スーパードンキーコング

ドンキーコング2001から転送)

スーパードンキーコング』(SUPER DONKEY KONG)は、1994年にイギリスレアが開発、日本任天堂が発売したスーパーファミコン横スクロールアクションゲーム。日本では1994年(平成6年)11月26日に発売された。日本国外でのタイトルはDONKEY KONG COUNTRY。キャッチコピーは「デジタルゴリラ出現!!」。

スーパードンキーコング
Donkey Kong Country
海外版のロゴ
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
開発元 レア
発売元 任天堂
ディレクター ティム・スタンパー
デザイナー グレッグ・メイレス
プログラマー クリス・サザーランド
ブレンダン・ガン
音楽 デヴィッド・ワイズ
イーブリン・フィッシャー
ロビン・ビーンランド
美術 スティーヴ・メイルズ
ケヴィン・ベイリス
マーク・スティーヴンソン
シリーズ ドンキーコングシリーズ
人数 1 - 2人(交互、同時プレイ)
New 3DS:1人
メディア 32メガビットロムカセット
発売日 SFC
ヨーロッパ 199411181994年11月18日
アメリカ合衆国 199411211994年11月21日
日本 199411261994年11月26日
対象年齢 ヨーロッパ PEGI3
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
日本 CEROA(全年齢対象)
売上本数 世界 930万本(2022年末時点)[1]
日本の旗 300万本(2022年末時点)[2]
その他 型式:ヨーロッパ SNSP-8X-NOE
アメリカ合衆国 SNS-8X-USA
日本 SHVC-8X
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概要

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任天堂のアーケードゲーム『ドンキーコング』(1981年)を元に、レア社が独自で開発したゲーム。ディレクターはティム・スタンパー、音楽はデヴィッド・ワイズイーブリン・フィッシャー、ロビン・ビーンランドが担当している。ゲーム内容は、主人公「ドンキー」を操作し、クレムリン軍に奪われたバナナを取り戻すことを目的としている。

1997年に日本国内ではニンテンドウパワー対応ソフトとして発売された他、2000年にはリメイクされ日本ではゲームボーイカラー用ソフト『ドンキーコング2001』(ドンキーコングにせんいち)として発売、さらに2003年にはゲームボーイアドバンス用ソフトとして移植版が発売された。 スーパーファミコン版は2006年にWii用ソフトとして、2014年にはWii U用ソフトとして、2016年にはNewニンテンドー3DS用ソフトとしてそれぞれバーチャルコンソールにて配信された。 スーパーファミコン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得した他、日本国内での売上本数はスーパーファミコン用ソフトとしては歴代第4位を記録した[3]

本項では、本作を元に製作されたゲームボーイ用ソフト『スーパードンキーコングGB』(スーパードンキーコングジービー、以下『GB』)、SFC版のリメイク作『ドンキーコング2001』(以下『2001』)、ゲームボーイアドバンス版での移植バージョン(以下GBA版)についても扱う。なお、『GB』の日本国外のタイトルは“Donkey Kong Land”である。

元祖ドンキーコングの孫である新世代のドンキーコングが登場した初の作品。当時最新の3DCGを用いている。

ゲーム内容

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ゲームモード

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SFC版には3つのモードがある。

  • 1人用(One Player)
    • プレイヤー数は1人で、ステージを進めていき最終クリアを目指す。
  • 2人対戦(Two Players Contest)
    • プレイヤー数は2人で、赤チームと黄チームに分かれる。それぞれが独自に攻略していき、どちらが先に最終クリアが出来るかを競う。セーブもそれぞれ別々に行われる。
  • 2人協力(Two Players Team)
    • プレイヤー数は2人で、プレイヤー1がドンキーを、プレイヤー2がディディーを操作して、1つのデータを協力して攻略する。

システム

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基本は横スクロールのアクションゲームで、待ち受ける敵を倒したり避けたりしながら、ステージの最後にあるゴール(「EXIT」と書かれた看板のある出口)にたどり着けばステージクリアになる(ボスステージではボスとの対決のみが行なわれ、倒すとクリアになる)。コースは6つの「レベル」に分かれ、1レベルあたりそれぞれ5-6のステージとボスステージで構成されている。ステージの分岐という概念はなく、順番にこなしていく必要がある。ただし、一度クリアしたステージは何度でもプレイすることができる。

操作できるキャラクターはドンキーコング及びディディーコングの2種類であるが、一度に同時操作はできず、常に一方のキャラクターを操作することになる。両者には性能差があり、ドンキーはより頑丈な敵を倒すことが可能で、ディディーは素早さとジャンプ力に優れている。状況に応じて操作キャラクターの交代が可能で、活用することで有利に進めることができる。

敵やトラップからダメージを受けた場合、コングが2人いる場合は操作中のキャラが逃げ出してもう片方のコングに自動的に交代する(GBA版では逃げ出すのでなく画面外に落ちてもう1人のコングと交代する。GBC版『ドンキーコング2001』ではコングが2人いても2人で進行せず、パートナーは左下のアイコンで控える。)。コングが1人しかいない場合および谷底に落下した場合やトリックトラックリフトが落下されて足場で置き去りにされた場合はミスとなり、残機となるライフが1減る。本作では残機を「ライフ」と表現しており、他のゲームに見られる「ライフ=体力」の構図とは異なる(これは本作に限らずレア社のゲームにたびたび見られる「ライフ=命の数」という構図である)。いなくなったパートナーはDK印のタル(DKバレル)を破壊することで復帰可能で、SFC版ではコングが2匹いる状態になってもDK バレルを取ることが可能だったが、続編・GBC版『ドンキーコング2001』とGBA版ではコングが2匹いる状態になるとDKバレルを取ることはできず、投げても意味がない(ただし、武器として使うことは可能)。

ライフはドンキーコングのバルーンでカウントされ、ライフが0になってからミスをするとゲームオーバーとなる。SFC版では、一部の裏技を使用しない限り原則的にコンティニュー機能はなく、セーブはステージマップ上にあるセーブポイントで行うことができるが、レベルによってはセーブポイント(後述)が後半部分に設けられていることがあるため、セーブできない区間の攻略に注意を要することもある。GBC版『ドンキーコング2001』ではオートセーブのため、セーブできない区間に注意する必要が無くなった。ゲームオーバーになってもコンティニューバレルの破壊にかかわらず同ステージの最初からになるだけである。GBA版では、マップ画面で任意にセーブができるようになる。ライフはセーブにかかわらず電源を付けた地点で5からスタートだが、GBA版ではセーブでライフの数も引き継げるようになった。

ステージによっては味方キャラ(アニマルフレンド/後述)がいる場合があり、コンテナを壊して跳び乗るとアニマルフレンドを操作できる(一部操作できない者もいる)。アニマルフレンドに乗っている間は、操作方法もアニマルフレンドのものに変更され、それぞれ独自の能力を活用して攻略することが可能だが、他のステージには持ち越せない。SFC版とGBA版では、アニマルフレンドはダメージを受けると高速で逃げ出すが、谷底に落ちるなどして見失わない限りは乗り直せば再び利用できる。GBC版『ドンキーコング2001』ではコングがアニマルフレンドに変身を行う。そのためダメージを受けるとそこでアニマルフレンドの操作は終了になり、一度コングに交代するとアニマルフレンドに戻すことはできない。

基本アクション

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ここではSFC版に則った操作方法を説明する。

  • ジャンプ - Bボタン。敵を踏みつけて攻撃することも可能。特定のコースでしかできないが、連続して敵を踏みつけていくとライフが増える。
  • ローリングアタック - Yボタン。同じく敵への攻撃が可能で、空中に落下しても1度だけ空中ジャンプができる。
  • 交代 - セレクト/Aボタン。操作キャラクターを交代できる。
  • ダッシュ - Yボタンを押しながら移動。
  • タル投げ - 地面に置かれているタルに近づいてYを押しっぱなしにする。離すと前方に投げるほか、↓を押しながら離すとその場に置く。敵を安全に攻撃することができるが、タル自体は使い捨て。
  • ハンドスラップ - ↓を押しながらYボタン。地面を叩き、浅く埋まっているアイテムを掘り出したり、敵を攻撃できる(さらに敵が持っているバナナを盗める)。ドンキー専用技。ディディーおよび『GB』では不可。

ただし、全ての敵に同じ攻撃手段が通じるわけではなく、一部の攻撃は効かなかったり、そればかりか逆にコング側がダメージを受けるケースもある。

ゲーム進行には特に影響はないが、しばらく何も操作しないでいるとキャラクターがポーズをとる。また、ボーナスステージのミニゲームに成功したときや失敗したときにもそれぞれにポーズをとる。

マップ画面

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このゲームには「全体マップ」と「レベル内のマップ」の2種類のマップ画面がある。全30以上あるコースは、おおむね5-6コースをひとまとめにした「レベル(『スーパーマリオブラザーズ』などで言うところのワールド)」で区切られており、レベルの最後にはボスとの対決をするコースがあり、倒すことで次のレベルに進める。クリア済みのコースやレベルを訪問することも自由にできるが、「全体マップからレベル内マップに入る」ことは自由にできる反面、「レベル内マップから全体マップに出る(=レベル間を移動する)」ことには制約があり、その方法は「ファンキーコングの小屋を利用する」「ボスを倒す」のどちらか。それぞれのレベル内にはコングファミリーの施設も個別に設置されており、レベル内の攻略具合に応じて利用できるようになる。

マップ上のレベルやコースには顔のアイコンが表示されており、クレムリン(ワニ)の顔が描かれているならばまだクリアされておらず、コングの顔が描かれているならばクリアしたことになる(ドンキー・ディディーのどちらの顔になるかは、最初にクリアした方のコングとなる)。コングファミリーの施設には、そのコングの顔のアイコンが常時表示されている。ステージ名の末尾に「!」が付くと、そのステージを完全クリア(ボーナスステージ全制覇およびコースクリア)していることを示す(GBC版『ドンキーコング2001』ではステージ名が赤色になる。)。レベル内の全てのコースを完全クリアすると、レベル名の末尾にも「!」マークが付く。

ボーナスステージ

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ステージ内の数か所にある隠し部屋。一部のステージやボスとの対決を除くほとんどのステージにあり、アイテムの宝庫になっていることが多い。特定の壁を壊して入る(最初から入口が開いていることもある)・特定のタル大砲を使うなどの方法で行くことができる。見落としやすい場所に入口がある場合、不自然な場所に置かれたバナナが目印になっていることも多い。

中にはミニゲーム形式でアイテム取得に挑戦するタイプもあり、ダメージを受けたりミニゲームに失敗するとアイテムを得られず外に追い出されるが、ボーナスステージ内の結果にかかわらず「ボーナスステージを発見した扱い」に変わりはなく、ゲーム全体の攻略の度合いを示す「達成率」に加算される(アニマルトークンを集めて入れるボーナスステージは達成率に加算されない)。また、ボーナスステージ内でダメージを受けたり谷底に落ちても、パートナーを失ったりミスになることはない。

画面表示

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ライフ数(SFC版の取扱説明書では「ライフカウンター」と呼んでいる。)や集めたアイテムの数は画面に常に表示されない。ライフ数やバナナ数は、ステージ開始時・増減時に数秒間だけ表示される。普段はゲーム画面しか表示されないため、非常にすっきりした画面構成になっている。プレイヤーの意思で任意にライフ数などを確認することはできないため、ライフ数などは自分で覚えておくことが望ましい。

アイテム類

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中には、通常はその場に見えておらず、特定の条件を満たした場合のみその場に出現する、隠しアイテムも存在する。

