トヨタ・クルーガー
クルーガー(KLUGER)は、トヨタ自動車が製造・販売しているスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)。日本国内での販売は2007年(平成19年)をもって終了したが、海外では現在もハイランダー(HIGHLANDER)の名称で販売され、また、広汽豊田で販売されるハイランダーをベースに、2021年からは一汽豊田を介し、中国市場にてクラウンクルーガー(CROWN KLUGER)の名称で販売されている。
2023年には車格をフルサイズに変更し、グランドハイランダー(GRAND HIGHLANDER)として販売されている。
トヨタ・クルーガー トヨタ・ハイランダー | |
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4代目 XSE | |
概要 | |
別名 |
トヨタ・ハイランダー(初代以降) トヨタ・クラウンクルーガー |
製造国 |
日本 アメリカ合衆国 中国 |
販売期間 | 2000年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドア SUV |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
系譜 | |
先代 | トヨタ・ハリアー(クルーガーV) |
後継 |
トヨタ・ヴァンガード(クルーガーL) トヨタ・RAV4(クルーガーV) |
概要
編集初代ハリアー同様、6代目カムリ(XV20系)のプラットフォームをベースとしており、2000年(平成12年)に発売された。ハリアーが日本国外ではトヨタの高級車ブランドであるレクサスで販売されるラグジュアリークロスオーバーSUVなのに対し、クルーガーはオーソドックスでコンサバティブ(保守的)なスタイリングのSUVとなっている。
クルーガーとはドイツ語で「賢い」という意味である。日本国外では「ハイランダー」の名称で販売されているが、オーストラリアでは日本と同じくクルーガーの名称で販売されている。
2005年(平成17年)3月にはハイブリッドシステムを搭載した「クルーガーハイブリッド」(輸出名:ハイランダーハイブリッド)が登場した。月間販売目標は500台と発表された。燃料電池自動車、トヨタ・FCHVのベース車にもなっている。
アメリカ合衆国では年間販売台数が13万台程度(2006年[1])に達しているが、日本国内向けの生産は2007年(平成19年)3月をもって終了した。
日本国内向け生産は2007年度で打ち切られ、日本国外向けRAV4のロングモデルをベースとした、実質的な後継車であるヴァンガードへと移行している。なおクルーガーとヴァンガードはベースとなるプラットフォームが異なるため、双方には直接的な関係はない[注釈 1]。
初代 ACU2#W/MCU2#W/MHU28W型(2000年 - 2007年)
編集トヨタ・クルーガー(初代) トヨタ・ハイランダー(初代) ACU2#W/MCU2#W/MHU28W型 | |
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フロント(クルーガーハイブリッド) | |
リア(クルーガーL) | |
概要 | |
別名 | トヨタ・ハイランダー |
製造国 | 日本(福岡県宮若市) |
販売期間 |
クルーガーV: 2000年11月24日 - 2005年11月 クルーガーL: 2003年8月28日 - 2007年5月 クルーガーハイブリッド: 2005年3月22日 - 2007年5月 |
設計統括 | 岡根幸宏 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 / 7名 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | トヨタ・Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
ガソリン車 2AZ-FE型 直4 2.4 L 1MZ-FE型 V6 3.0 L ハイブリッド車 3MZ-FE型 V6 3.3 L |
モーター |
前:1JM型 後:2FM型 |
最高出力 |
2.4Lガソリン車 118 kW (160 PS) / 5,600 rpm 3.0Lガソリン車 162 kW (220 PS) / 5,800 rpm 3.3Lハイブリッド車 エンジン: 155 kW (211 PS) / 5,600 rpm フロントモーター: 123 kW (167 PS) / 4,500 rpm リヤモーター: 50 kW (68 PS) / 4,610 - 5,120 rpm システム最高出力: 200 kW (272 PS) / 100 km/h |
最大トルク |
2.4Lガソリン車 221 N・m (22.5 kg・m) / 4,000 rpm 3.0Lガソリン車 304 N・m (31.0 kg・m) / 4,400 rpm 3.3Lハイブリッド車 エンジン: 288 N・m (29.4 kg・m) / 4,400 rpm フロントモーター: 333 N・m (34.0 kg・m) / 0 - 1,500 rpm リヤモーター: 130 N・m (13.3 kg・m) / 0 - 610 rpm |
