ビクトリア (フリゲート)
ビクトリア(スペイン語: SPS Victoria, F-82)は、スペイン海軍のミサイルフリゲート。サンタ・マリア級フリゲートの2番艦。
ビクトリア | |
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基本情報 | |
建造所 |
バサン フェロル造船所 |
運用者 | スペイン海軍 |
艦種 | フリゲート |
級名 | サンタ・マリア級 |
艦歴 | |
起工 | 1983年8月16日 |
進水 | 1986年7月23日 |
就役 | 1987年11月11日 |
要目 | |
排水量 |
基準 3,610t 満載 4,177t |
全長 | 137.8m |
最大幅 | 14.3m |
吃水 | 8.6m |
機関 |
COGAG方式、1軸推進 LM2500 ガスタービン × 2基 非常用旋回式スラスタ(350 HP) × 2基 |
出力 | 41,000HP |
速力 | 最大速 30 + ノット |
航続距離 | 18ktで5,000海里 |
乗員 | 士官15名、兵員190名 |
兵装 |
3インチ62口径単装速射砲 × 1基 メロカ 20mmCIWS × 1基 M2 12.7mm単装機銃 × 4挺 Mk 13 mod 4 ミサイル単装発射機 × 1基 Mk 32 mod 7 3連装短魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | SH-60B シーホーク × 2機 |
C4ISTAR |
NTDS (TRITAN+リンク 11 / 14) Mk 116 水中射撃指揮装置 × 1基 Mk 92 砲・ミサイル射撃指揮装置 × 1基 |
レーダー |
AN/SPS-49 対空 AN/SPS-55 対水上 |
ソナー |
AN/SQS-56 艦首 SQR-19曳航ソナー (TACTASS) |
電子戦・ 対抗手段 |
Nettunel ESM装置 Mk 36 SRBOC チャフ・フレア展開装置 |
艦歴
編集「ビクトリア」は、バサン・フェロル造船所で1983年8月16日に起工し、1986年7月23日に進水、1987年11月11日に就役した。
2009年3月29日、ソマリア沖でアタランタ作戦に参加中、ドイツ海軍の給油艦「A1442 シュペッサルト」 (Spessart) が海賊の攻撃を受けた。「シュペッサルト」には40名の民間乗組員と、12名の警備部隊員が乗艦していた。彼らは小火器で海賊と交戦し、その攻撃を退けた。「ビクトリア」のSH-60 シーホークは逃走を図る海賊ボートに対して射撃を行った。オランダ海軍の「F802 デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン」 (HNLMS De Zeven Provinciën) 、ギリシャ海軍の「F 454 プサラ」 (HS Psara) 、アメリカ海軍の「LHD-4 ボクサー」 (USS Boxer) が海賊の追跡に参加した。
2010年4月から8月まで再びアタランタ作戦に参加している[1]。