投げつけるタイプ
地面に設置されており、持ち上げて投げることで敵を攻撃することができる。
普通のタル
ごく普通の一般的なタル。投げて攻撃したり隠し部屋を発見することが可能。名称は同じだが2種類存在し、少し性質が異なる。
作りの脆いものは転がらず、投げて敵や地形に当てるとその場で壊れる。(GBA版では金属の部分が緑色に錆びているため、違いがわかりやすくなった。)
新しいタルの場合は、投げると地面を転がっていき、障害物にぶつかるか見失うまで軌道上の敵を倒す。
敵が使ってきた場合は、タル投げや特定のアニマルフレンドの攻撃で破壊できるが、それ以外は触れるとダメージを受ける。
DKバレル
「DK」の文字が書かれており、タルながら動いている。普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。
パートナーがいない場合はタルから音が聞こえ、壊すとパートナーを助けることが可能(パートナーがいない場合は音がないが、それでも何故か動いている。)。
空中に浮かんでいるタイプは後述の「触れるタイプ」に該当し、触れるだけで壊れる。
しかし、続編およびGBC版『ドンキーコング2001』とGBA版では、既にパートナーがいる場合は空中に浮かんでいるタイプに接触しても壊れなくなっており、ダメージを受けた際の保険として温存しやすくなった。
またボスステージでは、開始時にパートナーがいないと強制的に出現し、自動的に壊してパートナーを加えることになる。
TNTバレル
導火線があり、「TNT」の文字が書かれている。普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。
壊れると爆風が広がり、周囲の敵を巻き込めるほか、頑丈な障害物も壊せる。また、一度持ち上げて地面に置くと一定時間後に爆発する。コング達が爆発に巻き込まれることは無い。
鋼鉄製タンク
普通のタルと基本的に同じ使い方だが、投げても壊れず、壁に当たると跳ね返る。反射してきたタルはボタンを押すことでもう一度持って投げることが可能(GBC版『ドンキーコング2001』では再度持つことはできない。)。
上に飛び乗るとそのまま移動可能で、なおかつ無敵状態になる。反射してきたタルにぶつかってもコングたちがダメージを受けることはない。
触れるタイプ
主に空中に設置されており、持ったり投げたりはできず、触れるとその場で壊れ、なんらかの効果が出る。
コンティニューバレル
「☆」マークがたくさん描かれている。ミスした場合に壊した場所からスタートできる。破壊時に通常のタル同様の攻撃判定がある[注釈 1]
ストップ・ゴーバレル
通常は「GO」の文字が書かれている。触れても壊れず、一定時間だけ「STOP」に変わり、特定の敵の動きを停止させることができる。
オン・オフバレル
通常は「OFF」の文字が書かれている。触れても壊れず、一定時間だけ「ON」に変わり、暗いステージの照明が点灯する。
仕掛けタイプ
ステージ内の仕掛けとして用意されたもので、ほかの種類のタルより一回り大きいものが多い。
セーブバレル
SFC版でのみ登場。コンティニューバレルと同じ見た目。キャンディーコングの小屋にあり、入るとゲームデータをセーブ出来る。
タル大砲
コング自身が中に入って撃ち出される、人間大砲のような仕掛けの一種。詳細は後述。
ボーナスバレル
入るとボーナスステージに行けるタル。GBA版にのみ、赤い爆発マークに「B」の文字がある。タルに入ると特別な効果音が流れる。
SFC版とGBC版『ドンキーコング2001』では下記の自動式大砲と見た目が一緒だったが、GBA版では見た目が違うためわかりやすくなった。
ワープバレル
入るとステージ内をワープできるタル。
SFC版では、下記の自動式大砲と同じ見た目だった。GBC版『ドンキーコング2001』では殆どのワープバレルがなくなっている。
GBA版にのみ、赤い爆発マークに「W」の文字があるが、実際に入るまで目視することはできない。タルに入るとボーナスバレルとは異なる特別な効果音が流れる。
中には、特定のコングでなければ表示されない(使用できない)ものもある。

タル大砲のバリエーション

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手動式大砲
発射はプレイヤーの任意で行われるもので、Bボタンを押すと発射される。発射方向の箍(たが)が白く塗装されている。
一定の向きで動かないタイプ、向きを保ったまま上下または左右あるいは斜め方向へ動くタイプ、その場で90度の範囲のみ動くタイプ、その場で360度回転するタイプ、360度回転しながら上下または左右に動くタイプの、計5種類が存在する。動くタイプの動作速度は、個体によって様々である。
発射距離は個体によって異なっており、横方向に発射されると、ある程度直進した後、弧を描くように落下する。
自動式大砲
爆発マークが白く書いてある。入ると一定の方向へ勝手に発射される。発射後、ほとんどのものは制御が出来ない。手動式に比べ、発射距離が異様に長い個体が多い。
一定の向きで動かないタイプ、その場で向きを45度変えるタイプ、その場で向きを90度変えるタイプ、その場で向きを180度変えるタイプの4種類がある。
また、画面上では見えない空中や谷底に設置されていることがある。
画面外の空中へ高く飛ばしたり、壁へ飛ばして激突した時に隠し通路が現れるなどで、ボーナスステージへ行けるタルもある。
このタルで隠し通路が現れるものを除き、SFC版とGBC版『ドンキーコング2001』ではタルの内部自体がボーナスステージとなった。続編およびGBA版では前述の通りこのタルは専用の外見のボーナスバレルに変わっている。

その他

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集めるタイプ
バナナ
ステージ内に落ちており、場合によっては道案内を兼ねる。100本でライフが1UP。束になっているものは原則的に10本セット。
緑バナナ/シール
GBC版『ドンキーコング2001』のみに登場。緑バナナの近くにはシールが埋まっており、ドンキーコングのハンドスラップで掘り出すことが可能。
シールを入手するとスクラップブックに写真が追加され、周辺機器のポケットプリンタで印刷もできる。スクラップブックの写真は達成率に加算される。
この緑バナナを入手した場合の効果は、普通のバナナの束と変わらない。一度シール入手すると以降同じ場所にはシールが出現せず、緑バナナも普通のバナナの束になる。
ライフバルーン
1つ取るだけでライフが増える。赤は+1、緑は+2、青は+3。一定時間後に空中へ飛び去ってしまうものもある。
K・O・N・Gパネル
ボスステージを除く全てのステージに4枚あり、全て集めるとライフが1増える。GBA版では集めることで達成率に加算される。
アニマルトークン
黄金に輝くアニマルフレンドのトークン。スコークスのみ存在せず全4種。累積で3つ集めると、そのアニマルフレンドを操作してライフを大幅に増やすミニゲームに挑戦可能。
ミニゲームに挑戦した後は、コンティニューバレルを壊している場合はその地点から、壊していない場合はステージの最初からの再開となる。
ミニトークン
小さいアニマルフレンドのトークン。アニマルトークンを集めるとプレイ可能なミニゲームで集めることになる。
バナナ同様に100個あたりライフが1増えるほか、巨大トークンを取るとその時点までに集めた数が2倍になる。
GBA版では、一定以上集めると後述のカメラを入手できる。
燃料タンク
「FUEL(燃料)」と書かれた缶。描かれている赤丸との同数だけ、トリックトラックリフト(後述)の燃料が増える。
カメラ
GBA版にのみ登場。名称通りカメラの見た目をしたアイテム。入手するとスクラップブックに写真が追加される。一度入手すると以降同じ場所には出現しない。
ステージの空中に存在するのが基本的で、入手すると現在の総数が表示されると同時に、シャッター音のような独特の効果音が鳴る。
画面には見えない位置に存在していたり、更にステージ中から取るのでなく、特定の条件を満たすと入手できるものや、特定の条件を満たすと効果音もなく勝手にスクラップブックに追加されるものもある。
どの写真がどのステージで入手できるのかといったヒントは一切ないため、ノーヒントで全て集めるのは相当難易度が高い。
しかし全てのステージのボーナスステージを発見してK・O・N・Gパネルを集めると、クランキーがまだ持っていないカメラの入手方法のヒントを教えてくれるようになる。
仕掛けタイプ
アニマルコンテナ
アニマルフレンドが中にいる箱。踏みつけなどで攻撃すると壊すことができ、箱の絵に描いてあったアニマルフレンドに乗ることができる。
GBC版『ドンキーコング2001』では箱を踏むとコングがアニマルフレンドに変身する。スコークスのみ変身しない。
タイヤ
ジャンプ台。地面に半分埋まっていたり宙に浮いている場合はその場で使えるだけ。
転がせるタイプの場合は他の場所にも運べる。
ステップ
矢印の描かれた、板状の足場。コングが乗ると、描かれた矢印の方向に動き、一定時間後に落下する。
落とし穴
アイテムが埋まっており、高い場所から飛び降りると中からアイテムを掘り出せる。コング自身が穴に落ちることはない。

乗り物

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ステージ内で登場する乗り物

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トロッコ
「マインカートコースター」「マインカートコースター2」のみ登場。乗り込むと自動的に前へ進んでいく。プレイヤーが取れる行動はジャンプのみ。
トロッコごとジャンプするタイプと、トロッコから直接ジャンプできるタイプがあり、敵を踏めるのは後者のみ。
クラッシュが乗っていたり、レール上で横転しているなど、障害物として登場することもある。
エレベーター
「エレベーターアンティクス」のみ登場。上下に動いており、1本のレールに何台も動いている。
往復することはなく、どちらの方向に移動するかは場所によって固定されている。天井に挟まれてもダメージにはならない。
トリックトラックリフト
ベルトコンベアーのようなリフトで、一度上に乗ると自動的に終点までレールに沿って移動していく。
ランプが点灯しているもの(トリックトラックリフト2)は、燃料を補給し続けないと落下してしまう。
リフトに置いていかれたり、燃料切れで落下してしまい、これ以上は絶対に進めない詰み状況に陥った場合は操作しているコングのボーナス失敗モーション動作と共にミス扱いとなる。

ファンキーコングのレンタル

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ファンキーバレル
ジェット機がタルに埋め込まれているような見た目。ファンキーコングからレンタルしてもらえる飛行機。
レベルやコースを自由に選択できる。しかし一度行ったことのある場所にしか行けず、これについてはファンキーコング曰く「ゲーム上の都合」とのこと。

ミニゲーム

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GBC版「ドンキーコング2001」とGBA版では本編・ボーナスステージとは別にミニゲーム(ボーナスゲーム)が追加された。いずれも本編とは別にメニュー画面から選ぶことができるが、GBA版ではステージ道中のファンキーコング・キャンディーコングの部屋からも遊ぶことができる。

ファンキーフィッシング

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GBC版「ドンキーコング2001」とGBA版の両方に収録。エンガードに乗ったドンキーを操作し、釣り竿で海中の魚を釣っていく。

釣り糸は上下のみ、エンガードは左右にのみ動かすことができる。釣り糸には移動に伴う慣性がかかっており、必ずしもドンキーの真下に釣り糸があるわけではない。Aボタンで釣り糸を一気に引き上げて釣り上げる。このときに道中で釣り針に引っかかった魚は全て獲得対象となる。

ただし、海上にはエンガードと別にボートが存在し(GBA版ではディディーが乗っている)、引き上げた勢いで空中に上がり落ちてくる釣り針がボートに触れないと獲得したことにならない。ボートの移動は完全にランダムであるため、釣り針の落下地点を予測する必要がある。魚を獲得すると制限時間がプラスされる。

GBC版「ドンキーコング2001」では1ステージのみ、GBA版では6つのワールドを模した6ステージが存在する(最初から全てのステージが解放済み)し、後半のステージほど難易度が高い。GBA版の各ステージにはノルマが存在し、ファンキーの部屋から選んで遊んだ際に達成するとライフバルーンがもらえる。また、GBA版では隠し要素の写真にも関係している。

キャンディーのダンススタジオ

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GBA版にのみ収録。いわゆる音楽ゲーム形式のゲームで、左から右に流れてくるレーン上の指示に合わせて正しいタイミングでボタンを押していく。

流れてくるボタンは十字キーの上下左右、A・B・L・Rボタンの8種類で、後半のステージに進むにつれ使用するボタンの種類が増えていく。判定は高い順に「PERFECT」「HIT」「MISS」の3種類。レーンの中央に判定基準を示す枠が存在し、こことの位置のズレで判定が変わる。音楽とレーン上のタイミングはかなり差があり(レーンの方が遅れてやって来る)、音楽に合わせて操作をしていくとMISSになりやすい。また、ミニゲームの制約上、四分音符より細かいボタン操作は要求されない。