変速機 |
4速AT 5速AT(2003年 - ) CVT(ハイブリッド) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,715 mm |
全長 | 4,685 - 4,710 mm |
全幅 | 1,825 mm |
全高 | 1,685 - 1,720 mm |
車両重量 | 1,550 - 1,910 kg |
系譜 | |
先代 | トヨタ・ハリアー (クルーガーV) |
後継 |
トヨタ・ヴァンガード (クルーガーL) トヨタ・RAV4に統合 (クルーガーV) |
2000年11月にクルーガーV(ヴイ)として発売された。Vは英語でVictory(勝利)の頭文字から取られている。取り扱いはトヨタビスタ店(現・ネッツ店)[注釈 2]およびトヨタカローラ沖縄。2003年のマイナーチェンジに合わせてトヨタカローラ店向けのクルーガーLも販売を開始した[注釈 3]。Lは英語でLiberty(自由)の頭文字から取られている。
エンジンは直列4気筒の2.4 LまたはV6 3.0 Lに4速ATの組み合わせ。マイナーチェンジ後はV6 3.0 Lが5速ATとの組み合わせとなった。駆動方式はFFまたは4WDとなる。
乗車定員は5人だが、マイナーチェンジでハリアーにはない3列7人乗りが追加された。
なお、日本国外ではV6 3.3 Lエンジンのモデルもあり、このエンジンは光岡・オロチにも搭載された。
クルーガーVはトヨタビスタ店がネッツ店と統合した後もネッツ店で販売が継続されたが、2005年のRAV4のフルモデルチェンジに伴いクルーガーLよりも一年以上早く販売を終了した。
クルーガーハイブリッド
編集2代目プリウスで搭載されたシステムTHS II(TOYOTA Hybrid System II)を改良したハイパワーTHS IIを搭載。V6 3.3 Lガソリンエンジンと電気モーターで前輪を駆動、後輪はエスティマハイブリッドなどにも搭載されている四輪駆動システムE-Fourによって駆動する。月間販売目標は500台と発表された。
ハイブリッドシステム用のバッテリーは従来の物より小型化、三分割されて2列目シート下に設置される。バッテリーの小型化によりシートアレンジはハイブリッドシステムを搭載しないクルーガーと同等で、初代エスティマハイブリッドのようにバッテリーによりシートアレンジが制限される事はなくなっている。
V6 3.3 Lのガソリンエンジンを搭載しながら10・15モードで17.8 km/Lという低燃費を達成している。日本では2007年3月で販売を終了した。ちなみに、車格は異なるが、販売店にとって事実上の後継車となるヴァンガード(とベースモデルである3代目RAV4)にはハイブリッドの設定は無い。
また、乗車定員は3列7人乗りの設定のみとなる。
年表
編集- 2000年(平成12年)11月24日 - クルーガーV販売開始[3]。エンジンは2AZ-FE(2.4L)と1MZ-FE(3.0L)、駆動方式は2WD(FF)とトルク配分型のフルタイム4WD。取り扱いはトヨタビスタ店(現・ネッツ店)およびトヨタカローラ沖縄。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)8月28日 - マイナーチェンジを実施[6]。フロントグリル、前後ライト、前後バンパー、シート形状の変更。当時のトヨタでは異例なリアサスペンション、リアフロア形状を変更して、3列7人乗りの新設を実施。ルーフレールがサンルーフとセットオプション設定に変更。3.0Lエンジンに組み合わされるトランスミッションが4速ATから5速ATに変更される。トヨタカローラ店向けのクルーガーLも同時に販売開始[注釈 3]。
- 2004年(平成16年)2月 - 平成17年基準排出ガス50%低減 『新☆☆☆』を全車で達成(U-LEV)。
- 2005年(平成17年)
- 3月22日 - ハリアーハイブリッドとともにクルーガーハイブリッド販売開始[7]。海外向けであった3MZ-FE(3.3 L)ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた物を搭載。リアタイヤはモーターで駆動するE-Fourと成っている。市販されたSUVのハイブリッドカーとしてはフォード・モーターに続き世界で2番目となる。
- 10月31日 - RAV4のフルモデルチェンジに伴い、ネッツ店におけるクルーガーV(クルーガーハイブリッドを含む)の販売を終了。それ以降カローラ店向けのクルーガーL(クルーガーハイブリッドを含む)のみの販売となった。
- 11月14日 - クルーガーLを一部改良[8]。「2.4S "Xパッケージ"」「2.4S FOUR "Xパッケージ"」に、対向車への眩惑を少なくする光軸調整用のオートレベリング機構を採用したディスチャージヘッドランプを設定。
- 2006年(平成18年)6月1日 - クルーガーL、クルーガーハイブリッドを一部改良[9]。クルーガーLはゴールドメタリックを廃止しベージュメタリックを追加。ハイブリッドはライトブラウンマイカメタリックを廃止しライトオリーブマイカメタリックを追加。両側フロントタイヤ上部のフェンダー部分に「HYBRID」マークを追加。
