トガリチャバネセセリ(尖茶羽挵、 Pelopidas agna)は、チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ上科セセリチョウ科に属するチョウの一種。

トガリチャバネセセリ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : セセリチョウ上科 Papilionoidea
: セセリチョウ科 Hesperiidae
亜科 : セセリチョウ亜科 Hesperiinae
: チャバネセセリ属 Pelopidas
: トガリチャバネセセリ
P.agna
学名
Pelopidas anga (Moore, [1866])[1]
和名
トガリチャバネセセリ(尖茶羽挵)
英名
The Large Banded Swift
亜種
  • P. a. agna (Moore, [1866])[1]
  • P. a. agnata Evans, 1937
  • P. a. dingo Evans, 1949

概要

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チャバネセセリと非常によく似ており、国内での本種の分布域にはチャバネもいるため区別しづらい。後翅裏の白斑が消失しかけること(ただし雌は明瞭になる)、前翅先端が尖ることで同定できる。前翅中央の黒ずむ線は雄の性標。明るい草地を好み、敏捷に飛ぶ。

成虫は多化性で年中発生。越冬態不定。幼虫の食草はササクサオガサワラスズメノヒエが記録されているが、他にもあるかもしれない。

分布

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石垣島西表島与那国島に分布。ほか宮古島沖縄本島では記録がある。国外ではインドオーストラリア区。

分類

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オーストラリア亜種 P. a. dingo

種の記載年については1865年とするものと1866年とするものがあり、ここで日本産昆虫目録データベース[1]に従い「[1866]」の表記とした。

基亜種 P. agna agna の他に少なくとも以下ものが亜種として区別されることがある[2]

出典

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参考文献

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  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2

関連項目

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外部リンク

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Bytterfly Cicle トガリチャバネセセリの成虫・幼虫・蛹