランドリーグ史上初となるサイクル安打を達成[7]するなど75試合に出場したが、9月11日に任意引退を理由に退団した[8]。新聞報道では、野球フランス代表への合流が退団の理由とされている[9]。またこの年は、8月28日に発表されたフランス国際野球大会(この年から開催)のフランス代表メンバー[10]には選ばれなかったが、フランス国際野球大会終了後の第33回ヨーロッパ野球選手権大会のフランス代表には選出された。オフの11月には、同じフランス代表でプレーしたレネ・レベレットと共に来日し阪神タイガースのトライアウトを受験した[11]。
2015年に、カナディアン・アメリカン・リーグのトライアウトを受験し[12]、トロワリヴィエール・エーグルスへ入団した。13試合に出場し、打率.179、1本塁打、5打点の成績を残した。この年限りで退団。
2018年より日本に居住し、東京都内で勤務の傍ら軟式野球チームの東京ヴェルディ・バンバータに所属[13][14]。
2019年8月に行われたフランス国際野球大会(吉田チャレンジ)のフランス代表に選出され、渡仏した侍社会人ジャパン代表と対戦。最終戦となる第5戦でサヨナラ安打を放ち、全敗を阻止するとともに逆転勝利に貢献した[15][16]。
2022年現在は、草野球チーム「戦極-SENGOKU-」でプレーしている。
詳細情報
編集独立リーグでの打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
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2012 | 群馬 | 19 | 33 | 2 | 6 | 1 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 3 | 4 | 15 | 0 | .182 |
2014 | 高知 | 75 | 284 | 32 | 68 | 15 | 1 | 12 | 30 | 0 | 0 | 0 | 30 | 3 | 112 | 4 | .242 |
BCリーグ通算 | 19 | 33 | 2 | 6 | 1 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 3 | 4 | 15 | 0 | .182 | |
四国IL通算 | 75 | 284 | 32 | 68 | 15 | 1 | 12 | 30 | 0 | 0 | 0 | 30 | 3 | 112 | 4 | .242 |
- 各年度の赤太字はリーグ歴代最高
背番号
編集- 日本
- 45 (2012年)
- 4 (2014年)
代表歴
編集- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・フランス代表
- 2014年ヨーロッパ野球選手権大会フランス代表
- 2016年ヨーロッパ野球選手権大会フランス代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・フランス代表
- 2019年ヨーロッパ野球選手権大会フランス代表
脚注
編集- ^ a b “ドラフト指名選手”. 群馬ダイヤモンドペガサス 球団ブログ (2011年12月9日). 2012年4月11日閲覧。
- ^ a b “2/21 新外国人選手入団のお知らせ”. 高知ファイティングドッグス (2014年2月21日). 2014年2月21日閲覧。
- ^ a b c “Frederic Hanvi Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “FRÉDÉRIC HANVI”. FFBS. 2022年1月26日閲覧。
- ^ 退団選手のお知らせ BCリーグ公式サイト (2012年7月31日) 2015年2月25日閲覧
- ^ “Winter League 2013 合格者について”. 四国アイランドリーグplus (2013年11月15日). 2013年11月22日閲覧。
- ^ “FDアンヴィ選手がリーグ初サイクルヒット達成”. 四国アイランドリーグplus (2014年6月15日). 2014年6月16日閲覧。
- ^ “9/11 【チーム】退団選手のお知らせ”. 高知ファイティングドッグス (2014年9月11日). 2014年9月11日閲覧。
- ^ FDのアンヴィ引退 - 高知新聞2014年9月12日
- ^ 26-Man Roster for French National Team for Yoshida Challenge and Euros released 欧州野球連盟 英語 (2014年8月28日) 2015年3月13日閲覧
- ^ Frederic Hanvi, Rene Leveret get Tryout with NPB’s Hanshin Tigers Mister Baseball (2014年10月27日) 2015年2月25日閲覧
- ^ Frederic Hanvi invited to Tryout for CanAm League Mister Baseball 英語 (2015年4月16日) 2015年6月21日閲覧
- ^ verdy_baseballの2018年8月21日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ WBCフランス代表4番がまさかの入団?! - YouTube バンバータChannel(2018年9月27日)
- ^ “著しいフランス野球の成長 世界的恒久は欧州にあり”. 日刊スポーツ (2019年9月2日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ verdy_baseballの2019年9月2日のツイート- X(旧Twitter)
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- Frederic Hanvi stats MiLB.com