フランチー・コルデロ

フランチー・コルデロ
*Franchy Cordero*
	2024年4月20日カーミニークフィールド
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	アスア州アスア（英語版）
生年月日	1994年9月2日（30歳）
身長; 体重	191 cm; 102 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	外野手、一塁手
プロ入り	2011年アマチュアFA
初出場	MLB / 2017年5月27日; NPB / 2024年3月29日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	サンディエゴ・パドレス (2017 - 2019); カンザスシティ・ロイヤルズ (2020); ボストン・レッドソックス (2021 - 2022); ニューヨーク・ヤンキース (2023); 埼玉西武ライオンズ (2024);
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はコルデロ、第二姓（母方の姓）はバルガスです。

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

フランチー・コーデロ
フランチー・コデーロ
フランチー・コルデーロ

フランチー・コルデロ・バルガス（Franchy Cordero Vargas、1994年 9月2日 - ）は、ドミニカ共和国アスア州アスア（英語版）出身のプロ野球選手（外野手、内野手）。右投左打。

経歴

プロ入りとパドレス時代

2011年にアマチュア・フリーエージェントでサンディエゴ・パドレスと契約してプロ入り。

2012年、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・パドレスでプロデビュー。61試合に出場して打率.270、1本塁打、38打点、14盗塁を記録した。

2013年はルーキー級アリゾナリーグ・パドレスでプレーし、35試合に出場して打率.333、3本塁打、17打点、11盗塁を記録した。

2014年はA-級ユージーン・エメラルズ（英語版）とA級フォートウェイン・ティンキャップス（英語版）でプレーし、2球団合計で83試合に出場して打率.255、9本塁打、44打点、16盗塁を記録した。

2015年はA級フォートウェインでプレーし、126試合に出場して打率.243、5本塁打、34打点、22盗塁を記録した。

2016年はA+級レイクエルシノア・ストーム（英語版）、AA級サンアントニオ・ミッションズ、AAA級エルパソ・チワワズでプレーし、3球団合計で137試合に出場して打率.290、11本塁打、54打点、23盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ（英語版）に所属した。11月18日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[1]。

サンディエゴ・パドレス時代
（2017年6月25日）

2017年は開幕からAAA級エルパソでプレーし、5月27日にメジャー初昇格を果たした^[2]。同日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビュー^[3]。この年メジャーでは30試合に出場して打率.228、3本塁打、9打点、1盗塁を記録した。

2018年は開幕から40試合に出場して7本塁打を放っていたが、5月23日に故障者リスト入りすると、6月30日に右肘の手術を受けるため、残りシーズンでの復帰は絶望となることが発表された^[4]。

2019年は9試合に出場して打率.333、1打点、1盗塁を記録した。

AAA級エルパソ・チワワズ時代（2019年6月9日）

ロイヤルズ時代

2020年7月16日にティム・ヒルとのトレードで、ロナルド・ボラニョス（英語版）と共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した^[5]。

レッドソックス時代

2021年2月10日にロイヤルズとボストン・レッドソックス、ニューヨーク・メッツの3チーム間でトレードが行われ、ロイヤルズがレッドソックスからアンドリュー・ベニンテンディを、レッドソックスがロイヤルズからコルデロと2人の後日発表選手^{[注 1]}、メッツからジョシュ・ウィンコウスキーと1人の後日発表選手^{[注 2]}を、メッツがロイヤルズからカリル・リーをそれぞれ獲得した^[7]。シーズンでは48試合に出場して打率.189、1本塁打、9打点、1盗塁を記録した。オフの10月21日にDFAとなり、25日にマイナー契約となった^[8]。

2022年は開幕を傘下のAAA級ウースター・レッドソックス（英語版）で迎えた。4月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[9]。オフの11月18日にノンテンダーFAとなった^[10]。

ヤンキース時代

2022年12月2日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結び、同日中に傘下AAA級ノーフォーク・タイズへ配属された^[11]が、3月27日にリリースされた^[12]。3月30日にニューヨーク・ヤンキースとスプリット契約でのメジャー契約を結んだ^[13]。

西武時代

2023年12月7日、埼玉西武ライオンズへの入団が発表された^[14]。背番号は55。

シーズンでは開幕一軍入りし、4月5日にはNPB初本塁打を放ったが、打率は1割台に低迷。オフの10月14日に自由契約となった^[15]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2017	SD	30	99	92	15	21	3	3	3	39	9	1	1	1	0	6	0	0	44	0	.228	.276	.424	.699
2018		40	154	139	19	33	5	1	7	61	19	5	2	1	0	14	0	0	55	1	.237	.307	.439	.746
2019		9	20	15	2	5	1	0	0	6	1	1	0	0	1	4	0	0	7	0	.333	.450	.400	.850
2020	KC	16	42	38	7	8	3	0	2	17	7	1	0	0	0	4	0	0	4	1	.211	.286	.447	.733
2021	BOS	48	136	127	12	24	6	0	1	33	9	1	1	1	0	8	0	0	51	1	.189	.237	.260	.497
2022	BOS	84	275	242	36	53	17	1	8	96	29	4	1	2	2	28	1	1	92	1	.219	.300	.397	.697
2023	NYY	24	71	69	9	13	2	0	6	33	13	0	0	0	0	2	0	0	25	0	.188	.211	.478	.690
MLB：7年		251	797	722	100	127	37	5	27	285	87	13	5	5	3	66	1	1	278	4	.217	.283	.395	.678

