トーセンキャプテン

日本の競走馬

トーセンキャプテンTosen Captain2004年4月5日 - 不明)は、日本競走馬。主な勝ち鞍に2007年アーリントンカップ2008年函館記念

トーセンキャプテン
欧字表記 Tosen Captain
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年4月5日
死没 不明
登録日 2006年11月23日
抹消日 2011年6月16日 (JRA)
2012年1月6日(NAR)
ジャングルポケット
サンデーピクニック
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産者 社台ファーム
馬主 島川隆哉
調教師 角居勝彦栗東
中島敏文美浦)
小久保智浦和
競走成績
生涯成績 24戦4勝
獲得賞金 1億4005万0000円
勝ち鞍
GIII アーリントンカップ 2007年
GIII 函館記念 2008年
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経歴

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3歳時

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2004年4月5日社台ファームにて誕生。2004年のセレクトセール当歳市場に上場され、島川隆哉により6900万円(税抜)で落札される[1]栗東トレーニングセンター所属の角居勝彦厩舎に入厩。

2007年1月13日、第1回京都競馬4日目第5競走の新馬戦にて、四位洋文が騎乗し、1着に入線し、デビュー戦を白星で飾る。2007年1月27日、第2回京都競馬初日第9競走の500万下条件特別戦のこぶし賞も連勝した。

2007年2月24日、デビュー2連勝の勢いを駆って臨んだG3重賞の第16回アーリントンカップ(第1回阪神競馬初日)に出走、ローレルゲレイロを首差に抑えてデビュー3連勝及び重賞初勝利を飾った。

同厩舎のウオッカと共にクラシック戦線に名乗りを挙げたが、皐月賞への調整途上で右脚第3足根骨板状骨折を発症してしまい、クラシック戦線から離脱を余儀なくされると共に、その後1年間休養を強いられることとなった。

4歳時

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故障が癒え、ターフに戻ってきたのは2008年4月13日の第1回福島競馬2日目のオープン特別・福島民報杯であった。過去の実績から1番人気に支持されたが、長期休養によるブランクの影響は否めず、4着と敗れた。

その後は5月11日の都大路ステークス(京都競馬場)で5着、更には6月1日の第122回目黒記念東京競馬場)で7着、7月13日の巴賞(函館競馬場)では4着と、デビュー時のキレの良いレースが見られずじまいであった。

しかし、7月27日の第44回函館記念では若手の藤岡佑介を鞍上に、最後の直線走路でインコースから楽に抜け出し、追走するフィールドベアーを鼻差で振り切り、1年5ヶ月ぶりの勝利を重賞2勝目で飾り、復活への狼煙を挙げた。しかし続く毎日王冠では8着に敗れた。天皇賞(秋)ではブービーの16着に敗れた。続くジャパンカップでは15着と大敗した。

5歳時

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休養を終えて、2009年5月9日の第31回新潟大賞典から始動。道中は先行集団でレースを進めたが、直線で失速して14着と大敗した。その後、8月23日の第45回札幌記念では最後方から追い込んでくるものの5着に敗れた。続く9月27日の第55回オールカマーでは3番手追走も直線で失速し7着に敗れた。その後、10月11日の第44回京都大賞典では3着と好走した。しかし11月8日の第47回アルゼンチン共和国杯では終始後方のままブービーの17着と大敗した。中1週で挑んだ11月21日の第45回福島記念では後方から追い上げるも6着に終わった。

6歳時

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休養を終えて、2010年4月10日大阪-ハンブルクカップで復帰し、ニホンピロレガーロの3着と好走した。その後再び休養に入り、その間に美浦トレーニングセンター所属の中島敏文厩舎に転厩した。休養後、12月18日のディセンバーステークスでは終始後方のまま11着と大敗した。