ワールド毎に1ステージずつ、全6ステージが存在する。ステージ道中のキャンディーの部屋から挑戦した際には、PERFECT達成率が8割以上であるとライフバルーンをもらえる。ファンキーフィッシングと同じく、これも隠し要素の写真と関連している。

ちなみに、この6ステージで使われる音楽はすべてこのミニゲームのためだけに作られたオリジナル曲である。

クランキーのミニゲーム

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GBC版「ドンキーコング2001」にのみ存在するミニゲーム。6種類存在するが、細かい違いを除けば実質することは全てモグラたたきと同じ要領である。

ステージ上にはカーソルが合わせられる場所が複数存在し、指示に従ってAボタンでココナッツを撃って正しいアクションをする。ココナッツは連続で最大4発しか撃てず、弾切れになったときにはBボタンで補給(リロード)する。

  • コングとクレムリン
    • 円形に8ヶ所置かれているバナナにクレムリンがやってきたら撃退させる。左キーでカーソルが反時計回りに、右キーで時計回りに移動。ドンキーやディディーが来た際に間違えて撃つと残り弾数がさらに減るペナルティがある。弾数は全部で50。一定数のクレムリンを取り逃がすと強制的にゲームオーバー。
  • クレムリンたたき
    • 円形に8ヶ所置かれているタルからクレムリンが顔を出したときに撃つ。左右キーの操作は「コングとクレムリン」と同じ。このゲームは得点制で、撃退したクレムリンの総得点が100点を超えればクリア。クレムリンの色によって得点が異なり、緑は1点、青は2点、赤は4点。クレムリンを一定数見逃すと強制的にゲームオーバーになる。
  • クレムリンをつまみだせ!
    • ルールは「コングとクレムリン」と全く同じで、違いはドンキーたちがやってこないこと。弾数は全部で70。一定数のクレムリンを取り逃がすと強制的にゲームオーバー。
  • あなぼこにごようじん!
    • 左右からやってくるアニマルフレンズが6ヶ所ある穴に落ちないように穴を塞ぎ通過させる。アニマルフレンズが通過するか、一定時間が経過すると穴は元に戻る。弾数が少なくなってくるとアニマルフレンズの移動速度も上がっていく。弾数は全部で25。弾数が0になるまでにアニマルフレンズを落とさなければクリア。また、このゲームに限りリロードしても最大2発しか撃てない。
  • おたずねもの
    • 基本的には「クレムリンたたき」と同じだが、ルールが追加されている。まず画面が少し暗くなり、ある1色のクレムリンが何体か現れる。次に画面が暗くなるまで、同じ色のクレムリンしか撃ってはならない。暗くなったときに現れるクレムリンの数は一度に撃退するクレムリンの数と同じで、識別の目安となる。間違った色のクレムリンを撃つとペナルティ。弾数は全部で70。間違え過ぎたり、見逃しが多いと強制的にゲームオーバー。
  • ガリオンガンマン
    • キングクルールが6ヶ所の砲台から撃ってくる大砲を撃って阻止する。撃ってくる大砲は事前に光って予告される。5発正しく撃たれた大砲は破壊され、その大砲からは狙われなくなる。弾数が0になる前に全ての大砲を破壊できればクリア。弾数は全部で36。大砲を撃たれてしまったら強制的にゲームオーバー。

設定

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ストーリー

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ドンキーの家の真下にあるバナナ倉庫にはたくさんのバナナが貯蔵されている。 ある日、ドンキーはその見張り役をディディーに任せるもその日に限って、悪名高いクレムリン軍が、前々から計画していたバナナ泥棒計画を実行に移す日であった。 大量のクレムリン部隊に囲まれたディディーは、得意の横トンボ返りで応戦するも、大群であったがために[注釈 2]ついに捕らえられ、タルに入れられた挙句にジャングルの奥地に放り捨てられてしまった。

翌日ドンキーは、クランキーの大きな声で目を覚ます。そしてクランキーが指示するままにバナナ倉庫を見に行くと、バナナは全て盗まれていた。 クレムリン軍の仕業であることを見抜いたドンキーはディディーを助け、バナナを取り返す冒険に出かけるのであった。

ステージ構成

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舞台は、ドンキーコングアイランド。ドンキー達コングファミリーが住む島でドンキーの顔に似る。【 】内は英語版での名称。ここではGBC版『ドンキーコング2001』も並列して取り扱う。

※印…SFC版の場合、ステージの地形にかかわらず共通したBGMとなる。

レベル1「コンゴジャングル」

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英語版では【KONGO JUNGLE】。最初のレベルのため難易度は低く、ジャングル内部なので全体を木々が取り囲んでいるのだが、洞窟や海といった多彩な地形や、タル大砲で空中を渡るコースなどトリッキーなステージも用意されている。 なお、『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』では、対戦ステージとして登場する。

1-1「バナナジャングル」【Jungle Hijinxs】(ジャングル)
最初のステージ。スタート地点にはドンキーの家もある。バナナ倉庫もあり、キングクルールを倒していると倉庫の内容が変わる。
ただクリアするだけなら簡単だが、全ての隠し部屋を発見してK・O・N・Gパネルを全て回収する場合は多くのアクションを使いこなす必要がある。
またライフバルーンが大量に隠されており、ライフを集めるのに適している。昼間のジャングルだが、SFC版でのみゴール付近に差し掛かると夜になる。
1-2「ロープジャングル」【Ropey Rampage】(ジャングル)
ステージ名の通り、主にロープを使って進むことになる。ステージの大部分は雨が降っていてさらに夜間なので視界が悪い。GBC版『ドンキーコング2001』では空が暗いが雨はなく、GBA版では雨が降っているが空は明るい。
SFC版では、バナナジャングルとは逆にゴール付近で夜が明けて天候が回復する。
1-3「クレムリンのどうくつ」【Reptile Rumble】(洞窟)
最初の洞窟のステージ。クリッター、スリッパー、ジンガーが住み着いており、タイヤが大量に設置されている。
1-4「サンゴの海」【Coral Capers】(海)
最初の水中ステージ。海の敵がひととおり住み着いており、他にもエンガードが登場する・アイテムの眠る隠し通路があるなど、水中ステージの要素は簡単ながらひと通り組み込まれている。
このステージに限らず、水中ステージでは隠し部屋やボーナスバレルが一切存在しない。しかしGBA版ではワープバレルが存在する。
1-5「タルたいほうの谷」【Barrel Cannon Canyon】(ジャングル)
タル大砲が登場。ステージ開始付近でこそただタル大砲に入るだけの初歩的な仕掛けだが、進んでいくと動くタル大砲をタイミングよく発射する等、実践的になっていく。
ジャングルといえど足場が非常に少なく、タル大砲を次々に使って大きな谷を越えていく。特定のタルに入ると大幅なショートカットができる。
1-ボス「ボスノーティ」【Very Gnawty's Lair】(ボスステージ)

レベル2「モンキーマインズ」

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英語版では【MONKEY MINES】。崖の上が舞台。大量の立て札や、廃坑や遺跡が存在するなど、かつて人工開発された様子がうかがえる。

2-1「ウインキーのどうくつ」【Winky's Walkway】(鉱山)
足場が狭く、ウインキーを仲間にすることでしか行けない場所がある。無限に敵キャラを吐き出すドラム缶が初登場する。
GBC版『ドンキーコング2001』とGBA版ではステージが長くなっている。それに伴い、コンティニューバレルの場所もSFC版と変わっている。
2-2「マインカートコースター」【Mine Cart Carnage】(廃坑※)
全編に渡り、一度乗るとノンストップで進むトロッコに乗って進む。水中ステージとボスステージを除けば隠し部屋が一切存在しない唯一のステージ。
GBC版『ドンキーコング2001』ではハードの都合上画面の範囲が狭いため、難易度が高くなっている。SFC版とGBA版ではゴールまでワープできる場所がある。
2-3「クレムリンのどうくつ2」【Bouncy Bonanza】(洞窟)
今回はジャンプするタイプのクリッターや、ジンガーが住み着いている。途中でウインキーを仲間に出来れば、後半の攻略が非常に有利になる。ステージ内は全体的に暗い。
2-4「ストップ&ゴーステーション」【Stop&Go Station】(廃坑)
多数のロッククロックが住み着いており、「ストップ・ゴーバレル」で制御しながら進む。
ワープできる場所があり、GBC版『ドンキーコング2001』の数少ないワープできるステージ。更に珍しくSFC版・GBC版『ドンキーコング2001』・GBA版全てで場所が共通する。
2-5「ノーティのいせき」【Millstone Mayhem】(遺跡)
ノーティやクリッターが住み着いた遺跡。至る所で石臼を動かすノーティが待ち構える。SFC版・GBA版でワープバレルの場所が異なる。
2-ボス「ボスネッキー」【Necky's Nuts】(ボスステージ)

レベル3「もりのみさき」

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英語版では【VINE VALLEY】。ジャングルとは別種の、大海に臨む森が舞台。マップ中央部に大きな橋があり、深部に存在する遺跡へと続いている。

3-1「ネッキーのもり」【Vulture Culture】(森)
その名の通りネッキーとミニネッキーが多く登場。ネッキーを踏みつけたりタル大砲を使って足場のない場所を進む。
3-2「もりのかくれが」【Tree Top Town】(隠れ家)
木の頂にある木製の小屋や足場。連続するタル大砲を使って木々の間を渡っていく。
3-3「ジンガーのもり」【Forest Frenzy】(森)
自動で移動するロープにつかまりながら、ジンガーの大群を上下移動で避けて進む。
3-4(GBA版 3-6)「ノーティのいせき2」【Temple Tempest】(遺跡)
石臼に乗ったノーティは空中で動かずにいるが、コングたちが下を通ると追いかけてくる。
GBC版『ドンキーコング2001』では遺跡の色が異なっている。
3-5(GBA版 3-4)「うらぎりマンキーコングのもり」【Orang-Utan Gang】(ジャングル)
ジャングルではあるが、木々の間を張ったツタが主な足場になるため、寄り道できる足場が少なく、そんな中をマンキーコング達が行く手を塞ぐ。
ボーナスステージ・隠し部屋がゲーム中最多の5つある。
3-6(GBA版 3-5)「クランボーの海」【Clam City】(海)
水中ステージの中でもクランボーが特に多く、飛び道具である真珠を避けるテクニックが問われる。
3-ボス「ボスクイーンB」【Bumble B Rumble】(ボスステージ)
GBA版では攻撃パターンが異なり、子分を全て倒す必要がある。

レベル4「ホワイトマウンテン」

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英語版では【GORILLA GLACIER】。雪山のため全体的に滑りやすく、足場が悪い。