- 2007年 (平成19年)
グレード
編集クルーガーV(2003年8月マイナーチェンジ以降) / クルーガーL
編集S "Xパッケージ" / S FOUR "Xパッケージ"は、2.4 Lのみ。4WD車は全グレードに設定され、「2.4S」「3.0S」の後に「FOUR」がつく。
- 2.4S "Xパッケージ"
- 16インチスチールホイールが装備され、フォグランプやコンライトが装備されないベースグレード。2列シート5人乗りのみ。
- 2.4S / 3.0S
- 17インチアルミホイールが装備され、リヤスポイラーやディスチャージヘッドランプが装備されるグレード。スポーツチューンドサスペンション・ステアシフトマチックはこのグレードのみに装備される。2列シート5人乗りと3列シート7人乗りが選択可能。
- 2.4S "Gパッケージ" / 3.0S "Gパッケージ"
- 16インチアルミホイール(スーパークロームメタリック)やパワーシートが装備される最上級グレード。内装色はグレーである。3列シート7人乗りのみ。
クルーガーハイブリッド
編集全車E-Four(電気式4WDシステム)のみの設定。3列シート7人乗りのみの設定で、2列シート5人乗りは存在しない。バンパーやグリル、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールなどはガソリン車とは異なる専用意匠としている。
- ベースグレード
- 17インチアルミホイールが装備され、ディスチャージヘッドランプやフォグランプが装備されるグレード。
- "Gパッケージ"
- パワーシート・G-BOOK対応DVDボイスナビTV付EMV(エレクトロマルチビジョン)などが装備される上級グレード。
2代目 XU40型(2007年 - 2013年)
編集この節の加筆が望まれています。 |
トヨタ・ハイランダー(2代目) トヨタ・クルーガー(2代目) XU40型 | |
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ハイランダー(前期型) | |
概要 | |
別名 | オーストラリア : トヨタ・クルーガー |
製造国 |
日本(福岡県宮若市) アメリカ合衆国(インディアナ州プリンストン) 中国(広東省広州市) |
販売期間 | 2007年 - 2013年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
1AR-FE型 2.7 L 2GR-FE型 V6 3.5 L 3MZ-FE型 V6 3.3 L(ハイブリッド) 2GR-FXE型 V6 3.5 L(ハイブリッド) |
変速機 |
5速AT 6速AT 電気式無段変速機(ハイブリッド) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,789 mm |
全長 | 4,785 mm |
全幅 |
1,910 mm(-2010年) 1,917 mm(2011年-2013年) |
全高 |
1,760 mm(-2010年) 1,729 mm(2011年-2013年) |
車両重量 | 1,835 kg |
- 2007年6月 - シカゴオートショーで2代目ハイランダー発表。オーストラリアでは引き続きクルーガーを名乗る。
- 2007年7月 - トヨタ自動車九州での生産を開始。
- 2007年8月 - 発売。エンジンはV型6気筒3.5Lの2GR-FEが搭載され、5速ATが組み合わされる。ハイブリッドモデルも設定された。
- 2009年6月 - 中国にて広州汽車との合弁企業、広汽豊田が現地生産し、「漢蘭達」として発売開始。
- 2009年10月にはTMMIがアメリカでの生産も開始。
- 2010年 - フロントマスクを中心に大きくイメージを変えてマイナーチェンジされ、2011年モデルとして登場。
後期型
-
クルーガー KX-R(フロント)
-
クルーガー KX-R (リア)
3代目 XU50型(2013年 - 2019年)
編集トヨタ・ハイランダー(3代目) トヨタ・クルーガー(3代目) XU50型 | |
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ハイランダー(前期型) | |
クルーガー(前期型) | |
概要 | |
別名 | オーストラリア : トヨタ・クルーガー(3代目) |
製造国 |
アメリカ合衆国(インディアナ州プリンストン) 中国(広東省広州市) |
販売期間 | 2013年 - 2019年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
1AR-FE型 2.7 L 2GR-FE型 V6 3.5 L 2GR-FXE型 V6 3.5 L(ハイブリッド) 2GR-FKS型 V6 3.5 L(2016年-) 8AR-FTS型 2.0 L ターボ(中国仕様) |
変速機 |
