ユークリッド幾何学において、テルケムの定理(テルケムのていり、英:Terquem's theorem)または、ロイシュレの定理(ロイシュレのていり、Reuschle's theorem)とは、フランスの数学者オルリー・テルケムとドイツの数学者カール・グスタフ・ロイシュレのそれぞれが独自に発見した定理である。
三角形と点に対するチェバ線がと、それぞれで交わっているとする。また、の外接円とのでない方の交点をそれぞれとする。このときチェバ線, ,が共点であることを、テルケムの定理と言う。このとき, ,の交点は、のチェバ円共役と呼ばれる。
- Friedrich Riecke (ed.): Mathematische Unterhaltungen. Volume I, Stuttgart 1867, (reprint Wiesbaden 1973), ISBN 3-500-26010-1, p. 125 (German)
- M. D. Fox, J. R. Goggins: "Cevian Axes and Related Curves." The Mathematical Gazette, volume 91, no. 520, 2007, pp. 3-4 (JSTOR).