4-1「ふぶきの谷」【Snow Barrel Blast】(雪山)
急斜面や谷底が多い雪山が舞台。途中から吹雪が吹き始めるため視界まで悪くなる。
足場がない場所を連続タル大砲で抜けなければならない場所もあり、ステージがかなり長いため難易度はかなり高い。
GBC版『ドンキーコング2001』では吹雪がない上、タル大砲の回転が遅くなっているため、難易度が少しは低下している。
4-2「クリスタルトンネル」【Slipslide Ride】(氷)
唯一の氷ステージ。一面が凍りついた洞窟で、たくさんのクリスタルが生えている。ロープに色がついており、コンベアのように自動移動する。
SFC版とGBC版『ドンキーコング2001』ではワープバレルがあり、更にそのワープバレルの外観が背景とカモフラージュしている。
GBC版『ドンキーコング2001』でのみ、ある場所の背景に謎の牛が存在している。
4-3(GBA版 4-4)「ふたたびふぶきの谷」【Ice Age Alley】(雪山)
足場の少ない谷の多い雪山だが、4-1とは逆に中盤を過ぎると吹雪が止む。ロープを使ったアクションが主体となる。
4-4(GBA版 4-3)「クロクトパスの海」【Croctopus Chase】(海)
多くのクロクトパスが待ち伏せし、ステージのほとんどで追われることになる。
エンガードは終盤のゴール直前、しかも通行できる壁を通らないと仲間に出来ない。
4-5(GBA版 4-6)「トーチライト トンネル」【Torchlight Trouble】(洞窟)
真っ暗な洞窟。石油缶も多い。スタート地点にいるスコークスの助力を借りてライトで照らしながら進む。
SFC版とGBA版では、スコークスはライトの範囲だけ明るくする。それに対してGBC版『ドンキーコング2001』では画面全体を明るくしてくれるため、目に優しくなった。
4-6(GBA版 4-5)「もりのかくれが2」【Rope Bridge Rumble】(隠れ家)
木々の間を渡るために今回は動く足場を活用する。特に、動く足場とタイヤの組み合わせが多数登場する。
ステージ全体にジンガーがいるため、序盤で仲間にできるウインキーを終盤まで持ち越せると非常に有利に攻略できる。
4-ボス「いかりのボスノーティ」【Really Gnawty's Rampage】(ボスステージ)
GBA版は攻撃パターンと色が異なり、地震で柱を落とす。

レベル5「カントリーファクトリー」

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英語版では【KREMKROC INDUSTRIES INC.】。日本版ではクレムリン軍の、英語版ではクレムクロック社の巨大な工場地帯。人工的な仕掛けが多い。

5-1「オイルこうじょう」【Oil Drum Alley】(工場)
危険な石油缶がトラップとして多数登場する。火が消えた石油缶を渡らなければならない場所もある。
全ステージで唯一、ボーナスステージの中にボーナスステージが存在する。
5-2「トリックトラックリフト」【Trick Track Trek】(鉱山)
一定のルートを通るリフトに乗って進んでいく。狭いリフトをめがけてネッキーやミニネッキーがココナッツを吐いてくる。
後半では、上空から降ってくる敵の対処がポイント。
5-3(GBA版 5-4)「エレベーターアンティクス」【Elevator Antics】(洞窟)
前半では、ロープを渡って狭い通路を通過していく。後半では、ステージ名のエレベーターが登場。
エレベーターを渡るタイミングも重要で、身軽なディディーで行きたいところだが、敵のクランプも多いためディディーでも油断ならない。
5-4(GBA版 5-3)「ヘドロのみずうみ」【Poison Pond】(海)
ヘドロで汚染され緑色に濁っているため視界が悪い水中(ヘドロは視覚上のエフェクトに過ぎないためコングたちに影響はない)。
スピナーが非常に多く、出会い頭でもぶつかりやすい。エンガードに乗っていても慎重な操作が求められる。
5-5(GBA版 5-6)「マインカートコースター2」【Mine Cart Madness】(鉱山※)
2-2同様トロッコに乗って進む。今回のトロッコはコングたちだけがジャンプする仕様であり、敵を倒したりトロッコを乗り換える場面もある。
5-6(GBA版 5-5)「オンボロこうじょう」【Blackout Basement】(工場)
ステージ構成は単純だが、ステージ名通り電気供給が不安定らしく、一定時間ごとに電気が消える。SFC版とGBA版では、消灯中はコングとアイテム以外のほとんどが見えなくなる。
一方GBC版『ドンキーコング2001』では画面が少し暗くなるだけなので、暗くなっても問題なく進行できる。
5-ボス「ボスダムドラム」【Boss Dumb Drum】(ボスステージ)
GBA版では落下する火薬(TNTバレル)を当てなければならない。

レベル6「やみのいりえ」

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英語版では【CHIMP CAVERNS】。日の当たらない入江であり、多数の鉱山を中心に文明を感じさせる地域。

6-1「トリックトラックリフト2」【Tanked Up Trouble】(鉱山)
5-2同様リフトに乗って進むのだが、燃料制限があり、燃料切れになると落下してしまうため補充しながら進むことになる。
SFC版とGBA版では途中でリフトが落下して足場にとり残された場合は強制的にミスになる(この時はボーナスステージで失敗した時のBGMが流れ、コング達が悔しがるモーションをとる)。GBC版『ドンキーコング2001』では足場にとり残されてもミスにならないが、それ以上進行不能となる。
6-2「あばれスピナーのがけ」【Manic Mincers】(洞窟)
ステージの至る所でスピナーが動き回っている。序盤でランビを仲間にできるが、その挙動性能ゆえにスピナーとの接触ミスを起こしやすく、扱いには注意が必要。
SFC版ではランビのアニマルコンテナの先には高い所にスピナーがあるだけだが、GBC版『ドンキーコング2001』とGBA版ではその低い所にもスピナーがある。
6-3「どくガストンネル」【Misty Mine】(廃坑)
霧が発生しており視界は悪い(ただしステージ名に反しコング達がダメージを受けることはない。)。
ノーティやスリッパーを出すドクロ缶が多く存在し、敵の数が非常に多い。
道中にK・O・N・Gパネルが配置されていないが、あるボーナスステージに全てまとめて存在する。
6-4(GBC版)「クレムリンのどうくつ3」【Necky's Nutmare】(洞窟)
GBC版『ドンキーコング2001』のみに登場。灰色のクラッシャが多数登場。アーミーが無限に出現するドクロ缶もある。
ネッキーとミニネッキーが画面端もしくは画面外からココナッツを吐いてくる他、狭い通路を移動している所をめがけてミニネッキーがココナッツを吐いてくる。敵が非常に厄介になるステージ。
6-4(GBC版 6-5)「やみのスイッチトンネル」【Loopy Lights】(廃坑)
真っ暗な廃鉱。「オン・オフバレル」で照明を点灯させ続けて進む。
6-5(GBC版 6-6)「さいごのステップ」【Platform Perils】(鉱山)
乗ると一定時間後に落下するステップを次々と乗り継いでいく。灰色のクラッシャが多数待ち構えており、ステップ上ではタルを一発で命中させなければほぼミス確定になる。
6-ボス「いかりのボスネッキー」【Necky's Revenge】(ボスステージ)
GBA版ではボスネッキー2羽倒さないといけない。

ラストレベル「キングクルールのふね」

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英語版は【Gang-Plank Galleon】。ガレオン船上でキングクルールと戦うステージのみ。全体マップから直接入り、クリアする毎に自動的にセーブされる。

コースの特徴とBGM

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各コースは、その特徴によって以下の様に分けられ、それぞれのイメージに合ったBGMも作られている。[w]印はデビッド・ワイズ[f]印はイーブリン・フィッシャー (en)によるもの。『ドンキーコング2001』では『スーパードンキーコングGB』のBGMが多数流用されている。

DK Island Swing[w]ジャングル
レベル1・3に登場。ジャングルというだけあって、植物が生い茂っている。天候の変化が激しい。ドンキー達のホームグラウンドだが、クレムリンや様々な敵がうろついている。大きな谷がある場合も。
ハンドスラップで大きな木の葉と葉の間をたたくとアイテムが出てくる場合がある。
Cave Dweller Concert[w](洞窟)
レベル1・2・4・5・6に登場。岩で出来た天然洞窟。クレムリンが住み着いている。切り立った壁や階段状の地形が多い。
Aquatic Ambiance[w]
レベル1・3・4・5に登場。珊瑚礁で囲まれた海の中を泳いでいく。水中では攻撃手段がなく、基本的にエンガードがいなければ敵が倒せない。
コースによって、ヘドロで汚れていたり、雪山では寒冷地を思わせる色合いだったりする。このタイプのステージにはボーナスステージは存在しないが、通行できる壁が存在する。
Life In The Mines[w]鉱山
レベル2・5・6に登場。上下にとても広い洞窟。足場はパイプで組まれた簡素なものだけで、妙なリフトに乗って進まなければならない場所もある。
Mine Cart Madness[w](コースター)
レベル2・5に登場。地形とは関係なく、マインカートコースターのコースで使用される。GBC版『ドンキーコング2001』では、廃坑ステージのBGMになっている。
Misty Menace[w]廃坑
レベル2・6に登場。壁がで補強されていたり、明かりのためのランプがかかっているなど明らかに人工的な洞窟。
石炭を発掘するためのものだったと思われる。そのため、洞窟内の至る所に採掘用の道具などが置かれている。真っ暗な洞窟もある。
Voices Of The Temple[f]遺跡
レベル2・3に登場。かつて栄えていた文明の存在をうかがえる建築物の中を進む。あちこちにクレムリンの頭部を象ったと思われる柱が立っている。
立派な神殿のような建物も、今ではノーティ達の住処になってしまっている。
Forest Frenzy[f]
レベル3に登場。ロープや木の上をつたって移動する所が多い森林地帯。ジャングルと同様、辺り一面に植物が生息している為、やや薄暗い。ジンガーやネッキーが多い。
Treetop Rock[f](隠れ家)
レベル3・4に登場。誰が作ったか不明だが、木製の小屋や足場がある森の頂上。木で組まれた足場を使って木から木へと渡っていく。足場上には様々な道具や、小屋のようなものまである。
Northern Hemispheres[f]雪山
レベル4に登場。に覆われており、急斜面が多く、滑る為に移動しにくい。雪山にもかかわらずジンガーやネッキーがいるコースもある。吹雪いていない時は、背景に連なる山々の景色が見える。『ドンキーコングGB』ではSFC版のアレンジBGMとなっているがGBC版『ドンキーコング2001』では、SFC版の氷ステージのBGMになっている。
Ice Cave Chant[f](氷)
4-2のみ登場。凍りついており、至る所にクリスタルが生えている洞窟。コンベア状に自動で上下するロープがたくさん設置されている。
GBC版『ドンキーコング2001』でのレベル4と5での「キャンディーのチャレンジ」では、このステージが背景になっている。また、BGMが異なり『ドンキーコングGB』の海底遺跡のBGMが流用されている。
Fear Factory[w]工場
レベル5に登場。大自然に覆われた地形の多い島の中では異彩を放つ、近代的な工場。何を作っているのか不明だが、石油缶が大量に置いてある。電気が点いたり消えたりするオンボロ工場もある。
Bad Boss Boogie(ボスステージ)
ラストレベルを除く全てのレベルに登場。背景にはクレムリン軍団が盗んできたと思われる大量のバナナが置かれている。地形自体は平坦で、一部のコースにタイヤがある以外は仕掛けもない。
Gang-Plank Galleon[w](海賊船)
ラストレベルに登場。デッキが舞台。キングクルール戦専用で、外見は木製だがキングクルールの大ジャンプや鉄球の落下に耐えられる頑丈な作り。『ドンキーコング2001』でのBGMは『ドンキーコングGB』の海賊船でSFC版のBGMをアレンジしたBGMに変更されている。

キャラクター

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作中の声はディディーを除き、全て開発スタッフのケヴィン・ベイリスが担当。