6速AT 8速AT(2016年 - ) 電気式無段変速機(ハイブリッド) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,789 mm |
全長 | 4,854 mm |
全幅 | 1,925 mm |
全高 | 1,730 mm |
車両重量 |
1,875 - 1,975 kg 1,995 - 2,205 kg(ハイブリッド) |
- 2013年4月 - ニューヨーク国際オートショーにて初公開[13]。プラットフォームは初代、2代目と同じくKプラットフォームを採用。エクステリアは大型のフロントグリルを備え、ダイナミックな印象を与える。また、先代に比べ室内を広くし、8名乗車を可能にした。発売当初のパワートレインは2.7L直列4気筒で駆動方式はFF、3.5L V型6気筒でFFまたは4WD。トランスミッションには新開発の6速ATを採用。また、先代同様ハイブリッドも設定。3.5LV型6気筒にハイブリッドシステムを組み合わせたもので、駆動方式は4WDのみとなる。
- 2013年12月5日 - 米国インディアナ州の工場にて生産開始[14]。フルモデルチェンジで3代目に移行。
- 2016年2月23日 - 2016年モデルが米国IIHS(道路安全保険協会)の衝突テストで最高の安全評価を獲得した[15]。
- 2016年3月14日 - 2017年モデルを発表。実車はニューヨーク国際オートショーにて公開された。フロントグリル、ヘッドライト、前後バンパー、テールランプなどを一新。また、USBポートを5個に増やした[16]。さらに、スポーツグレードとなる「SE」を新設定。サスペンションの専用チューニングのほか、19インチのアルミホイールを装備する[17]。
後期型
-
フロント (LE)
-
リア (GX)
中国仕様
-
フロント (Sport)
-
リア (Sport)
4代目 XU70型(2019年 - )
編集トヨタ・ハイランダー(4代目) トヨタ・クルーガー(4代目) XU70型 | |
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フロント | |
リア | |
概要 | |
別名 |
トヨタ・クルーガー(4代目) トヨタ・クラウンクルーガー |
製造国 |
アメリカ合衆国(インディアナ州プリンストン) 中国(広東省広州市) |
販売期間 | 2019年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 7/8名 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | GA-Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2GR-FKS型 V型6気筒 3,456cc[18] A25A-FXS型 直列4気筒 2,487cc[18](ハイブリッド) |
モーター | 5NM(ハイブリッド) |
最高出力 |
219 kW (298 PS) / 6,600 rpm[18] 138 kW (188 PS) / 6,000 rpm[18](ハイブリッド) |
最大トルク |
356N・m / 4,700 rpm[18] 237N・m / 4,400 rpm[18] |
変速機 |
8速AT 電気式無段変速機(ハイブリッド) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,850 mm |
全長 | 4,950 mm |
全幅 | 1,930 mm |
全高 | 1,730 mm |
車両重量 |
1,880 - 2,018 kg 1,964 - 2,084 kg(ハイブリッド) |
- 2019年4月 - ニューヨーク国際オートショーにて世界初公開[19]。
- 2019年11月 - フルモデルチェンジが発表された。3.5LV6ガソリンエンジン(2GR-FKS)、2.5L直4+THSⅡ(ダイナミックフォースエンジン・A25A-FXS)を搭載。V6ガソリン車には8速オートマチックトランスミッションを組み合わせる。プラットフォームにはアバロン(北米などで販売)や、レクサスES、カムリ、RAV4などで使用されているTNGA「GA-K」を採用した。グレード構成は、L、LE、XLE、LIMITED、PLATINUM、の5グレードとなるが、ハイブリッド車にはLグレードは設定されない。また、スポーティグレードであるXSEグレードの追加も予定されている。XSEグレードでは、専用エアロバンパーやクロームロッカーモール、専用リアバンパー、専用フロントグリル、専用切削光輝アルミホイール、ピアノブラックフロントピラーガーニッシュなどに加え、レッド×ブラックの専用レザーインテリアを採用している。また、全グレードにAWDモデルが用意され、V6ガソリンエンジン車にはRAV4においても注目された「ダイナミックトルクベタリングAWD」の設定もある。
- 2020年2月 - シカゴオートショーにてXSEグレードを披露[20]。
- 2020年5月11日 - 欧州トヨタがハイランダーハイブリッドを導入すると発表。2021年初頭に発売予定[21]。
- 2022年10月17日 - カナダで2023年モデル発表[22]。パワートレインが3.5L V型6気筒エンジンから2.4L直列4気筒ターボエンジンに変更された。
