ドミニオン (戦艦)
ドミニオン (HMS Dominion) はイギリス海軍の戦艦。キング・エドワード7世級。艦名は自治領カナダ (Dominion of Canada) に由来。また、イギリス海軍でドミニオンと名づけられた唯一の艦船である。
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基本情報 | |
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艦歴 | |
発注 | 1903年 |
起工 | 1902年5月23日 |
進水 | 1903年8月25日 |
就役 | 1905年7月 |
退役 | 1918年5月2日 |
その後 | 1921年5月9日にスクラップとして売却 |
要目 | |
基準排水量 | 16,350トン |
満載排水量 | 17,000トン |
全長 | 453 ft 8 in (138 m) |
最大幅 | 78 ft (23.7 m) |
吃水 | 25 ft 6 in (8.2 m) |
機関 | 2軸推進 |
出力 | 18,000 hp |
最大速力 | 18.5ノット |
乗員 | 777名 |
兵装 |
12インチ砲4門 9.4インチ砲4門 6インチ砲10門 12ポンド砲12門 18インチ魚雷発射管5門 |
艦歴
編集「ドミニオン」は1902年の海軍予算で発注された。バロー・イン・ファーネスのヴィッカース社で1902年5月23日に起工。1903年8月25日進水。1905年7月就役。建造費145万3718ポンド。
第一次世界大戦勃発時には、「ドミニオン」はグランドフリートの第3戦艦戦隊に所属し、ロスサイスに配備されていた。第3戦艦戦隊は最初は哨戒任務に就く巡洋艦の支援に当てられた。1916年4月29日、第3戦艦戦隊はシアネスに移動しノア管区に指揮下に入った。「ドミニオン」は1915年5月にドイツ潜水艦の攻撃を受けたが、その攻撃は成功しなかった。1917年7月、ポーツマスで修理。1918年3月から5月はゼーブルッヘおよびオーステンデ攻撃の際の母船となった。
1918年5月2日に予備役となり、1921年にスクラップとして売却された。