使用可能キャラクター

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ドンキーコング
ゴリラ。赤いネクタイがトレードマークの自称「ジャングルの王者」(現在は正式なジャングルの王者となっている)でバナナが大好物。
旧作『ドンキーコング』に登場していた初代ドンキーコング(現・クランキーコング)の孫[注釈 3]で、祖父からその名を譲り受けた。
現行のドンキーコングは彼のことを指し、続編やリメイクではネクタイに「DK」マークが入っている。ハンドスラップを始め、パワフルなアクションを得意とし、ドンキーでなければ倒せない敵が倒せる反面、機敏性には欠ける。
タルなどを持った際は頭上に掲げるため、離れたところに投擲しやすく上にいる敵などにも当てられる。一方で、投げる時は若干の隙が生じるのに加え、やや放物線状に飛んで行く。
ローリングアタックはでんぐり返り。待機ポーズはドラミングしながら、辺りに響き渡る大怒鳴りわめき声を出す。ボーナスチャレンジに成功すると拍手して指を上げた後、両手を組んで頭の上に挙げながら大喜びになるが(ボスステージクリアと同様)、失敗すると手のひらで目を覆った後に首を振ってがっかりする(ゲームクリア前と同様)。本作では敵にやられると頭を掻く。
ディディーコング
チンパンジー。親友かつ相棒であるドンキーに憧れており、赤い服と帽子がトレードマーク。続編やリメイクでは服に星のマークが入っており、やられた時の声も低くなる。
攻撃力が低いため、ドンキーの踏み付けでは倒せてもディディーでは倒せない、もしくは特定の条件で(もう一度)踏み付けないと倒せない敵がいる(ただしボスに対しては、ドンキーとディディーで倒すのに必要な攻撃回数が変わったりはしない。)が、スピードとジャンプ等身軽さを活かしたアクションを得意とし、機動力に長ける。
タルなどを持った際は身体の前で抱えるため、当たり判定はほぼ手前になる。素早く直線的に投げるため目の前の標的に当てやすいが、離れたところに投げるにはジャンプしてから投げる等、工夫が必要になる。
ローリングアタックは横トンボ返り。待機ポーズでは帽子を取って頭を掻く。ボーナスチャレンジに成功すると帽子を高く上げてウインクし、キャッチして帽子を被るが(ボスステージクリアと同様)、失敗すると怒って帽子を地面に投げた後、勢いよく踏みつけまくる(ゲームクリア前と同様)。本作と続編では敵にやられると目を回し、頭を摩る(続編ではチームアップで投げ付けられると目を回して頭を摩る場面も見られる)。この時さり気なく帽子が消えている。

味方

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コングファミリー

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ドンキーとディディーを道中でサポートしてくれる猿の仲間達。マップ上の拠点でコングたちが訪れるのを待っており、立ち寄ると下記の助力を得られる。

クランキーコング
ゴリラ。若い頃にマリオと戦った初代ドンキーコング当人である。本作からはこの年老いた姿で、ロッキングチェアに座っている。
長老で物知りのため各種アドバイスを行なうが放っておくと長話をする癖がある。また、話の最中に怒りっぽい口調になったり、ドンキーたちに対して杖で数回叩くこともあるなど、やや短気な性格の模様(これは続編でも同様)。稀にボーナスステージのヒントをくれる。
GBA版では、全てのステージのボーナスステージを発見してK・O・N・Gパネルを集めると、カメラの入手方法のヒントを教えてくれるようになる。
教えてくれるヒントはまだ入手していないカメラのヒントだけなので、全てカメラを集めると聞くことはできなくなる。また、それ故に簡単に入手できるカメラのアドバイスは貴重だと言える。
ファンキーコング
ゴリラ。ドンキーの親友であり、バンダナサングラスを着用した陽気な性格。趣味はサーフィン
ファンキーバレル空港を経営しており、既にクリアしたレベルやステージに連れていってくれる。島の事情に詳しく、役立つ情報をくれることもある。
GBA版ではファンキーバレルとミニゲーム「ファンキーフィッシング」を選択できる。ファンキーフィッシングは達成率に関わるため、完全クリアを目指すなら挑戦必須。
キャンディーコング
ドンキーとファンキーの憧れの女性コング。セーブバレルを用意しており、これまでのデータを記録してくれる。
GBC版『ドンキーコング2001』ではオートセーブ制なので、代わりに「キャンディーのチャレンジ」に挑戦することが可能。クリアすると特典つきのメダルが貰える。メダルを入手するともう挑戦できなくなる。
GBA版ではミニゲーム「キャンディーのダンススタジオ」に挑戦できる。キャンディーのダンススタジオは達成率に関わるため、完全クリアを目指すなら挑戦必須。

アニマルフレンド

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ランビ
サイ。踏みつけと鋭い角が武器で、前方なら敵が近づいて来ただけで自動的に倒すことができる他、マンキーコングが投げるタルを無効化することも可能。(ただし後ろから受けるとダメージを受ける。)
前方に攻撃判定があるため、通常ならタルが必要になる壁を直接壊してボーナスステージなどに行くことも可能。
エクスプレッソ
ダチョウ。足が速く、ダチョウのくせに(?)空中でゆっくりと下降するホバリングが可能(ボタン連打で降下を抑えられる)。足が弱いため踏みつけはできず、攻撃手段がない。
背が高いため、足元にいる小さい敵を無視して通過可能。ただし無敵というわけではないため、下からぶつかりに行くとダメージを受ける。
スコークス
オウム。コングたちの後ろをついてきて、暗い洞窟をライトで照らしてくれる。乗ることは出来ず、攻撃もしない。「トーチライトトンネル」のみ登場する。
エンガード
カジキ。水中を速く平行に泳げるうえ、コングたちと異なり操作しなくても下降せずにその場に留まる。
長い鼻で前方を攻撃可能。水中では唯一の攻撃手段となる。
ウィンキー
カエル。非常に高いハイジャンプが可能で、脚力が強いためランビ並に様々な敵を踏みつけで倒せる。ウィンキーに乗っている時のみ、ジンガーを踏みつけで倒せる。

クレムリン軍団

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ワニで構成された軍団。敵キャラクターの主力。

クリッター
軍団では最も格下。細身で二足歩行。ダメージを受けた時の声はウィンキーと同じである。色によって行動が異なり、緑や紫は歩行のみ・茶色はその場でステップを3回行った後に垂直ジャンプ・青は常にジャンプ移動・灰色や赤はステップしながら前進した後、ジャンプ移動・黄色や黒はひたすらジャンプ往復を行う。
GBC版『ドンキーコング2001』ではカラーリングがやや異なり、「クランキーのミニゲーム」でしか登場しない色も存在する。
クラップトラップ
通常のワニと同じ四足歩行。身体が小さいながら口が非常に大きく、ローリングアタックでは返り討ちに遭う。しかしGBA版では後ろからのローリングアタックで倒すことが可能。
踏みつけで倒すのが安全だが、ハンドスラップで倒すことも可能。ステージによってはドラム缶から現れる。色によって行動が異なり歩行するだけ、歩行とこちらに合わせてジャンプを行う個体が存在する。
SFC版では青と紫色、GBA版では青と赤、GBC版『ドンキーコング2001』では青と金色が登場(後述の方がジャンプを行う個体。)し、緑色は後述のダムドラムが出す個体とエンディングでしか登場しない。『2』に登場するクランポンの弟でもある。
ロッククロック
二足歩行で目が赤く光ったクレムリン。「ストップ&ゴーステーション」にのみ登場。高速で往復し、皮膚が非常に固くこちらの踏みつけを返り討ちにし、タルを投げつけてもすり抜ける。
「ストップ・ゴーバレル」でストップさせると岩のように丸まり、動きを止められる。基本的に無敵だが、動きが止まっている時ならハンドスラップで倒せる。
SFC版のみ動いているときもローリングアタックをすると無傷ですり抜けられる。しかしGBC版『ドンキーコング2001』ではハンドスラップでも倒せない無敵と化している。
クレムリン軍団の中で唯一、イニシャルが「K」ではない。
クランプ
太った体型のクレムリン。基本的に歩行しているだけだがヘルメットを装着している為、体重の軽いディディーの踏みつけを無効化するが、それ以外の攻撃でなら何でも倒せる。
クラッシャ
筋骨隆々とした体格のクレムリン。ローリングアタックでは倒せず、踏みつけで倒すにはドンキーかアニマルフレンドでないと効かない。しかしタルを投げつけるならどちらのコングでも倒せる。『さいごのステップ』ではドンキーでも踏んでも倒せない強化版が登場する、こちらはタルを当てる以外は無効化、ダメージを受けた時の声はランビと同じである。
またSFC版ではハンドスラップで何度でもバナナを盗むことは可能。灰色と黒の強化版はジンガー同様、全ての直接攻撃を無効化する上、バナナも持っていない。タル投げ攻撃もしくはタル持ち踏みつけ攻撃(SFC版)で倒せる。
GBC版『ドンキーコング2001』では強化版が灰色なのは共通だが、金色が基本カラーとなっている。
クラッシュ
「マインカートコースター」「マインカートコースター2」にのみ登場するトロッコに乗っているクリッター。コースを逆走しているが、行き場が無くなって立ち往生しているものもいる。
トロッコごと踏むとダメージを受けるが、立ち往生している個体は直接踏めば倒してトロッコを横取りできる。

通常の敵

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地上

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ノーティ
ビーバー。色によって大きく特徴が異なり、灰緑は歩行移動だけでどんな攻撃も通じる。ステージによってはドラム缶から現れる。
茶色は巨大な石臼に入って石臼を回しており、石臼ごと体当りしてくる上に、完全に無敵(SFC版ではロッククロック同様にローリングアタックでの素通りは可能)なので、逃げるしかない。
GBC版『ドンキーコング2001』では灰緑の個体は青色で茶色の個体は真っ赤になっており、石臼に入っていたSFC版とは異なり、石臼の上に乗って転がしている。(倒せないことに変わりはない。)
GBA版でも、灰緑の個体は青色みの灰色になっている。また石臼を回している個体との色の違いはなくなった。SFC版ではダメージを受けた時の声はディディーと同じ。
アーミー
アルマジロ。通常はどんな攻撃でも有効だが、近づくと身体を丸めて高速で転がりながら追跡してくる。
回転中はローリングアタックをしても回転を解除するだけでダメージを与えられない。ただしドンキーで踏みつけるか、タルでの攻撃なら、回転中でも倒せる。
ステージによってはドラム缶から現れ、SFC版では回転がこちらの直接攻撃で解除されてもすかさず再回転してくる個体が登場する事がある。
ボス・ダムドラムが落とす個体は、延々転がり続けるため、危険度が高い。
SFC版とGBA版では転がる直前に少しだけ後方にホップする。GBC版『ドンキーコング2001』ではそのホップがない。
スリッパー
。どんな攻撃でも倒せる。ステージによってはドラム缶から現れたり、上から急降下してくる個体が存在。また、狭い隙間にも入ってくる。
マンキーコング
オランウータン。昔はコングファミリーだったが、クレムリン軍団に寝返った。倒すまではひたすらタルを投げてくる(タルはコングの直接攻撃では返り討ちに遭う)。後半になるにつれて2発目以降のタルを投げるまでの間隔が短くなってスピードも速くなる他、飛び越えたりした場合は方向転換してからタルを投げてくる。この敵のみ、ステージによっては倒した後に時々復活してくることがある。ドンキーなら1回の攻撃で倒せるが、SFC版のディディーでのみ2回の踏みつけ攻撃でないと倒せないことがある。なお、1人の人物という設定だが同じ画面で2体登場することもある。
ドクロ缶
ドクロマークが描かれた意思を持ったドラム缶モンスター。描かれたドクロがドクロ缶の歴とした顔で目が赤く光り常に笑っている。ドクロ缶の頭の中から一定のペースで煙噴出と同時に敵を何度も排出する為、ドクロ缶が排出する敵を倒しても切りが無い。1つの缶からは1種類のみの敵が出現する。
缶自体には触れてもダメージを受けない。石油缶と違いタルで破壊可能。上に乗ると敵が出てこなくなる。
石油缶
「OIL」と書かれた意思を持った缶モンスター。上部から炎が噴出しており、炎に触れるとダメージを受ける。TNTバレルで破壊可能。
物によっては炎が一定間隔で消えることもあり、炎が消えている間は安全で足場としても活用できる。
スピナー
意思を持った棘付きのタイヤモンスター。常に回転しており、その場に留まっているのと移動するのもある。水中に出現する場合もあり、敵としては珍しく水陸両用。
アニマルフレンド達をも全て返り討ちにする上、全ての攻撃が無効で倒すことができず、ハンドスラップやタルを投げつけてもすり抜ける。
GBA版では「ファンキーフィッシング」でかなりレベルを上げると出現する。

