リベロLibero)は、現代自動車が製造・販売していた小型トラックである。輸出名は「H-1トラック」。

ヒュンダイ・リベロ
概要
別名 ヒュンダイ・H-1トラック(輸出名)
ヒュンダイ・SRX(日本名)
製造国 大韓民国の旗 韓国 蔚山広域市
ボディ
ボディタイプ 2ドア小型トラック
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン D4BB型
D4BF型
D4BH型
D4CB型
最高出力 80ps(D4BB型)
83 - 85ps(D4BF型)
103ps(D4BH型)
145ps(D4CB型)
最大トルク 17kgf・m(D4BB型)
20kgf・m(D4BF型)
24kgf・m(D4BH型)
33kgf・m(D4CB型)
変速機

5段MT

4段AT
その他
生産期間 2000年 - 2007年
燃料 ディーゼル
ガソリン(輸出仕様限定)
LPG
系譜
後継  ヒュンダイ・ST1
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概要

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三菱自動車からの技術供与により現代自動車に提供されたスペースギアの基本設計を基に開発されたA1型スタレックスをベースとしており、2000年3月に発売された。

韓国製トラックでは初めて運転席エアバッグが採用された(オプション設定)。エンジンは85馬力のD4BF型2.5Lディーゼルターボ、103馬力のD4BH型2.5LディーゼルターボインタークーラーV型6気筒3.0L SOHC LPG等を設定。輸出仕様に限りV型6気筒3.0Lシグマも設定された。なお、2.5Lディーゼルターボインタークーラーは後に2.5Lコモンレールディーゼルに変更された。

韓国製トラックとしては珍しく、キャブオーバー型ではなくセミキャブオーバー型であった。これは、ポーターの短所の改善を図ったため。

しかし、ポーターの短所を改善したにもかかわらず、経済性と機動性で人気を博せず、2007年12月に生産が中止され、翌2008年2月にポーターに統合される形で生産終了となった。

リベロは、ポーターより安全性や整備性が優れていると評され、カーゴ等よりレッカー車キャンピングカー救急車等の特装車のベース車として人気があり、多数販売された。

日本では正規輸入はされなかったが、キャンピングカーのベース車として並行輸入が行われた。すでに三菱自動車が「リベロ」を商標登録していたため、「SRX」という名称で販売された。

2024年4月24日スターリアをベースに開発されたキャブ付きシャシであるEVトラックST1」が事実上の後継車種として公開された。

ラインナップ

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  • SR(ベーシックモデル)
  • SR(スーパーモデル)
  • SR(アドバンストモデル)
  • プロ(ベーシックモデル)
  • プロ(スーパーモデル)
  • SRX(ベーシックモデル)
  • SRX(スーパーモデル)

スローガン

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  • 1トンリムジン

関連項目

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