5代目 AS10型(2023年 - )
編集トヨタ・グランドハイランダー(5代目) AS10型 | |
---|---|
フロント | |
リア | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国(インディアナ州プリンストン) |
販売期間 | 2023年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 7名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | FF・4WD |
プラットフォーム | GA-Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | |
最高出力 |
|
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,946 mm |
全長 | 5,116 mm |
全幅 | 1,989 mm |
全高 | 1,781 mm |
レクサス・TXとも共通のGA-Kプラットフォームをベースに、米国の Calty Design Research(キャルティー)で設計された[23]。インディアナ州プリンストンのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ(TMMI)で生産される予定。
エンジンはすべて水冷・直4・直噴ガソリンエンジンである。ドライブトレインは、ガソリン車が2.4Lターボにトランスファー付きUA80F 8速AT[24]が組み合わされる四輪駆動、「ハイブリッド」は2.5L自然吸気エンジンで、フロントモーターを2基としたシーケンシャルモード付電気式無段変速機(e-CVT)であるTHS IIのFFと、リアにモーターを1基追加した E-Four による四輪駆動が用意される。「ハイブリッドマックス」は2.4Lターボエンジンに、フロントアクスル1基、リアアクスル1基のモーターを組み合わせた E-Four Advancedによる四輪駆動で、システム全体で362 hp/55.3 kgmを発揮、0 - 96 km/h加速6.3秒の性能を可能にしている[25]。
内装では12.3インチのトヨタ・オーディオ・マルチメディア・システムを標準装備し、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する。
車種構成はXLE、リミテッド、プラチナムの3グレードとなる[26]。
年表
編集脚注
編集注釈
編集- ^ そのため、ヴァンガードの方が全長が120 mm程度短い。
- ^ 本車種と入れ替わるような形で、ビスタ店でのハリアーの取扱は終了し、ハリアーはトヨペット店の専売車種となった。
- ^ a b 沖縄県では引き続き、クルーガーVもトヨタカローラ沖縄で取り扱われていた(ビスタ店と旧ネッツトヨタ店の統合まで)。
出典
編集- ^ “Toyota Reports 2006 and December Sales” (英語) (2007年8月24日). 2013年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月25日閲覧。
- ^ Chang, Brittany (2020年2月3日). “長く乗り続ける車ベスト15…信頼性、安全性、所有コストに優れる日本車が独占”. www.businessinsider.jp. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 『トヨタ、新型車「クルーガーV」を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2000年11月24日 。
- ^ 『トヨタ、クルーガーVの特別仕様車を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2002年1月9日 。
- ^ 『トヨタ、クルーガーVの特別仕様車を発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2002年12月5日 。
- ^ 『トヨタ、クルーガーVをマイナーチェンジするとともにクルーガーLをトヨタカローラ店より新発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2003年8月28日 。
- ^ 『TOYOTA、ハリアーハイブリッドならびにクルーガーハイブリッドを新発売』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2005年3月22日 。
- ^ 『TOYOTA、クルーガーLを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2005年11月29日 。
- ^ 『TOYOTA、クルーガーL、クルーガーハイブリッドを一部改良』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2006年6月1日 。