空中

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ジンガー
。空中を飛び、色によって挙動が異なる。橙は停止や左右移動・黄は上下移動・緑は半円状の往復・赤や黒は円状移動を行う。
背中にトゲがあり、灰色のクラッシャ同様に全ての直接攻撃を無効化するどころか逆にダメージを受け、ハンドスラップでもダメージを受ける。タル投げやアニマルフレンドの攻撃であれば倒せる。ちなみに眼球は発光するようで暗闇でも位置を識別できる。
GBC版『ドンキーコング2001』では全て黄色になっている。続編『2』にも本作の敵から唯一登場する(ただし、サイズは小さくなっている)。
ネッキー
ハゲワシ。どんな攻撃でも倒せる。空中を飛ぶタイプと、地上で動かずにココナッツを投げてくるタイプがいる。
正面からぶつかるとダメージを受けるが、タル大砲でぶつかった場合にのみ、ダメージを受けずに倒すことが可能。
ミニネッキー
小型のネッキー。小型になった分、コングの踏みつけを受けにくい。
こちらはネッキーとは異なり、全ての個体が一定のタイミングでココナッツを吐いてくる(マンキーコングと同様、飛び越えたりした場合は即座に向きを変えてココナッツを吐く)。
ステージによっては、上下に移動しながらココナッツを吐く個体もいる。

水中

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バイトサイズ
ピラニア。コングの動きに関係無く一方向に泳ぎ続ける。
GBC版『ドンキーコング2001』の「ファンキーフィッシング」では赤、緑、黄の3色が出現。GBA版の「ファンキーフィッシング」では赤、緑、黄、青、カラフルの5色が出現。
クロクトパス
タコ。SFC版の取扱説明書曰く「殺人(?)タコ」。足を刃物のように回転させながら移動する。エンガードの攻撃でも倒すことは不可能。
色によって挙動が異なり、紫は一定軌道の周回を続ける。青は普段は待機しており、こちらが通り過ぎるか近づくと一定ルートを一方通行で移動し、移動が終わると停止する。
GBC版『ドンキーコング2001』では青が登場せず、紫色が場所によって前述のどちらかの挙動を行う。
GBA版の「ファンキーフィッシング」では紫色が登場。GBC版『ドンキーコング2001』の同ゲームでは、アドベンチャー(本編)では登場しない青緑色が登場。
GBC版『ドンキーコング2001』ではコンボを狙わずに1匹で釣り上げてもタイムが増加するため、倒せなくて厄介だったアドベンチャーに対してかなり有難い敵となっている。
チョンプス
緑色のサメ。水中を一直線か、往復しながら泳いでいる。GBA版の「ファンキーフィッシング」にも登場。
チョンプスJr.
小型のチョンプスで、色は青。特定の場所を往復している他、珊瑚の中からいきなり現れることもある。
クランボー
二枚貝。その場で動かず一定間隔で真珠を飛ばして攻撃してくる。殻が硬いため、エンガードでも倒すことは不可能。
スクイッジ
流線型のクラゲ。斜め方向やジグザグに泳ぐ。上昇して他の敵同様に壁をすり抜けるため、一度出会った個体が再度目の前に現れることもある。
GBA版の「ファンキーフィッシング」にも登場。更にアドベンチャーでは、制限時間内に50匹ものスクイッジを釣り上げるお題がファンキーから出される。

ボス

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各レベル最後のコースにいる。キングクルールを除き各レベルに必ず有るバナナの山の中がボスステージになっている。ボス名は2つ表記するが左が原作海外版の公式ボス名で右が日本版のボス名だが、日本では日本版のボス名の知名度が高く原作海外版の公式ボス名の知名度が低い。日本版で原作海外版の公式ボス名が実際に表記されたのはSFC版エンディングのキャラクターパレードのみ。『GB』では倒すと自動的にセーブされる。

ベリーノーティ / ボスノーティ
レベル1のボス。緑色の大きなノーティのボス(GBA版では茶色)。画面中をひたすら飛び跳ねる。ローリングアタックは弾かれるが、踏みつけを繰り返すことによって倒せる。踏みつける度にジャンプの距離が伸び、スピードが上がる。GBA版では踏みつける度に大ジャンプを行う。
マスターネッキー / ボスネッキー
レベル2のボス。巨大なオレンジ頭と嘴の先端が赤のネッキーのボス。画面の端から顔だけ出して巨大なココナッツを吐いてくる。ココナッツを出した直後に踏みつけを繰り返すことによって倒せる。GBA版では赤くなっている間はこちらの攻撃が効かない。
クイーンB / ボスクイーンB
レベル3のボス。大きなジンガーの女王蜂でジンガーのボス。ジンガー同様に直接攻撃は返り討ちにされるため、出現するタルを当ててダメージを与える。攻撃後は全身が赤くなってしばらく無敵になり、SFC版とGBC版『ドンキーコング2001』ではこの時上下に激しく動く。GBA版では赤くなっている間は周囲に配下のジンガーを出現させ、ジンガーを全滅させないと無敵状態が解除されない。
リアリーノーティ / いかりのボスノーティ
レベル4のボス。赤茶色の大きなノーティのボス(GBA版では緑)。レベル1のボスノーティと同一で体の色を変え、怒りを抱いてドンキーとディディーにリベンジする。踏みつける度に大ジャンプで襲ってくる(GBA版ではさらに氷柱を落とす)。大ジャンプをやめるまでこちらの攻撃は無効で、踏みつける度に大ジャンプの回数が増え、飛び跳ねる際の距離も伸びる。
ダムドラム / ボスダムドラム
レベル5のボス。意思を持った大きなドラム缶の怪物でドクロ缶のボス。上空からのプレス攻撃と、雑魚敵(クリッター、スリッパー、クラップトラップ、クランプ、アーミー)の排出を行なう。なおダムドラムが出す敵にはハンドスラップが通用しない。
いかなる攻撃も通用せず、こいつ自体を倒すことはできないため、SFC版とGBC版『ドンキーコング2001』では、出てくる敵を全滅させることが勝利条件になる。敵を落とす→全滅させるとプレス、の繰り返しだが、敵を全滅させるたびに、プレス攻撃の回数が増え、スピードも上がる。
GBA版では敵を倒した後に出現するTNTバレルを当てて直接ダメージを与える、というものに変わっている。
マスターネッキーシニア / いかりのボスネッキー
レベル6のボス。巨大な紫頭と嘴の先端が紫で嘴の奥はボスネッキー同様黄色のネッキーのボス。レベル2のボスネッキーと同一で体の色を変え、怒りを抱いてドンキーとディディーにリベンジする。踏みつける度に吐くココナッツが増える。GBA版ではレベル2のボスネッキーと同一で紫の体のいかりのボスネッキーとオレンジ頭のもう1頭のボスネッキーが居る2頭1組で襲ってくる。ココナッツを全て吐ききるまでこちらの攻撃は無効。
キング・ク・ルール / キングクルール
本作でドンキー達のバナナを盗んだ黒幕で最終ボス。王冠を投げつけて攻撃してくる他、ダッシュ攻撃や、ステージの端から端までの大ジャンプ、地響きを起こして鉄球を落とすなど多彩な攻撃手段を持つ。弱点が踏みつけなのはこれまでの多くの敵と同じだが、頭に王冠があると踏みつけても返り討ちに遭う。ただしハンドスラップで何度でもバナナを盗むことは可能。死んだふりをして偽エンディングを使っての大掛かりなだまし討ちも行なう。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 スーパードンキーコング   199709301997年9月30日
スーパーファミコン
ニンテンドウパワー
レア 任天堂 フラッシュロムカセット -
2   Donkey Kong Land
  Donkey Kong Land
  ドンキーコング2001
  200011042000年11月4日
  200011172000年11月17日
  200101212001年1月21日
ゲームボーイカラー レア 任天堂 32メガビットロムカセット CGB-BDDJ リメイク版
売上:  219万本[4]
3   Donkey Kong Country
  Donkey Kong Country
  スーパードンキーコング
  200306062003年6月6日
  200306092003年6月9日
  200312122003年12月12日
ゲームボーイアドバンス レア 任天堂 ロムカセット   AGB-A5NP-EUR
  AGB-A5NE-USA
  AGB-P-A5NJ-JPN
売上:  約25万本
  182万本[4]
4   Donkey Kong Country
  Donkey Kong Country
  スーパードンキーコング
  Donkey Kong Country
  200612072006年12月7日
  200612082006年12月8日
  200612122006年12月12日
  200702192007年2月19日
 2008年5月26日
Wii レア 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
- スーパーファミコン版の移植
5   Donkey Kong Country
  スーパードンキーコング
  Donkey Kong Country
  201410162014年10月16日
  201411262014年11月26日
  201502262015年2月26日
Wii U レア 任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- スーパーファミコン版の移植
6   スーパードンキーコング
  Donkey Kong Country
  201603042016年3月4日
  201603242016年3月24日
Newニンテンドー3DS レア 任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- スーパーファミコン版の移植
7 ニンテンドークラシックミニ
スーパーファミコン
  201709292017年9月29日
  201709292017年9月29日
  201710052017年10月5日
- 任天堂 任天堂 内蔵ソフト - スーパーファミコン版の移植
8 スーパーファミコン
Nintendo Switch Online
  2020年7月15日
  2020年7月15日[5][6]
Nintendo Switch 任天堂 任天堂 ダウンロード - スーパーファミコン版の移植
SFC版とGBA版の違い

主な変更点を以下に記す。

  • ドンキーとディディー両方がいるとき、空中のDKバレルは壊れなくなった。
  • KONGパネルの仕様変更。続編同様に、サイズが大きくなり回転している。
  • ライフバルーンが浮き上がるスピードが色ごとに違い、上位のものほど速い。
  • 鋼鉄製タンクの上に乗っているとき、地面に埋まっているアイテムが出てこなくなった。
  • 「ロープジャングル」の雷鳴が効果音のみ。
  • ボイスや一部の効果音が変わっている。
  • ステージ名やメッセージで漢字が一切使用されなくなった。
  • コースをゴールしたキャラの顔アイコンを変えることが可能。
  • マンキーコングはどのタイミングで攻撃しても1度の攻撃で倒せる。
  • 「ノーティのいせき2」と「クランボーのうみ」の位置が変わった。
  • クラップトラップは、背後からのローリングアタックが有効になった。
  • ロッククロックは、ローリングアタックをしてもダメージを受けるようになった。
  • ベリーノーティとリアリーノーティの色が逆になった。
  • ボーナスステージに行くことのできるタル大砲は「B」の文字が入ったボーナスバレルとなり、続編と統一された。
  • ボーナスステージに入る前に内容が表示されるようになった。
  • ショートカットをするとショートカット専用のコースが追加された。
  • トークンボーナスステージの変更点
    • ボーナスステージ内でトークンボーナスステージが始まると、スタートかコンティニューバレルまで戻るようになった。
    • タイムの減少ペースが統一された。
  • 日本版ではポーズ中にPAUSEと表示されていて、背景に地図が映っていたが、海外版ではPAUSEからPAUSEDに変更され、背景に映っていた地図が無くなった(なお、日本版も続編ではポーズ中にPAUSEDと表示され、背景に地図が映っていない)。
  • ボスを倒した後クランキーが現れる。
  • エンディングがキングクルールの船で行われる。また、そこでコングファミリー同士やクルールとの会話がある。

