バドレスヴァラヴァルマン
バドレーシュヴァラヴァルマン(サンスクリット語: भद्रेश्वरवर्मन्, ラテン文字転写: Bhadresvaravarman, 生没年不詳)は、チャンパ王国(林邑国)第4王朝の第5代国王。漢文史料では婆羅門(ベトナム語: Bà La Môn)と記される。第3代国王カンダルパダルマの外孫[1](『旧唐書』『新唐書』ではカンダルパダルマの娘婿とする)にあたる。
バドレーシュヴァラヴァルマン भद्रेश्वरवर्मन् | |
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チャンパ王 | |
在位 | 645年 |
王朝 | 第4王朝 |
父親 | サティヤカウシカスヴァーミン |
母親 | プラバーサダルマの妹 |
生涯
編集バラモンであったサティヤカウシカスヴァーミンと、プラバーサダルマの妹との間に生まれた[1]。645年に伯父のプラバーサダルマが臣下のマハー・マントラディクルタに殺害されると、マハー・マントラディクルタによって擁立された。しかしカンダルパダルマを思った大臣たちの共謀により廃位され、おば(カンダルパダルマの娘)が王位につけられた[1]。
出典
編集参考資料
編集- George Cœdès (May 1, 1968). The Indianized States of South-East Asia. University of Hawaii Press. ISBN 978-0824803681
- R. C. Majumdar (1927). Ancient Indian colonies in the Far East. Vol. I, Champa. Punjab Sanskrit Book Depot
- 『旧唐書』巻一百九十七 列伝第一百四十七 南蛮
- 『新唐書』巻二百二十二 列伝第一百四十七 南蛮
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