- ^ “クルーガー(トヨタ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月12日). 2020年1月12日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第63号15ページより。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第63号15ページより。
- ^ “【ニューヨークモーターショー13】トヨタ ハイランダー 新型発表…居住性を改善した中型SUVの基幹モデル”. response. (2013年4月5日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ “トヨタ、新型 ハイランダー 生産開始…米インディアナ工場”. response. (2013年12月9日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ “【IIHS衝突安全】トヨタ ハイランダー の2016年型、トップセーフティピック+に”. response. (2016年2月29日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ “【ニューヨークモーターショー16】トヨタの中型SUV、ハイランダー に2017年型…表情一新”. response. (2016年3月17日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ “【ニューヨークモーターショー16】トヨタ ハイランダー に2017年型…スポーティな「SE」初設定”. response. (2016年4月6日). 2020年5月26日閲覧。
- ^ a b c d e f 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、8 Aug 2020、156頁。ISBN 978-4-7796-4170-1。
- ^ 『TOYOTA、新型ハイランダーをニューヨーク国際オートショーで世界初披露』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年4月17日 。2020年5月25日閲覧。
- ^ “2021 Toyota Highlander XSE makes soccer runs sportier” (英語). MOTORAUTHORITY (2020年2月6日). 2020年5月25日閲覧。
- ^ “日本導入もある!? 欧州導入が決定した3列シートのハイブリッドSUV トヨタ「ハイランダー」とは”. VAGUE (2020年5月13日). 2020年5月25日閲覧。
- ^ “ランクル級ボディの迫力SUV! トヨタ新「ハイランダー」パワフルターボ追加して加で登場!(くるまのニュース)”. LINE NEWS. 2022年10月20日閲覧。
- ^ a b “トヨタの新型SUV『グランドハイランダー』、ハイブリッドは2種類…シカゴモーターショー2023”. レスポンス(Response.jp). 2023年2月13日閲覧。
- ^ “新型「8速・10速オートマチックトランスミッション」-Direct Shift-8AT・10AT-”. トヨタ自動車 (2016年12月6日). 2023年7月15日閲覧。
- ^ Nast, Condé (2023年2月10日). “トヨタのデッカイSUV、あらわる──新型グランド・ハイランダー登場”. GQ JAPAN. 2023年2月13日閲覧。
- ^ a b 株式会社インプレス (2023年2月13日). “トヨタ、新型SUV「グランドハイランダー」を米国で世界初公開”. Car Watch. 2023年2月13日閲覧。
- ^ “トヨタが新型「グランドハイランダー」世界初公開! ド迫力「3列SUV」は速さも自慢!? 2023年夏に米国で発売へ”. くるまのニュース (2023年2月9日). 2023年2月9日閲覧。
- ^ “トヨタと任天堂がコラボで実現! 新型SUV「グランドハイランダー」赤ホイール装着の「Nintendo Switch Car」が凄い! 謎コラボの理由とは”. くるまのニュース (2023年2月10日). 2023年2月13日閲覧。
- ^ “価格.com - トヨタの新型ハイブリッドSUV、『グランドハイランダー』今夏発売”. kakaku.com. 2023年4月4日閲覧。
関連項目
編集- トヨタ自動車九州 - 車体製造を担当
- トヨタ・ハリアー
- トヨタ・ヴェルファイア - 同じ「クラウン」の名を冠する車種として、「クラウンヴェルファイア」の名で一汽豊田を介して中国市場にて販売。
- トヨタ・RAV4
- トヨタ・ヴァンガード
- トヨタ・FCHV
- 夜に抱かれて (曲) - ロキシー・ミュージックの曲。CMソングに使われた[1]。
外部リンク
編集- ^ “トヨタ「クルーガーV」 浮世絵の中を走るCM曲?”. CDジャーナル. 株式会社シーディージャーナル (2001年7月30日). 2019年10月24日閲覧。