フランク・ダイソン(Sir Frank Watson Dyson、1868年1月8日1939年5月25日)は、イギリス天文学者である。1919年アーサー・エディントンと共に、太陽の近くを通る恒星からの光が太陽の重力場によって曲げられるというアインシュタインの一般相対性理論の正しさを確認した皆既日食時の観測を指揮したことで知られる。

フランク・ダイソン

生涯

編集

レスターシャーに生まれ、ケンブリッジ大学で学んだ後、その経歴の大半をグリニッジ天文台で過ごした。1901年王立協会フェローに選出され、1910年から1933年まで王室天文官(グリニッジ天文台長)を務め[1][2]、地磁気の研究や時間基準の研究を行い、1928年新しい計時装置を導入し、グリニッジ時間の精度を高めた。時報放送を始めた。1911年から1913年の間王立天文学会の会長、1928年から1933年の間国際天文学連合の会長を務めた。

命名

編集

関連項目 

編集

脚注

編集
  1. ^ 日本天文学会(編)「雑報 英國帝室天文家の交迭」(PDF)『天文月報』第3巻第8号、日本天文学会、東京市、1910年11月、97頁、ISSN 0374-2466NCID AN00154555NDLJP:33038752014年1月17日閲覧 
  2. ^ 日本天文学会(編)「雑報 グリニヂ天文台長更迭」(PDF)『天文月報』第26巻第3号、日本天文学会、東京府北多摩郡三鷹村、1933年3月、55頁、ISSN 0374-2466NCID AN00154555NDLJP:33041542014年1月17日閲覧 
  3. ^ (1241) Dysona = 1908 DC = 1920 EB = 1931 AA1 = 1932 EB1 = 1945 RA = 1948 CE = 1956 PB”. MPC. 2021年8月13日閲覧。

外部リンク

編集
先代
ウィリアム・クリスティ
グリニッジ天文台長
1910 – 1933
次代
ハロルド・スペンサー=ジョーンズ