7歳時

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2011年1月15日のニューイヤーステークスから始動したが16着、1月29日の白富士ステークスでは10着、2月27日中山記念では12着と3戦続いての殿負けとなった。初ダートとなった6月11日のオアシスステークスに出走するも14着。6月16日付けで競走馬登録を抹消し、浦和競馬へ移籍[2]。移籍初戦のサンタアニタトロフィーでは向正面で故障発生し競走中止する。2012年1月6日で地方競馬の登録を抹消した。その後の消息は伝わっていない。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 1. 13 京都 3歳新馬 15 8.2 (4人) 1着 四位洋文 56 芝1600m(良) 1:35.7 (34.8) -0.1 フェラーリピサ
1. 27 京都 こぶし賞 500万下 11 2.3 (1人) 1着 四位洋文 56 芝1600m(良) 1:35.2 (34.8) -0.2 (シュガーヴァイン)
2. 24 阪神 アーリントンC GIII 16 2.9 (2人) 1着 四位洋文 56 芝1600m(良) 1:33.9 (34.7) 0.0 ローレルゲレイロ
2008 4. 13 福島 福島民報杯 OP 16 4.1 (1人) 4着 中舘英二 56 芝2000m(良) 2:00.5 (36.7) 0.3 フィールドベアー
5. 11 京都 都大路S OP 18 2.1 (1人) 5着 鮫島良太 56 芝1600m(稍) 1:35.5 (35.0) 0.4 フサイチアウステル
6. 1 東京 目黒記念 JpnII 18 22.9 (7人) 7着 四位洋文 56 芝2500m(良) 2:32.6 (36.1) 0.7 ホクトスルタン
7. 13 函館 巴賞 OP 14 5.5 (2人) 4着 武幸四郎 55 芝1800m(良) 1:48.4 (35.2) 0.2 フィールドベアー
7. 27 函館 函館記念 JpnIII 14 6.9 (4人) 1着 藤岡佑介 56 芝2000m(良) 2:00.3 (36.2) 0.0 (フィールドベアー)
10. 12 東京 毎日王冠 GII 16 31.2 (9人) 8着 池添謙一 57 芝1800m(良) 1:45.5 (34.4) 0.9 スーパーホーネット
11. 2 東京 天皇賞(秋) GI 17 71.5 (14人) 16着 O.ペリエ 58 芝2000m(良) 1:58.6 (36.4) 1.4 ウオッカ
11. 30 東京 ジャパンC GI 17 99.3 (13人) 15着 O.ペリエ 57 芝2400m(良) 2:26.8 (34.4) 1.3 スクリーンヒーロー
2009 5. 9 新潟 新潟大賞典 GIII 16 52.6 (14人) 14着 中舘英二 57 芝2000m(良) 1:58.9 (35.7) 2.0 シンゲン
8. 23 札幌 札幌記念 GII 16 205.8 (13人) 5着 藤岡佑介 57 芝2000m(良) 2:00.9 (35.1) 0.2 ヤマニンキングリー
9. 27 中山 オールカマー GII 15 29.5 (6人) 7着 鮫島良太 57 芝2200m(良) 2:12.2 (34.6) 0.8 マツリダゴッホ
10. 11 京都 京都大賞典 GII 14 21.4 (7人) 3着 四位洋文 57 芝2400m(良) 2:24.7 (34.8) 0.4 オウケンブルースリ
11. 8 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 18 19.3 (7人) 17着 C・ルメール 57 芝2500m(良) 2:32.2 (34.3) 1.3 ミヤビランベリ
11. 21 福島 福島記念 GIII 16 10.9 (7人) 6着 鮫島良太 57 芝2000m(良) 1:59.1 (36.0) 0.5 サニーサンデー
2010 4. 10 阪神 大阪-ハンブルクC OP 12 9.8 (4人) 3着 藤岡佑介 57 芝2400m(良) 2:27.1 (34.1) 0.1 ニホンピロレガーロ
12. 18 中山 ディセンバーS OP 13 43.2 (8人) 11着 江田照男 57 芝1800m(良) 1:49.0 (34.5) 1.1 ケイアイドウソジン
2011 1. 15 中山 ニューイヤーS OP 16 40.0 (10人) 16着 江田照男 57 芝1600m(良) 1:34.6 (34.6) 1.7 コスモセンサー
1. 29 東京 白富士S OP 10 110.3 (10人) 10着 江田照男 57 芝2000m(良) 2:02.1 (34.0) 1.0 カリバーン
2. 27 中山 中山記念 GII 12 362.9 (12人) 12着 丸田恭介 57 芝1800m(良) 1:48.0 (35.2) 2.0 ヴィクトワールピサ
6. 11 東京 オアシスS OP 15 196.4 (14人) 14着 江田照男 56 ダ1600m(重) 1:37.4 (36.6) 2.4 ナムラタイタン
8. 3 大井 サンタアニタT SIII 16 83.6 (13人) 中止 張田京 58 ダ1800m(良) カキツバタロイヤル

血統表

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トーセンキャプテン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ゼダーン系
[§ 2]

ジャングルポケット
1998 鹿毛
父の父
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ
Kampala
Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
父の母
*ダンスチャーマー
Dance Charmer
1990 黒鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Skillful Joy Nodouble
Skillful Miss

サンデーピクニック
1996 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*アトール
1987 鹿毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
Shirley Reef Shirley Heights
Sahara Goddess
母系(F-No.) (FN:2-i) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [4]
  3. ^ [3]
  4. ^ [3]

脚注

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  1. ^ “【ジャパンカップ】に出走する競り市場出身馬紹介(全5頭)”. 馬市.com. (2008年11月28日). https://blog.goo.ne.jp/umaichi_news/e/99631ddcc76d549dc5b79996204263c7 2021年6月26日閲覧。 
  2. ^ トーセンキャプテン、浦和競馬へ”. ラジオNIKKEI. 2022年8月20日閲覧。
  3. ^ a b c 血統情報:5代血統表|トーセンキャプテン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年6月26日閲覧。
  4. ^ トーセンキャプテンの血統表”. netkeiba.com. 2021年6月26日閲覧。

外部リンク

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