デューク (アルバム)
ジェネシスのアルバム
『デューク』(Duke)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスが1980年に発表した10作目のスタジオ・アルバム。メンバーが3人になってからは2作目に当たる。ジェネシスにとって初の全英アルバムチャート1位獲得作品となった[1]。
『デューク』 | ||||
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ジェネシス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1979年11月-12月 スウェーデン ストックホルム ポーラー・スタジオ | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ポップ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | カリスマ・レコード、アトランティック・レコード | |||
プロデュース | デヴィッド・ヘンツェル、ジェネシス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジェネシス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Duchess」 - YouTube 「Misunderstanding」 - YouTube 「Turn It On Again」 - YouTube |
背景
編集前作『そして3人が残った』(1978年)から本作リリースまでの間、メンバーは個々の活動に入った。1979年にはフィル・コリンズがブランドXに再加入し[9]、同年、トニー・バンクスが初のソロ・アルバム『キュアリアス・フィーリング』をリリース。また、1980年にはマイク・ラザフォードも初のソロ・アルバム『スモールクリープス・デイ』をリリースした。
本作のレコーディングにおいて、ジェネシスは初めてドラムマシンを使用した[10]。ジャケットの絵は、フランスの絵本作家リオネル・コクランが描いた「アルバート」というキャラクターである[10]。
反響・評価
編集本作は1980年4月5日付の全英アルバムチャートで1位を獲得し、翌週も1位にとどまった[11]。本作からは「ターン・イット・オン・アゲイン」(全英8位[1]・全米58位[12])、「ダッチス」(全英46位[1])、「ミスアンダースタンディング」(全英42位[1]・全米14位[12])がシングル・ヒットした。
音楽評論家のStephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて「バンドはポップ・ソングでこのアルバムを作り上げたとはいえ、締めくくりの『デューク組曲』からも明らかなように、プログ色も大量に投与されている」と評している[13]。
収録曲
編集特記なき楽曲はフィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの共作。
- 「ビハインド・ザ・ラインズ」 - "Behind the Lines" - 5:31
- 「ダッチス」 - "Duchess" - 6:37
- 「ガイド・ヴォーカル」 - "Guide Vocal" (バンクス) - 1:21
- 「マン・オブ・アワ・タイムズ」 - "Man of Our Times" (ラザフォード) - 5:35
- 「ミスアンダースタンディング」 - "Misunderstanding" (コリンズ) - 3:15
- 「ヒートヘイズ」 - "Heathaze" (バンクス) - 4:59
- 「ターン・イット・オン・アゲイン」 - "Turn It on Again" - 3:52
- 「アローン・トゥナイト」 - "Alone Tonight" (ラザフォード) - 3:57
- 「カル・デ・サック」 - "Cul-de-Sac" (バンクス) - 5:04
- 「プリーズ・ドント・アスク」 - "Please Don't Ask" (コリンズ) - 4:02
- 「デュークス・トラベルス」 - "Duke's Travels" - 8:38
- 「デュークス・エンド」 - "Duke's End" - 2:10
参加ミュージシャン
編集- フィル・コリンズ - ボーカル、ドラムス、ドラムマシン、パーカッション
- マイク・ラザフォード - ギター、ベース、ベースペダル、バッキング・ボーカル
- トニー・バンクス - キーボード、12弦ギター、バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- デヴィッド・ヘンツェル - バッキング・ボーカル
脚注
編集- ^ a b c d e GENESIS songs and albums | full Official Chart history
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ norwegiancharts.com - Genesis - Duke
- ^ swedishcharts.com - Genesis - Duke
- ^ “Genesis - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2024年4月14日閲覧。
- ^ dutchcharts.nl - Genesis - Duke
- ^ charts.org.nz - Genesis - Duke
- ^ Genesis - Duke - austriancharts.at
- ^ ストレンジ・デイズ »フィル・コリンズが再加入し、1979年9月23日にロサンゼルスで行なわれたブランドXのコンサートを収録した『ライヴ・アット・ザ・ロキシー』が再発される! - 2015年1月14日閲覧
- ^ a b 日本盤紙ジャケットSACD(TOGP-15014)ライナーノーツ(赤岩和美)
- ^ 1980 The Number One Albums | Official Charts
- ^ a b “Genesis - Chart History - Billboard Hot 100”. Billboard. 2024年4月14日閲覧。
- ^ Duke - Genesis : AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine