フレッド・カプルス
フレッド・カプルス(Fred Couples, 1959年10月3日 - )は、アメリカ・ワシントン州シアトル出身のプロゴルファー。1992年のマスターズ・トーナメント優勝者である。これまでにアメリカPGAツアーで通算15勝、国際試合で5勝を挙げている。フルネームは Frederick Stephen Couples (フレデリック・スティーブン・カプルス)という。
Fred Couples | |
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基本情報 | |
名前 | フレッド・カプルス |
生年月日 | 1959年10月3日(65歳) |
身長 | 180 cm (5 ft 11 in) |
体重 | 84 kg (185 lb) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ・ワシントン州シアトル |
経歴 | |
プロ転向 | 1980年 |
成績 | |
優勝回数 |
米国15・国際5 メジャー:1992年マスターズ |
初優勝 | 1983年ケンパー・オープン |
賞金王 | 米国ツアー:1992年 |
世界ランク最高位 | 1位 |
賞金ランク最高位 | 1位(1992年) |
殿堂表彰者 | |
選出年 | 2013年 |
選出部門 | PGAツアー |
経歴
編集カプルスは父親の手ほどきでゴルフを始め、1980年にプロ入りした。ヒューストン大学を卒業し、1981年からアメリカPGAツアーのメンバーになる。1983年6月に「ケンパー・オープン」でツアー初優勝を果たした時は、5人の選手によるプレーオフを制した。1984年に「プレーヤーズ選手権」で初優勝を果たし、初のビッグタイトルを獲得する。1989年、カプルスはアメリカ代表チームとヨーロッパ選抜チームによる団体戦「ライダーカップ」のアメリカ代表選手に初選出された。
32歳にして、彼のゴルフ経歴のハイライトとなった1992年、カプルスは3月の試合で2勝を挙げ、「ニッサン・オープン」と「ネッスル招待選手権」で優勝した。ネッスル選手権の優勝で、カプルスは初めて世界ランキング1位になる。4月の第56回マスターズでもカプルスは好調さを持続し、4日間通算 13 アンダーパー(-13, 275ストローク)で回り、2位のレイモンド・フロイドに2打差をつけて初優勝した(ツアー通算9勝目)。こうして、カプルスはゴルフ経歴の自己最高成績となる年間「3勝」を記録したが、4ヶ月後に世界1位のポジションをニック・ファルドに明け渡した。マスターズ優勝の年、彼はアメリカツアーの年間賞金王(賞金ランキング1位)になった。
その後、カプルスは1996年のプレーヤーズ選手権で12年ぶり2度目の優勝を果たすが、1998年の「ボブ・ホープ・クラシック」と「メモリアル・トーナメント」で2勝を挙げた後、5年間ツアーの優勝から見放された。隔年開催のライダーカップにも、1989年から1997年まで5回連続出場し、アメリカ・チームの盛り上げ役のような存在であったが、1999年にライダー杯のメンバーからも外れてしまう。その間、彼の私生活にもいろいろな波風が訪れた。ようやく2003年4月末、カプルスは「シェル・ヒューストン・オープン」で5年ぶりとなるツアー15勝目を獲得した。
ツアー優勝歴
編集PGAツアー
編集- 1983年:ケンパー・オープン
- 1984年:トーナメント・プレーヤーズ・チャンピオンシップ
- 1987年:バイロン・ネルソン・ゴルフ・クラシック
- 1990年:日産ロサンゼルス・オープン
- 1991年:フェデックス・セントジュード・クラシック、BCオープン
- 1992年:日産ロサンゼルス・オープン、ネスレ招待、マスターズ
- 1993年:ホンダ・クラシック
- 1994年:ビュイック・オープン
- 1996年:ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ
- 1998年:ボブ・ホープ・クライスラー・クラシック、メモリアル・トーナメント
- 2003年:シェル・ヒューストン・オープン
チャンピオンズツアー
編集Legend |
Senior major championships (2) |
Other Champions Tour (8) |
No. | 年月日 | トーナメント | スコア | 打差 | 2位(タイ) |
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1 | Feb 14, 2010 | ACEグループ・クラシック | −17 (68-67-64=199) | 1打差 | トミー・アーマー3世 |
2 | Mar 7, 2010 | 東芝クラシック | −18 (66-64-65=195) | 4打差 | ロニー・ブラック |
3 | Mar 28, 2010 | Cap Cana Championship | −21 (67-66-62=195) | 2打差 | コリー・ペイビン |
4 | Oct 24, 2010 | アドミニスタッフ・スモール・ビジネス・クラシック | −17 (71-65-63=199) | 7打差 | マーク・ウィービー |
5 | Aug 20, 2011 | シニア・プレーヤーズ選手権 | −11 (68-66-68-71=273) | Playoff | ジョン・クック |
6 | Oct 16, 2011 | AT&T選手権 | −23 (65-62-66=193) | 7打差 | マーク・カルカベッキア |
7 | Mar 25, 2012 | Mississippi Gulf Resort Classic | −14 (63-70-69=202) | 1打差 | マイケル・アレン |
8 | Jul 29, 2012 | 全英シニアオープン | −9 (72-68-64-67=271) | 2打差 | ゲイリー・ハルバーグ |
9 | Nov 3, 2013 | チャールズ・シュワブ・カップ選手権 | −17 (65-65-68-69=267) | 6打差 | ベルンハルト・ランガー, マーク・オメーラ, ピーター・シニア |
10 | Mar 16, 2014 | 東芝クラシック | −15 (65-67-66=198) | 1打差 | ベルンハルト・ランガー, コリン・モンゴメリー, スティーブ・ペイト |