チャバネセセリ
セセリチョウ科のチョウ
チャバネセセリ(茶羽挵、学名:Pelopidas mathias)は、セセリチョウ科に分類されるチョウの一種。
チャバネセセリ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pelopidas mathias (Fabricius, 1798) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
チャバネセセリ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Dark Small-branded Swift | |||||||||||||||||||||||||||
亜種 | |||||||||||||||||||||||||||
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分布
編集日本周辺では亜種 P. m. oberthueri が本州(越冬は関東沿岸部・中部地方以南の暖地)から南西諸島にかけて分布する[1]。日本各地で普通に見られるが、個体数はイチモンジセセリほど多くない[2]。草地や公園、田畑といった平地から中山部にかけての開けた場所や疎林に多い。
特徴
編集成虫の前翅長は 13-21mm。イチモンジセセリと比べて翅が縦に長い。また後翅裏の模様が白点4箇所である(イチモンジセセリは横に長い白点)ところで区別が可能。
年3-4回、6-11月頃に発生する。関東地方では秋に多く発生する[1]。幼虫で越冬する。本種を含むセセリチョウ類の特徴として飛翔が素早い。
近縁種
編集- ミヤマチャバネセセリ Pelopidas jansonis
- トガリチャバネセセリ Pelopidas agna
- オオチャバネセセリ Polytremis pellucida
- イチモンジセセリ Parnara guttata
関連画像
編集脚注
編集参考文献
編集- 猪又敏男(編・解説)、松本克臣(写真)『蝶』山と溪谷社〈新装版山溪フィールドブックス〉、2006年6月。ISBN 4-635-06062-4。
- 須田真一、永幡嘉之、中村康弘、長谷川大、矢野勝也 著、日本チョウ類保全協会 編『日本のチョウ』誠文堂新光社〈フィールドガイド〉、2012年4月30日。ISBN 978-4416712030。