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	一塁（1B）						左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2017	SD	-						1	0	0	0	0	----	25	43	2	2	1	.957	-
2018		-						22	41	1	2	0	.955	11	15	1	1	0	.941	4	5	0	0	0	1.000
2019		-						-						5	6	0	0	0	1.000	4	2	0	0	0	1.000
2020	KC	-						1	3	0	0	0	1.000	5	6	0	1	0	.857	8	6	0	1	0	.857
2021	BOS	11	47	2	0	3	1.000	33	40	3	2	1	.956	-						2	4	0	0	0	1.000
2022	BOS	53	316	31	8	37	.977	12	12	0	1	0	.923	2	4	0	0	0	1.000	26	34	0	1	0	.971
2023	NYY	-						4	6	0	0	0	1.000	-						18	28	1	0	0	1.000
MLB		64	363	33	8	40	.980	73	102	4	5	1	.955	48	74	3	4	1	.951	62	79	1	2	0	.976

2023年度シーズン終了時

NPB

初記録

初出場・初先発出場：2024年3月29日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦（楽天モバイルパーク宮城）、7番・左翼手で先発出場
初打席：同上、2回表に早川隆久から空振り三振
初安打・初打点：2024年3月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦（楽天モバイルパーク宮城）、1回表に荘司康誠から右越適時二塁打
初本塁打：2024年4月5日、対北海道日本ハムファイターズ1回戦（エスコンフィールドHOKKAIDO）、5回表に伊藤大海から中越ソロ

背番号

33（2017年 - 2019年、2023年）
19（2020年）
16（2021年 - 2022年）
55（2024年）

脚注

注釈

^ 2021年6月4日にグラント・ガンブレル、ルイス・デラロサの2選手と発表されている^[6]。
^ 2021年6月4日にフレディ・バルデスと発表されている^[6]。

出典

^ Jeff Sanders (2016年11月18日). “Youth served as Padres set 40-man roster” (英語). San Diego Union Tribune. 2018年7月20日閲覧。
^ Charlie Wilmoth (2017年5月27日). “Padres Place Manuel Margot On DL, Promote Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年7月20日閲覧。
^ “San Diego Padres at Washington Nationals Box Score, May 27, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年7月20日閲覧。
^ Ashley Varela (2018年6月30日). “Report: Franchy Cordero likely to undergo season-ending surgery” (英語). NBC Sports. 2018年7月20日閲覧。
^ AJ Cassavell (2020年7月17日). “Padres acquire LH reliever Hill from Royals” (英語). MLB.com. 2020年7月20日閲覧。
^ ^a ^b Steve Adams (2021年6月4日). “Red Sox Acquire Three Prospects To Complete Andrew Benintendi Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月5日閲覧。
^ “Royals Acquire Andrew Benintendi In 3-Team Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月11日閲覧。
^ “Red Sox Outright Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年10月28日閲覧。
^ Steve Adams (2022年5月1日). “Travis Shaw Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月5日閲覧。
^ Ian Browne (2022年11月19日). “Red Sox non-tender Cordero, Chang” (英語). MLB.com. 2022年12月22日閲覧。
^ MLB公式プロフィール参照
^ “Orioles Release Nomar Mazara, Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors (2023年3月27日). 2023年4月22日閲覧。
^ “Yankees Sign Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors (2023年3月29日). 2023年4月22日閲覧。
^ “西武、ヤ軍右腕アブレイユ＆コルデロの獲得を発表　渡辺GM、勝ちパターン＆中軸期待”. Full-Count (2023年12月7日). 2023年12月7日閲覧。
^ https://npb.jp/announcement/2024/pn_released.html

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
個人年度別成績フランチー・コルデロ - NPB.jp 日本野球機構
Franchy Cordero stats MiLB.com （英語）
選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズ公式サイト
選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
El Cordy (@Franchycordero) - X（旧Twitter）
Franchy Cordero (@elcordy22) - Instagram

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[7] 2021年6月4日にグラント・ガンブレル、ルイス・デラロサの2選手と発表されている^[6]。

[8] 2021年6月4日にフレディ・バルデスと発表されている^[6]。

[1] Jeff Sanders (2016年11月18日). “Youth served as Padres set 40-man roster” (英語). San Diego Union Tribune. 2018年7月20日閲覧。

[2] Charlie Wilmoth (2017年5月27日). “Padres Place Manuel Margot On DL, Promote Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年7月20日閲覧。

[3] “San Diego Padres at Washington Nationals Box Score, May 27, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年7月20日閲覧。

[4] Ashley Varela (2018年6月30日). “Report: Franchy Cordero likely to undergo season-ending surgery” (英語). NBC Sports. 2018年7月20日閲覧。

[5] AJ Cassavell (2020年7月17日). “Padres acquire LH reliever Hill from Royals” (英語). MLB.com. 2020年7月20日閲覧。

[PTBNL-20210604-6] Steve Adams (2021年6月4日). “Red Sox Acquire Three Prospects To Complete Andrew Benintendi Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月5日閲覧。

[9] “Royals Acquire Andrew Benintendi In 3-Team Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月11日閲覧。

[10] “Red Sox Outright Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年10月28日閲覧。

[11] Steve Adams (2022年5月1日). “Travis Shaw Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月5日閲覧。

[12] Ian Browne (2022年11月19日). “Red Sox non-tender Cordero, Chang” (英語). MLB.com. 2022年12月22日閲覧。

[MLBstats-13] MLB公式プロフィール参照

[14] “Orioles Release Nomar Mazara, Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors (2023年3月27日). 2023年4月22日閲覧。

[15] “Yankees Sign Franchy Cordero” (英語). MLB Trade Rumors (2023年3月29日). 2023年4月22日閲覧。

[16] “西武、ヤ軍右腕アブレイユ＆コルデロの獲得を発表　渡辺GM、勝ちパターン＆中軸期待”. Full-Count (2023年12月7日). 2023年12月7日閲覧。

[17] ttps://npb.jp/announcement/2024/pn_released.html

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[注 1]

[注 2]

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