ハーディングフェーレ
ハーディングフェーレ(ノルウェー語: Hardingfele)はノルウェーの民族楽器である。ヴァイオリンよりやや小型の擦弦楽器で、4本の演奏弦に加え駒の下部に4~5本の共鳴弦が張られているのが特徴である。ノルウェーのハルダンゲル地方で生まれた。別称はハルダンゲル・フィドル、ハリングフェーレ。
指板や楽器の側面、縁取りなどに花模様や真珠貝での象嵌細工が施される。現存する最古の楽器は1651年のものである。
ノルウェー出身の作曲家、エドヴァルド・グリーグやゲイル・トヴェイトが自分の作品に用いている。グリーグは『ペール・ギュント』の前奏曲などにこの楽器を用いている。トヴェイトは2曲のハーディングフェーレ協奏曲を残している(作品163と作品252)。
関連項目
編集外部リンク
編集- 伝統を超え、進化する民族楽器 北欧ノルウェーの「ハーディングフェーレ」とは?
- Wulffenstejn ハーディングフェーレ・メーカー(英語)
- Hardanger Fiddle Association of America(英語)