ドーナル (自走砲)
ドーナル(DONAR)は、クラウス=マッファイ・ヴェクマン(KMW)とジェネラル・ダイナミクス・ユーロピアン・ランド・システム(GDELS)が共同開発中の自走砲。原型のAGMと同様にモジュールとしての提案も行われているが、ASCOD 2を台車とする自走砲が提案されており、こちらも同様の名称で呼ばれている。ドーナルは、トールのドイツ語による表記の一種である。
性能諸元 | |
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全長 | 10.3m |
全幅 | 2.8m |
全高 | 3m |
重量 | 31.5t(戦闘重量35t) |
速度 | 60km/h |
行動距離 | 500km |
主砲 | 155mm 52口径砲 |
最大射程 | 40km、射程延伸弾で56km |
携行弾数 | 30発、装薬145発 |
発射速度 | 6/分 |
乗員 | 2名 |
台車がAGMのデモンストレーションモデルとして製作されたMLRSからASCOD 2に変わり、エアバス A400M輸送機による空輸を想定している[1][2]。モジュールとしての特徴はAGMと同様で、砲塔内部は無人であり、操作は台車の運転席からタッチパネルを使用して行う。
出典
編集- ^ “DONAR A Revolution in Artillery”. GDELS. 2012年9月28日閲覧。
- ^ “Product Information”. KMW. 2012年9月28日閲覧。
関連項目
編集- 自走砲
- AGM - 砲塔
- PzH2000自走榴弾砲 - AGMの元となった自走榴弾砲
- ASCOD歩兵戦闘車 - 台車
- RCH 155 - ボクサー装輪装甲車の、AGMから発展した155mm砲塔モジュール搭載バージョン