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ピバロニトリル

ピバロニトリル（英: Pivalonitrile）は、化学式(CH3)3CCN もしくは t-BuCNで表されるニトリルの一種。無色透明の液体で、溶剤や、錯体化学における配位子として使われる。ピバロニトリルのイソシアニド異性体はtert-ブチルイソシアニドである。

ピバロニトリル
Pivalonitrile
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IUPAC名

2,2-Dimethylpropanenitrile[1]

別称
  • 2,2-Dimethylpropionitrile , Trimethylacetonitrile 2,2-Dimethylpropionitrile , Trimethylacetonitrile
識別情報
CAS登録番号 630-18-2 チェック
PubChem 12416
ChemSpider 11909 チェック
EC番号 211-133-0
国連/北米番号 1993
バイルシュタイン 1361449
特性
化学式 C5H9N
モル質量 83.13 g mol−1
外観 無色透明の液体[2]
密度 752 mg mL−1
融点

15℃（凝固点）[2]

沸点

105℃[2]

屈折率 (nD) 1.377
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −39.9 kJ mol−1[3]
標準燃焼熱 ΔcHo −3214 kJ mol−1[3]
標準モルエントロピー So 232.00 J K−1 mol−1[3]
標準定圧モル比熱, Cpo 179.37 J K−1 mol−1[3]
危険性
GHSピクトグラム 可燃性 急性毒性(高毒性)
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H225, H301, H311, H331
Pフレーズ P210, P261, P280, P301+310, P311
EU分類 強い可燃性 F 有毒 T
Rフレーズ R11, R23/24/25
Sフレーズ S16, S36/37/39, S45
引火点 21℃[2]
関連する物質
関連するアルカンニトリル
関連物質 DBNPA
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

安全性

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日本の消防法では危険物第4類第二石油類（非水溶性）、毒物及び劇物取締法では劇物に区分される[2]。

脚注

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  1. ^ “Pivalonitrile - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (26 March 2005). 8 June 2012閲覧。
  2. ^ a b c d e 製品安全データシート（東京化成工業）
  3. ^ a b c d “Propanenitrile, 2,2-dimethyl-”. NIST. 2021年3月8日閲覧。
 

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