スタッフ

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  • ヘッド・プログラマー:クリス・サザーランド英語版
  • テクニカル・プログラマー:ブレンダン・ガン
  • アディショナル・プログラミング:マーク・ウィルソン
  • アンシラリー・ソフトウェア:クリス・スタンパー、クリス・ティルストン、マーク・ベタリッジ、オリバー・ノートン、M.マクリーン
  • キャラクター:スティーヴ・メイルズ英語版ケヴィン・ベイリス英語版
  • オブジェクト:マーク・スティーヴンソン
  • アディショナル・バックグラウンド:エイドリアン・スミス
  • グラフィックス・マニピュレーション:クリス・ペール
  • アディショナル・グラフィックス:ニール・クルック
  • ミュージック、サウンド:デヴィッド・ワイズイーブリン・フィッシャーロビン・ビーンランド英語版
  • ゲーム・テスティング:ヒュー・ワード、ゲイリー・リチャーズ、ジョー・スタンパー・ジュニア、ジョン・ヘイスティ、ヘンリー・C・ステルキ、アイザック・マーシャル、リチャード・S・リチャードソン、アーモンド・ウィリアムス、トニー・ハーマン・ジュニア
  • アディショナル・テスティング:スコット・ホッホバーグ、アイリーン・ホッホバーグ、S.オースティン
  • マニュアル、テキスト:ダニエル・オーセン
  • スケジューリング:サイモン・ファーマー
  • サポート:トム・クリステンセン、スコット・スティンソン、ヒロ・タナカ、クリス・スタンパー、ルイーズ・スタンパー
  • ハードウェア:ピート・コックス、ジェリー・ロゴスキー
  • スペシャル・サンクス:山内溥荒川實竹田玄洋、ジョエル・ホッホバーグ、A.ハーマン、ケン・ロブ
  • ソフトウェア・システム:エイリアス、任天堂、レアACM、レア・システムズ
  • ハードウェア・システム:シリコン・グラフィックス、レア・システムズ
  • アディショナル・サポート:山城重喜、田邊賢輔、菱田達也
  • オリジナル『ドンキーコング』クリエイター:宮本茂
  • ゲーム・デザイン:グレッグ・メイレス英語版
  • ゲーム・ディレクター:ティム・スタンパー
  • プロデューサー:レア

評価

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評価
集計結果
媒体結果
GameRankings89% (SFC)[9]
90% (GBC)[19]
79% (GBA)[20]
Metacritic78% (GBA)[21]
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム      (SFC)[7]
      (GBA)[8]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー9.25/10点 (SFC)[9]
Eurogamer      (Wii)[10]
ファミ通31/40点 (SFC)[11]
(シルバー殿堂)
ゲーム・インフォーマー9.5/10点 (SFC)[9]
9/10点 (GBA)[12]
GameSpot7.9/10点 (GBA)[12]
IGN9.0/10点 (GBC)[13]
8.0/10点 (GBA)[14]
8.5/10点 (Wii)[15]
NintendoLife           (Wii)[10]
           (Wii U)[16]
           (N3DS)[17]
Nintendo Power8.3/10点 (GBC)[18]
ファミリーコンピュータMagazine24.7/30点 (SFC)[22]
Power Unlimited9.6/10点 (GBC)[23]
スーパーファミコン版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・8・8・8の合計31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[11][24]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り24.7点(満30点)[22]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.6 4.1 4.0 3.9 4.1 4.1 24.7

関連商品

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  • 1995年3月 スーパードンキーコングシェーキ(ロッテリア
  • 1995年12月 スーパードンキーコング2シェーキ(ロッテリア)

海賊版

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海賊版として『スーパードンキーコング'99』が中国で発売されていた(発売年月日は1998年)[25]。ハードウェアはメガドライブであり、プレイヤーの操作キャラクターはドンキーのみで、攻撃もジャンプのみ。登場するコースは『スーパードンキーコング1』『2』『3』がアレンジされて使用されており、敵キャラクターも3作品混じって登場する。この海賊版ゲームは他作品のBGMも使われており、更にコンティニューシステムも導入されている。しかし、コンティニューして一定距離進むとフリーズしてしまう。他にも地形をすり抜ける、着地判定がおかしいなどバグが多く、完成度は極めて低い。

また、ファミリーコンピュータ用に移植された海賊版として『スーパードンキーコング1(香蕉船を含む)』『2』『4(タイトルは日本国外のものを採用)』『The Panda PrinceおよびSuper Lion King 2(スーパードンキーコングに登場するプレイヤーキャラクターをパンダ(ライオン)に差し替えて、ファミリーコンピュータ用のソフトとして移植されたもの)』も中国、台湾、タイなどで存在している。

スーパードンキーコングGB

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スーパードンキーコングGB
Super Donkey Kong GB
Donkey Kong Land
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ゲームボーイ (GB)
開発元 レア
発売元 任天堂
デザイナー アンドリュー・コラード
プログラマー ポール・マカチェク
音楽 デヴィッド・ワイズ
グリーム・ノーゲイト
美術 スティーヴ・メイルス
マーク・スティーヴンソン
ケリ・ガン
カール・ティレー
ケヴィン・ベイリス
シリーズ ドンキーコングシリーズ
人数 1人
メディア 4メガビットロムカセット
発売日   199506261995年6月26日
  199507271995年7月27日
  199508241995年8月24日
対象年齢   CEROA(全年齢対象)
  ESRBE(6歳以上)
売上本数   391万本[4]
テンプレートを表示

概要

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スーパードンキーコングGB』(SUPER DONKEY KONG GB)は、『スーパードンキーコング』をベースに、新たな仕掛けなどを登場させた、物語上は外伝のような位置づけにあたる続編。日本国外版のタイトルは『Donkey Kong Land』だが、日本では本作の続編にあたる作品が『ドンキーコングランド』のタイトルで発売されている。カートリッジはバナナのような黄色が用いられており、CMのキャッチコピーでも触れられている。

濃淡を巧みに利用した白黒のグラフィックは評価が高いが、画面の横幅が狭いためダイナミックな移動をしようとするといきなり敵に衝突するなど総じて遊びにくい[26]

ゲーム内容

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本作のみの地形

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『スーパードンキーコング』には登場していない新たな地形が数種類登場している。

海賊船
本作では通常のコースになっており、デッキやマストを進んでいく。下から上へと登っていくコースもあり、その場合は上からの攻撃に対して特に注意が必要。
大都会
ビルの合間や空中を浮かぶ風船などを渡っていく。他にも、自動で上下するロープや石油缶などがいたるところに仕掛けられている。
工事現場
工事中のビルを進んでいく。タル大砲による移動がメインとなる。タル大砲の向きを自分で操作することの出来るスイッチなどがある。
海底遺跡
海に沈んでしまった遺跡。他の水中コースと比べると狭いので敵の攻撃を避けにくい。
空中
雲の上やリフトを渡っていく。非常に足場が狭く、一度踏むと消える足場があったり、移動リフトが極端に狭いなどの理由で、総じて難しい。
岩山
険しい岩山を登っていく。上から岩が落ちてくることも。足場も悪く、ランビに乗るとジャンプ力の無さが原因でかえって仇になることもある。
飛行船
バルーンには「DK」の文字が入っている。直線的な地形が多い。ロープやタル大砲による移動がメイン。K・O・N・Gパネルが本来の用途ではなく足場として機能することもある。

『スーパードンキーコング』からの変更点

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  • クリア方法が「渦巻きが描かれたパネルに飛び込む」ため、コースによっては出口が複数用意されている(どの出口に入ってもクリア扱いに違いはない)。
  • マップでのコース表示は、字幕や顔アイコンではなく円盤状になり、クリア済のコース入口が光るようになっている。完全クリアの証である「!」マークは円盤の横に表示される。
  • 画面表示は、残機数のハートマークが常に表示されている。他はSFC版と同じ。
  • レベルの数は4つと少ない代わりに1レベルあたり7-9コースが用意されているほか、一部に分かれ道があり、幾つかのコースには入らなくても進めることが可能。
  • メインのステージと無関係な風景のボーナスステージがSFC版より多く[注釈 4]、場所によってはまだ行った事のない先のコースにある仕掛けをあらかじめ知ることもできる。
  • パートナーがいない状態でボス戦に突入しても、DKバレルからパートナーを救出する描写は省略されている(パートナー加入は行われている)。
  • コングファミリーはドンキーとディディーのみ。ただし説明書のみ、クランキーも登場している(後述)。
  • 本作ではセーブバレルが出てこない。セーブ方法は、各コースにて「K・O・N・G」のパネル(後述)を4枚揃えてクリアする、あるいは各レベルのボスを倒す[26][27][注釈 5]
  • 全体マップがなく、レベル間を直接移動できる(ボス対決コースと次のレベルの最初のコースがつながっている)。一方、ファンキーバレルが出ないため、離れたレベルに移動したい場合はその間のレベルを全て通ることになる。
  • アニマルフレンドは、ランビとエクスプレッソのみ。ダメージを受けてもその場で降ろされるだけで済み、アニマルフレンド自体はその場で停止するのみ。
  • 高所から落下した場合、あまりに高すぎるとスクロールが追い付かず、そのまま1ミスになってしまう事がある。
  • アニマルフレンドの持ち越しが、メインステージ⇔ボーナスステージ間も不可能。
  • エクスプレッソは、踏みつけや体当たりでの攻撃も可能。
  • 全てのタルが転がらずにすぐ壊れる。
  • 白黒画面なので、バルーンは1UPのタイプのみ。
  • 点火中のオイル缶は、缶自体に触れてもダメージを受ける。
  • 落とし穴から発掘できるものが、ロープになっている。発掘すると上昇して上空に消えるが、掴まっているとボーナスステージに入れる。
  • アーミーは一律、ドンキーが1回・ディディーが2回の攻撃で倒せる。
  • スリッパーはロープを伝ってくるタイプもおり、こちらは直接攻撃を全て返り討ちにする。
  • ネッキーはココナッツを投げてくるタイプのみ登場する。
  • クランボー(ボスではなく通常の敵)は、貝殻を開閉するのみ。
  • 地上の敵はノーティ、ネッキー、ミニネッキー、ジンガー、スリッパー、アーミーのみ。
  • 水中の敵はチョンプス、クランボーのみ。
  • クレムリン軍団はクリッター、クラッシャ、クラップトラップのみ。

本作のみのアイテム

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集めるタイプ
コングトークン
特定のボーナスステージで使用できる。例外的に、入手時にも持っている数が表示されず、対応ボーナスステージにてのみ所持数が表示される。集めた数だけキャッチゲームに挑戦可能で、キャッチするたびに残機が1増える。使用せずにボーナスステージを出ることは自由に可能。
仕掛けタイプ
コンティニュー・ポイント
『GB』でコンティニューバレルの代わりに登場するパネル。「☆」マークがたくさん描かれており、触れるとサムズアップのマークに変わる。長いコースなどには複数あることがあり、その場合は最後に触れたポイントからの再開となる。
ボムバレル
TNTバレルとは無関係で、黒い爆弾が上に乗っている。ゴール地点が機能停止しているコースにあり、触れるとゴールが起動して入れるようになる。また、爆弾を1度に1個だけ持ち出すことができ、マップ上を塞ぐ岩を破壊できる。爆弾は同じコースで何度でも手に入る。
ドクロ缶とほとんど同じだが、中には転がってくるものもある。転がってきた場合、回転中は触れるとダメージを受ける。壁にぶつかると回転が停止して、敵の排出を開始する。タルで破壊可能。
ゴール
渦巻きの模様のパネルで、飛び込むとコースクリア。渦巻きが停止しているものは起動しておらず入れないため、ボムバレルを手に入れて起動させる必要がある。
足場になるが、一度乗ると崩れてしまう。
矢印トリックトラックリフト
背景が網目になっている範囲であれば、上下左右を自由に移動できるリフト。方向転換はジャンプしてリフトに着地する度に90°ずつ行われる。

設定

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ストーリー

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キングクルールを撃退したドンキーとディディーだったが、クランキーからの説教は相変わらずだった。そしてクランキーは「『スーパードンキーコング』での華々しい活躍は(当時としては)高いレベルのCGによる演出だったのではないか? 果たして、モノクロで8ビットのゲームボーイでも面白い冒険を繰り広げられるのか」と問う。これに対して当然であると答えたドンキーとディディーだったが、クランキーの誘導尋問だった。最初からクルールと結託し、クレムリン軍団と相談してバナナを奪わせ、ドンキーたちに挑戦状を叩きつけるつもりだったのである[28]

ステージ構成

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ボス戦の曲は、NINTENDO64ソフト『ブラストドーザー』でもアレンジされて使われている[注釈 6]

レベル1「海賊船がやってきた!」
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英語版は【Gangplank Galleon Ahoy!】。

