フュー・アゲインスト・メニー
ファイアーウインドのアルバム
『フュー・アゲインスト・メニー』(Few Against Many)は、ギリシャのヘヴィメタル・バンド、ファイアーウインドが2012年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。
『フュー・アゲインスト・メニー』 | ||||
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ファイアーウインド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ギリシャ テッサロニキ Valve Studio(ギター、ドラムス、ベース)[1] スウェーデン ハルムスタッド The Sweetspot Recording Studio Satellite(ボーカル)[1] ギリシャ アテネ Sound Symmetry Studio(キーボード)[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | センチュリー・メディア・レコード | |||
プロデュース | ガス・G | |||
チャート最高順位 | ||||
ファイアーウインド アルバム 年表 | ||||
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背景
編集2011年、ドラマーがマイケル・エーレからナイトレイジのジョー・ニューンツに交代し、本作はニューンツ加入後初のアルバムとなった。ただし、日本盤ボーナス・トラックのライヴ音源は、エーレ在籍時に行われた2011年3月の名古屋公演の録音が使用されている[1]。「エッジ・オヴ・ア・ドリーム」のレコーディングにはアポカリプティカが参加した[7]。
2012年1月14日に行われたアテネ公演では、本作のリリースに先駆けて「ウォール・オヴ・サウンド」と「ルージング・マイ・マインド」が演奏された[8]。
反響
編集ファイアーウインドのアルバムとしては初めて、ギリシャのアルバム・チャートで1位を獲得[2][3]。バンドの中心人物ガス・Gは『メタル・ハマー』誌に対して「これは明らかに、ファイアーウインドだけでなくヘヴィメタルの勝利だ。たとえテレビやラジオの主流のサポートがなくても、ヘヴィメタルは黙殺されないことの証明だ」とコメントしている[3]。
本作はさらに、ドイツや日本のアルバム・チャートでトップ100入りした。また、アメリカでは前作『デイズ・オヴ・ディファイアンス』(2010年)に引き続きビルボードのトップ・ヒートシーカーズにランク・インして、29位に達した[9]。
収録曲
編集- ウォール・オヴ・サウンド "Wall of Sound" – 3:58
- 作詞:アポロ・パパサナシオ/作曲:ガス・G
- ルージング・マイ・マインド "Losing My Mind" – 6:28
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G/作曲:ガス・G
- フュー・アゲインスト・メニー "Few Against Many" – 4:44
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G、ペトロス・クリスト/作曲:ガス・G
- ジ・アンダイング・ファイア "The Undying Fire" – 5:20
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G/作曲:ガス・G
- アナザー・ディメンション "Another Dimension" – 3:59
- 作詞:ボブ・カティオニス、アポロ・パパサナシオ/作曲:ボブ・カティオニス、ガス・G
- グロリアス "Glorious" – 3:37
- 作詞:アポロ・パパサナシオ/作曲:アポロ・パパサナシオ、ガス・G
- エッジ・オヴ・ア・ドリーム "Edge of a Dream" – 4:09
- 作詞:アポロ・パパサナシオ/作曲:ボブ・カティオニス、ガス・G
- デスティニー "Destiny" – 4:08
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G/作曲:ガス・G
- ロング・ゴーン・トゥモロウ "Long Gone Tomorrow" – 4:44
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G/作曲:ガス・G
- ノー・ヒーローズ、ノー・シナーズ "No Heroes, No Sinners" – 3:59
- 作詞:アポロ・パパサナシオ/作曲:ガス・G
ボーナス・トラック
編集日本盤には4曲[5]、ヨーロッパの限定デジパック盤には11. 12.の2曲が収録された[7]。
- バトルボーン "Battleborn" – 5:10
- 作詞:アポロ・パパサナシオ、ガス・G/作曲:ガス・G
- ノー・ヒーローズ、ノー・シナーズ(アコースティック・ヴァージョン) "No Heroes, No Sinners (acoustic version)" – 2:59
- 作詞:アポロ・パパサナシオ/作曲:ガス・G
- ヘディング・フォー・ザ・ドーン(ライヴ・ヴァージョン) "Heading for the Dawn (live version)" – 4:47
- ワールド・オン・ファイア(ライヴ・ヴァージョン) "World on Fire (live version)" – 5:00
参加ミュージシャン
編集- ガス・G - ギター、デス・ヴォックス
- アポロ・パパサナシオ - ボーカル
- ボブ・カティオニス - キーボード
- ペトロス・クリスト - ベース
- ジョー・ニューンツ - ドラムス
- マリオス・イリオポウロス - ベース(on "Heading for the Dawn (live version)", "World on Fire (live version)")
- マイケル・エーレ - ドラムス(on "Heading for the Dawn (live version)", "World on Fire (live version)")
アディショナル・ミュージシャン
脚注
編集- ^ a b c d 日本盤CD(MICP-11048)英文ブックレット
- ^ a b FIREWIND: 'Few Against Many' Tops Greek Chart - Blabbermouth.net - 2014年1月30日閲覧
- ^ a b c “Firewind Knock Justin Bieber Off The Greek Album Chart Top Spot”. metalhammer.co.uk. 2012年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月29日閲覧。
- ^ charts.de - 2014年6月29日閲覧
- ^ a b ORICON STYLE
- ^ ultratop.be - Firewind - Few Against Many
- ^ a b Firewind - Few Against Many (CD, Album) at Discogs
- ^ FIREWIND: 'Wall of Sound' Video Released - Blabbermouth.net - 2014年1月30日閲覧
- ^ Firewind - Awards : AllMusic