ヒオス
ヒオス(ギリシア語: Χίος、Chios)は、ギリシャのヒオス島にある中心的な町。かつてはひとつの市であったが、2011年の地方行政改革で新しいヒオス市に所属する地区となった[1]。トルコのチェシュメと向かい合う、島の東海岸に位置する。人口は3.2万で、ヒオス島またはヒオス県の行政と商業の中心である。ヒオス島に8つある地区のひとつ。
ヒオス Χίος | |
---|---|
南のスピラティアから見たヒオス市街。後方はオイヌッセス島 | |
所在地 | |
座標 | 北緯38度23分 東経26度7分 / 北緯38.383度 東経26.117度座標: 北緯38度23分 東経26度7分 / 北緯38.383度 東経26.117度 |
ヒオス県内の位置図 | |
行政 | |
国: | ギリシャ |
地方: | 北エーゲ |
県: | ヒオス県 |
ディモス: | ヒオス市 |
人口統計 (2001) | |
旧自治体 | |
- 人口: | 23,779 人 |
- 面積: | 22.823 km2 |
- 人口密度: | 1,042 人/km2 |
その他 | |
標準時: | EET/EEST (UTC+2/3) |
標高 (最低-最高): | 0 - 10 m |
郵便番号: | 821 00 |
市外局番: | 22710 |
自動車ナンバー: | ΧΙ |
公式サイト | |
www.chioscity.gr |
地元では、島名と区別するためにしばしば「ホラ」(Χώρα、町)や「カストロ 」(Κάστρο)と呼ばれる。
もともとは、古代の入植地として自然港の北岸に築かれた。16世紀までに、城壁がめぐらされた市街は続く支配者によって補強が重ねられ、堅固な中世城塞都市(カストロ)となった。
現在の市街はカストロの外側まで広がっている。1881年の壊滅的な震災の後、波止場の周辺や郊外は近代的になったが、市街のほとんどは新古典主義建築で再建された。人口は比較的安定しているものの、市街は南北に拡大を続けている。しかし、行政機関やいくつかの博物館、大通りのアプロタリア通り、市立庭園が所在する港と城のあいだの中心市街地は、依然として過密状態にある。
北側のヴロンタドス地区にはヒオス島国営空港があり、中心部の数キロメートル南にはカルファスの町がある。
名所
編集- ヒオス考古学博物館
- ヒオス・ビザンティン博物館
- ギウスティニアーニ宮殿
- ヒオス海洋博物館
- ネア・モニ博物館
ギャラリー
編集-
16世紀のヒオス
-
ジェノヴァ時代のヒオス城
-
アダマンティオス・コライス公立図書館
脚注
編集- ^ Kallikratis law Greece Ministry of Interior