1-1「ランビ・ジャングル」【Jungle Jaunt】(ジャングル)
最初のコースであり、ランビにも出会える。ボーナスステージは最初から割と多彩。
1-2「吹雪の山」【Freezing Fun】(雪山)
雪山だけあって地面が滑るが、地形は平坦なので地面に足をとられなければ難しくは無い。
1-3「ロープ・ジャングル1」【Simian Swing】(ジャングル)
ロープを活用して進むことになるジャングル。
1-4「海賊船1」【Deck Trek】(海賊船)
かなり広い海賊船が舞台。網の目状に張られたロープがシリーズ初登場となる。BGMはスーパーファミコン版のキングクルール戦のアレンジ、ボムバレルがないとゴールできない。
1-5「タイヤ・ジャングル」【Tire Trail】(ジャングル)
地面に埋まっているタイヤが非常に多い。
1-6「ロープの谷」【Rope Ravine】(雪山)
ロープを使って谷を越えながら進むことになる雪山。
1-7「海賊船2」【Riggin' Rumble】(海賊船)
足場の悪い海賊船。
1-8「ロープ・ジャングル2」【Congo Carnage】(ジャングル)
ロープを使って谷を越えながら進むジャングル。足場が狭い。
1-9「雪山のタル置場」【Arctic Barrel Arsenal】(雪山)
多くのタルが置かれた雪山、隠しゴールがある。
1-10(BOSS1)「ボス:ワイルド・スティング」【Boss:Wild Sting Fling】(海賊船)
レベル2「巨大遺跡」
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英語版は【Kremlantis】。水中コースが集中している、水中コースにはボーナスステージは存在しない。

2-1「クリッターの遺跡」【Tricky Temple】(遺跡)
クリッターがたむろする広大な遺跡。
2-2「海底遺跡1」【Kremlantis Kaos】(海底遺跡)
初めての海底遺跡。
2-3「サンゴの海」【Reef Rampage】(海)
構造が海底遺跡より複雑で隠し通路も多い。
2-4「スリッパーの遺跡」【Snake Charmer's Challenge】(遺跡)
壺が登場し多くのスリッパーが登場する遺跡、ボムバレルがないとゴールできない。
2-5「海底遺跡2」【Chomp's Coliseum】(海底遺跡)
最初の海底遺跡よりも、敵が厄介な場所に配置されている、ボムバレルがないとゴールできない。
2-6「ノーチラスの追跡」【Nautilus Chase】(海)
あちらこちらに待ち構えるノーチラスが追いかけてくる、緊張感のあるコース。
2-7「トルネードの遺跡」【Swirlwind Storm】(遺跡)
小型の竜巻トルネードが登場する。上に乗って足場にする場面が多く、活用する必要がある。
2-8(BOSS2)「ボス:クランボー」【Boss:Seabed Showdown】(海底遺跡)
レベル3「モンキー・マウンテン」
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英語版は【Monkey Mountain and Chimpanzee Clouds】。洞窟内と、足場のほとんど無い空中が舞台。

3-1「ふもとの洞窟」【Pot Hole Panic】(洞窟)
最初の洞窟コース。
3-2「モンキー・マウンテン1」【Mountain Mayhem】(岩山)
最初の岩山コース。足場が狭い場所が多い。
3-3「リフト・アタック」【Track Attack】(空中)
空中をトリックトラックリフトで進む。
3-4「スピナーの洞窟」【Spiky Tire Trail】(洞窟)
スピナーが多く配置されている洞窟。
3-5「空中迷路」【Sky High Caper】(空中)
一定の範囲内なら自由に動かせる新型のトリックトラックリフトを使って進む。スタート地点の真下に降りるとゴールできるのはバグではなく、単にゴールが設置されている為である。
3-6「モンキー・マウンテン2」【Landslide Leap】(岩山)
より足場の悪くなった岩山。落石が頻繁に行く手を塞ぐ。このコースに限り、ゴールの渦巻きが逆になっている。
3-7「スカイ・ハイ」【Collapsing Clouds】(空中)
一度乗ると消えてしまう雲の足場が多く登場するがそれ以外は平坦。エクスプレッソが登場する。
3-8(BOSS3)「ボス:ハードハット」【Boss:Mad Mole Holes】(洞窟)
レベル4「大都会」
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英語版は【Big Ape City】。ドンキーが活躍することに憧れていたイメージの都市。

4-1「バルーン・リフト」【Balloon Barrage】(大都会)
上下に移動する風船のリフトを乗り継いで、高層ビルの間を渡っていく。
4-2「飛行船1」【Kong Krazy】(飛行船)
K・O・N・Gパネルを取った状態でスイッチを押すと、そのパネルが足場になる。
4-3「工事現場」【Construction Site Fight】(工事現場)
高層ビルの鉄骨の上を進んでいく。しかし完成したビルが並ぶ大都会系のコースよりも足場は広い。
4-4「飛行船2」【Fast Barrel Blast】(飛行船)
足場の非常に少ない飛行船の中を、タル大砲を乗り継いで進む。
4-5「ビル・クライム」【Skyscraper Caper】(大都会)
上下に移動するロープを使って高層ビルを登る。スタート地点の真下に降りるとゴールできるのはバグではなく、単にゴールが設置されている為である。
4-6「ボタンバレル」【Button Barrel Blast】(工事現場)
タル大砲を乗り継いで進む。スイッチを押すことによりタル大砲の方向転換を自分で出来る。
4-7「オイル缶スラム」【Oil Drum Slum】(大都会)
火の付いた危険なオイル缶が行く手を阻む。
4-8(BOSS4)「ボス:キングクルール」【Boss:K. Rool's Kingdom】(飛行船)
ラストステージ。他のボスステージと異なり、耐久力が高くクリアしても束バナナ3つはもらえずそのままエンディングに移り自動でセーブされる。

キャラクター(本作のみの敵)

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通常の敵

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トルネード
竜巻状で、上から乗ると高くジャンプできる。ローリングアタックでは弾かれ、そのまま横から近づくとダメージを受ける。無敵のため倒せない。
フライングピッグ
背中に羽の生えたで、空中を飛び回る。
フラッパー
二枚貝で、コングを待ち伏せており、近づくと急降下した後にゆっくりと元の高さまで上昇、を繰り返す。
ノーチラス
オウムガイ。コングを待ち伏せており、近づくと追ってくる。行動範囲が決まっており、範囲を外れると停止して以後は動かない。
ファングフィッシュ
体の大きな魚でゆっくり海中を泳いでいる。時折上下に大きく動くことがある。
グループ
三角形の魚。その名の通り群れでいることが多く、ゆっくり平行に泳ぐ。

ボス

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ボスワイルドスティング
エイだが、空中を飛び回り、踏むたびに高速になる。ローリングアタックは弾かれる。
ボスクランボー
大きなクランボー。真珠を飛ばしてくるが、端に別の貝が出現し、これに当てると真珠を跳ね返して逆にダメージを与えられる。
ボスハードハット
モグラで、地面から現れてはヘルメットを投げてくる。ヘルメットをかぶっているときは無敵だが、ヘルメットがないと単純な体当たりでさえダメージを与えられる。
ボスキングクルール
ラストボス。SFC版と攻撃パターンは異なり、主に体当たりや王冠を投げてくる。王冠がない状態で踏むとダメージを与えることができる。体力が少なくなるとジャンプでかわしたり、動きが高速になる。なお、SFC版にあった偽クレジットや騙し討ちなどはない。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 スーパードンキーコングGB   200003012000年3月1日
ゲームボーイ
ニンテンドウパワー
レア 任天堂 フラッシュロムカセット -
2   スーパードンキーコングGB
  Donkey Kong Land
  Donkey Kong Land
  2014年4月2日[29]
  201410162014年10月16日
  201502262015年2月26日
ニンテンドー3DS レア 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
-
3 ゲームボーイ
Nintendo Switch Online
  202411222024年11月22日
  2024年11月22日[30][31][32]
Nintendo Switch 任天堂 任天堂 ダウンロード -

スタッフ

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  • メイン・プログラミング:ポール・マカチェク
  • サポート・プログラミング:スティーヴ・パトリック、オリバー・ノートン
  • シーナリー:ディーン・スミス
  • スプライト・グラフィックス:スティーヴ・メイルス、マーク・スティーヴンソン、ケリ・ガン、カール・ティレー、ケヴィン・ベイリス
  • アディショナル・グラフィックス:ニール・クルック
  • グラフィック・マニピュレーション:マーティン・ウェイクリー、クリス・ペール
  • ミュージック、サウンド:デヴィッド・ワイズ、グリーム・ノーゲイト
  • テスティング:ヒュー・ワード、ゲイリー・リチャーズ、ジョン・ヘイスティ
  • 任天堂テスティング:マイケル・ケルバー、リッチ・リチャードソン、ロバート・ジョンソン、トム・ヘルツォーク、ダン・フルーク
  • プロダクト・マネージャー:サイモン・ファーマー
  • 任天堂プロダクト・マネージャー:ダン・オーセン
  • テクニカル・サポート:ピート・コックス、エイリアス&S.G.サポート、ポール・ミケル
  • スペシャル・サンクス:ジョエル・ホッホバーグ、マイク・フクダ、宮本茂、マサト・ハタケヤマ、山城重喜、トニー・ハーマン
  • オリジナル『ドンキーコング』キャラクター:宮本茂
  • ゲーム・デザイン:アンドリュー・コラード
  • ゲーム・コンセプト:ティム・スタンパー

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム     [33]
ファミ通24/40点[34]
GameFan91%[33]
GamePro4/5点[33]
ファミリーコンピュータMagazine22.5/30点[35]
VGCE9/10点[33]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・6・6・5の合計24点(満40点)[34]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り22.5点(満30点)[35]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.1 3.7 3.8 3.6 3.8 3.5 22.5

シリーズ作品

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太字は本項目内で扱っているタイトル。

『GB』のゲームボーイカートリッジは世界で初めて灰色以外の色を使用している。また、本編の後に起こった外伝ストーリーであり、ステージ構造に新要素が取り入れられている。

シリーズ唯一のゲームボーイカラー作品となった『2001』は、SFC版の移植でありながら基本的に『GB』のシステムをも継承しており、ステージの変更点や新ステージなどがあるほか、BGMは『GB』を基本としている。

GBA版は全てスーパーファミコン版(以下SFC版)の移植だが、オリジナルのステージや敵キャラクター、ミニゲームなどの要素が追加されている。

リターンズ以降は今までのシリーズを開発していたレア社ではなくレトロスタジオが開発している。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 6-6「さいごのステップ」で確認可能。
  2. ^ SFC版での取扱説明書より。GBA版でのみオープニングが存在し、クラッシャが現れてディディーの生身では敵わなかったことがわかる。
  3. ^ ただし、『スーパードンキーコング』の説明書には「親戚」と記述されている。
  4. ^ SFC版は1-1と5-5のみ存在
  5. ^ ボスを倒した場合の自動セーブは専用セーブ画面が表示されない。
  6. ^ これは今作の音楽スタッフの一人グリーム・ノーゲイトが「ブラストドーザー」にも参加しているため。

出典

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  2. ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、187頁。ISBN 978-4-902346-47-3 
  3. ^ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p8
  4. ^ a b c 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  5. ^ 『真・女神転生』、『スーパードンキーコング』、『ガンデック』が“ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Online”に追加” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2020年7月8日). 2020年7月15日閲覧。
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  24. ^ 「6月16日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 上巻」『ファミ通』、エンターブレイン、2005年6月16日、53頁。 
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  26. ^ a b 株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p103
  27. ^ バーチャルコンソール版取扱説明書
  28. ^ 取扱説明書より。
  29. ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年3月26日). “レア社のドンキーがVCに帰ってきた!『スーパードンキーコングGB』3DSバーチャルコンソールに登場”. iNSIDE. IID. 2024年11月27日閲覧。
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  35. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、485頁、ASIN B00J16900U 

外部リンク

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