テンプル騎士団カルテル
「テンプル騎士団」カルテル(てんぷるきしだんカルテル、スペイン語: Los Caballeros Templarios)は、メキシコの犯罪組織、麻薬カルテル。
テンプル騎士団カルテルのロゴマーク | |
設立 | 2010年12月 |
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設立者 | ナザリオ・モレノ・ゴンサレス(通称:エル・チャヨ) セルバンド・ゴメス・マルティネス(通称:ラ・トゥータ) |
設立場所 | メキシコ ミチョアカン州 |
首領 | ナザリオ・モレノ・ゴンサレス(通称:エル・チャヨ/死亡済) セルバンド・ゴメス・マルティネス(通称:ラ・トゥータ/収監中) |
活動期間 | 2010年12月 - 2017年9月 |
活動範囲 | メキシコ、ミチョアカン州 |
主な活動 | 麻薬密売、武器密売、誘拐、恐喝、殺人、強盗、暴行、偽造、資金洗浄 |
友好組織 | ガルフ・カルテル ベルトラン・レイバ・カルテル シナロア・カルテル |
敵対組織 | メキシコ軍 メキシコ連邦警察 フアレス・カルテル ロス・セタス マラ・サルバトルチャ ハリスコ新世代カルテル |
沿革
編集テンプル騎士団はミチョアカン州を拠点に持つ。ミチョアカンに台頭していたラ・ファミリア・カルテルをしのぐ勢力を見せ、ガルフ・カルテルやシナロア・カルテルとは同盟を組んだ。一種の新興宗教的な側面を持っており[1]、メンバーは22ページにも及ぶ「ミチョアカンのテンプル騎士団の誓い」を読むことを義務付けられる[2]。ハリスコ新世代カルテルとは最も激しい抗争状態にあった。
ミチョアカン州のタンシタロ(Tancítaro)で利益の大きいアボカド産業に目をつけ、「税金」と称して金銭を要求、また関係者を誘拐して身代金を要求し従わない場合は殺害するなどしていたが、アボカド協会は密輸の武器で武装集団を結成して自衛するようになり、のちに国もアボカド農家の保護に乗り出し警察と軍隊を派遣し、テンプル騎士団によるアボカド産業関係者の脅迫・殺害は減少した[3]。
脚注
編集- ^ “【特集】丸山ゴンザレスに直撃!『ゴーストリコン ワイルドランズ』で描かれる舞台と麻薬組織のリアル”. Game*Spark. (2017年3月9日)
- ^ “Mexican drug cartel distributes ethics guide” (英語). Stephanie Garlow. globalpost. 2015年4月23日閲覧。
- ^ Saki, Takeuchi (2019年6月6日). “メキシコのアボカド問題:麻薬密輸集団に抵抗する産業”. Global News View 2021年2月28日閲覧。