バイカル自然保護区(バイカルしぜんほごく、英語: Байка́льский запове́дник)はロシア連邦の国立自然保護区

バイカル自然保護区で
このドイツ語地図で、バイカル自然保護区は一番下のバイカリスクの直ぐ右(東)にBAIKAL NATURRESERVATとして示されている。
バイカル自然保護区で

1969年9月26日創立[1]バイカル湖南部の東岸、ブリヤート共和国内に位置する。大部分がハマル=ダバン山脈に重なる。面積は165,724ha[2]。周囲は幅0.5~4kmの緩衝地帯に囲まれる。

最高地点は標高2316mのソホル山(г. Сохор)の頂上。

動植物

編集

保護区はユネスコ生物圏保護区に指定されており[2]、域内の約70%を占める森林には787種の植物があり、希少種、固有種、残存種の植物は約40種。植生は海抜により大きく異なり、低地にミズゴケ属湿原ポプラの森林とケショウヤナギが、谷にはエゾノウワミズザクラセイヨウナナカマドヨーロッパハンノキ英語版が生える。山の北斜面にはチョウセンゴヨウトウヒ属ベニマツ英語版シベリアモミ英語版タイガ、南斜面にはシベリアカラマツマツの森林、麓にはステップがある。さらに高度が高まるとハイマツ林とサカイツツジRhododendron parvifolium)のツンドラ低木林があり、高山草原にはハイマツ、ポロナイカンバBetula middendorffii)が生える[2]。哺乳類37種、鳥類260種[2]や爬虫類および両生類6種、魚類12種が生息している。

脚注

編集
  1. ^ О заповеднике”. baikalzapovednik.ru. 2023年2月23日閲覧。
  2. ^ a b c d Baikalsky Biosphere Reserve, Russian Federation” (英語). UNESCO (2019年5月). 2023年2月24日閲覧。

関連項目

編集