ナショナルトレジャー (競走馬)
ナショナルトレジャー(National Treasure、2020年3月17日 - )は、アメリカ合衆国の競走馬。主な勝ち鞍は2023年のプリークネスステークス、2024年のペガサスワールドカップ、メトロポリタンハンデキャップ。
ナショナルトレジャー | ||||||||||||
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欧字表記 | National Treasure | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||
生誕 | 2020年3月17日(4歳) | |||||||||||
父 | Quality Road | |||||||||||
母 | Treasure | |||||||||||
母の父 | Medaglia d'Oro | |||||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||
生産者 | Peter E. Blum | |||||||||||
馬主 |
SF Racing LLC, Starlight Racing, Madaket Stables LLC, Masterson, Robert E.Stonestreet Stables LLC, Schoenfarber, Jay A.Waves Edge Capital LLC and Donovan, Catherine | |||||||||||
調教師 | Bob Baffert(アメリカ) | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 15戦4勝 | |||||||||||
獲得賞金 | $5,578,000 | |||||||||||
WBRR | M121 / 2023年[1] | |||||||||||
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経歴
編集2022年(2歳時)
編集9月3日デルマー競馬場の未勝利戦にジョン・ヴェラスケスを背にデビュー勝ちを収める。続く10月8日のアメリカンファラオステークスでは勝ち馬ケイヴロックから5馬身1/4差の2着に完敗する[2]。11月4日のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルでは逃げるケイヴロックをマークしながら2番手でレースを進めるも、最後の直線で勝ち馬フォルテにかわされ3着に敗れた[3]。
2023年(3歳時)
編集1月8日のG3シャムステークスでは1番人気に推されるもリインカーネイトの3着。その後、4月8日のサンタアニタダービーでは道中3・4番手でレースを進めるも直線で伸びを欠いて4着と勝ち切れないレースが続いた。5月20日のプリークネスステークスでは最内枠からハナを奪うと、最後は好位から脚を伸ばしてきたブレイジングセブンズとの叩き合いを頭差退け逃げ切り勝ちを収め、G1競走初制覇を果たした[4]。6月10日のベルモントステークスではスタートからハナを奪って道中は軽快に逃げるも直線で一杯になり6着に終わると[5]、続くトラヴァーズステークスでは2番手追走から抜け出しを図るも伸びあぐねて5着に敗れる[6]。この後、古馬との初対戦となったオーサムアゲインステークスではスローダウンアンディの逃げに屈し4着に惜敗するが、11月4日に行われたブリーダーズカップ・ダートマイルではスタートから果敢に逃げ、最後の直線でコディーズウィッシュとの激しい叩き合いとなるもハナ差の2着に敗れ、3歳シーズンを終える[7]。
2024年(4歳時)
編集1月27日のG1ペガサスワールドカップに出走。早め先頭に立ち猛追するセニョールバスカドールを振り切りG1競走2勝目を挙げた。その後、サウジアラビアに遠征して2月24日に行われたサウジカップでは道中2・3番手でレースを進めたが直線で伸び切れず4着に敗れる[8]。帰国後、6月8日のメトロポリタンハンデキャップでは好スタートから軽快に逃げると、直線でも脚色は衰えず後続に6馬身1/4差をつけ圧勝しG1競走3勝目を挙げた[9]。続く8月のホイットニーステークスでは好位の3番手で脚を溜めるも直線で失速して6着という結果に終わる[10]。9月28日に行われたカリフォルニアクラウンではスタートから先手を主張すると、最後の直線でサブサナドールとニューゲートと3頭の叩き合いとなったが、サブサナドールに頭差でかわされ2着[11]になったのを最後に現役を引退。引退後はスペンドスリフトファームで種牡馬となる。
競走成績
編集血統表
編集ナショナルトレジャーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 Quality Road 2006 鹿毛 |
父の父 Elusive Quality1993 鹿毛 |
Gone West | Mr. Prospector | |
Secreattame | ||||
Touch of Greatness | Hero's Honor | |||
Ivory Wand | ||||
父の母 Kobla1995 鹿毛 |
Strawberry Road | Whiskey Road | ||
Giftisa | ||||
Winglet | Alydar | |||
Highest Trump | ||||
母 Treasure 2012 鹿毛 |
Medaglia d'Oro 1999 黒鹿毛 |
El Prado | Sadler's Wells | |
Lady's Capulet | ||||
Cappucino Bay | Bailjumper | |||
Dubbed In | ||||
母の母 Proposal1997 栗毛 |
Mt. Livermore | Blushing Groom | ||
Flama Ardente | ||||
Lady of Choice | Storm Bird | |||
Chosen Lady | ||||
母系(F-No.) | (FN:4-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5×5(9.38%) Raise a Native 5×5(6.25%) Secretariat 5×5(6.25%) Sir Ivor 5×5(6.25%) |
[§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年1月24日閲覧。
- ^ “ケイヴロックが無傷の3連勝、米2歳G1アメリカンファラオSを圧勝”. JRA-VAN ver.World (2022年10月10日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ “フォルテがG1レース3連勝、BCジュベナイルで無敗馬ケイヴロックを撃破”. JRA-VAN ver.World (2022年11月5日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ “米G1プリークネスSはナショナルトレジャーが逃げ切り、メイジは完敗で二冠ならず”. JRA-VAN ver.World (2023年5月21日). 2023年5月21日閲覧。
- ^ アルカンジェロが米G1ベルモントSを快勝、アントヌッチ師は初の女性三冠戦トレーナーにJRA-VAN Ver.World、2023年6月11日配信・閲覧
- ^ 有力3歳馬そろい踏みの米G1トラヴァーズS、アルカンジェロが完勝で世代最強をアピールJRA-VAN Ver.World、2023年8月27日配信・閲覧
- ^ 【BCダートマイル】コディーズウィッシュが連覇達成、ナショナルトレジャーとの激戦制すJRA-VAN Ver.World、2023年11月6日配信・閲覧
- ^ 【サウジC】ウシュバテソーロはあと一歩、セニョールバスカドールの追撃に屈すJRA-VAN Ver.World、2024年2月25日配信・閲覧
- ^ 米G1メトロポリタンHはナショナルトレジャーが圧逃、ホワイトアバリオは影も踏めずJRA-VAN Ver.World、2024年6月9日配信・閲覧
- ^ 米ダート戦線に新星、重賞初挑戦のアーサーズライドがG1ホイットニーSで圧逃JRA-VAN Ver.World、2024年8月4日配信・閲覧
- ^ サブサナドールがバファート勢撃破、米G1カリフォルニアクラウンS制すJRA-VAN Ver.World、2024年9月30日配信・閲覧
- ^ a b c d "National Treasureの血統表:競走馬データ". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年5月22日閲覧。
- ^ a b c d "血統情報:5代血統表|National Treasure". JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年5月22日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post