ディリス賞
ディリス賞(ディリスしょう、The Dilys Award )は、アメリカ独立系ミステリ専門書店協会(Independent Mystery Booksellers Association、以下略称:IMBA)によって1992年から毎年贈られる賞。その年に書店が「最も楽しんで売ることができた」推理小説に贈られる[1][2]。IMBAは、主にミステリを売る小売書店のための組織である。賞の名は、アメリカ合衆国初のミステリ専門書店を設立したディリス・ウィンという人物にちなむ[3]。
各年の結果
編集年 | 受賞作 | ノミネート作 |
---|---|---|
1992年 | カール・ハイアセン 『珍獣遊園地』 |
|
1993年 | ジョン・ダニング 『死の蔵書』 |
|
1994年 | ペーター・ホゥ 『スミラの雪の感覚』 |
|
1995年 | ジャネット・イヴァノヴィッチ 『私が愛したリボルバー』 |
|
1996年 | マイクル・コナリー 『ラスト・コヨーテ』 |
|
1997年 | マイクル・コナリー 『ザ・ポエット』 |
|
1998年 | ジャネット・イヴァノヴィッチ 『モーおじさんの失踪』 | |
1999年 | デニス・ルヘイン 『愛しき者はすべて去りゆく』 |
|
2000年 | ロバート・クレイス "L.A. Requiem" |
|
2001年 | ヴァル・マクダーミド 『処刑の方程式』 |
|
2002年 | デニス・ルヘイン 『ミスティック・リバー』 |
|
2003年 | ジュリア・スペンサー=フレミング "In the Bleak Midwinter" |
|
2004年 | ジャスパー・フォード 『文学刑事サーズデイ・ネクスト2―さらば、大鴉』 |
|
2005年 | ジェフ・リンジー 『デクスター 幼き者への挽歌』 |
|
2006年 | コリン・コッタリル 『三十三本の歯』 |
|
2007年 | ルイーズ・ペニー 『スリー・パインズ村の不思議な事件』 |
|
2008年 | ウィリアム・K・クルーガー 『血の咆哮』 |
|
2009年 | ショーン・チャコーヴァー "Trigger City" |
|
2010年 | アラン・ブラッドリー 『パイは小さな秘密を運ぶ』 |
|
2011年 | ルイーズ・ペニー "Bury Your Dead" |
|
2012年 | S・J・ローザン 『ゴースト・ヒーロー』 |
|
2013年 | ピーター・ロビンスン "Before The Poison" |
|
2014年 | ウィリアム・K・クルーガー 『ありふれた祈り』 |
|
関連項目
編集- 本屋大賞(似た趣旨の日本の賞)
出典
編集- ^ Clark, Candace; Charles, John; Morrison, Joanna (2002). The mystery readers' advisory: the librarian's clues to murder and mayhem. Chicago: American Library Association. pp. p75. ISBN 0-8389-0811-X
- ^ Tere Stouffer (2007). The Complete Idiot's Guide to the World of Harry Potter (Complete Idiot's Guide to). Indianapolis, IN: Alpha. pp. p107. ISBN 1-59257-599-4
- ^ a b “The DILYS AWARD”. Independent Mystery Booksellers Association. 2010年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月18日閲覧。