チシマイワブキ
チシマイワブキ(千島岩蕗、学名:Micranthes punctata)は、ユキノシタ科チシマイワブキ属の多年草。以前はユキノシタ属(Saxifraga )とされていたが、分子系統解析の結果からユキノシタ属の数種とともに、チシマイワブキ属(Micranthes )に分割された[1][2]。
チシマイワブキ | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Micranthes punctata | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
チシマイワブキ(千島岩蕗) |
特徴、分布等
編集草丈は5-25cm、葉は腎円形で縁は山形に鋸歯状になっている。花の直径は6-8mmでおしべが10本ある。長楕円形の花弁が5-6枚ほどあり、色は白が多いが、まれに赤紫色のものもある。開花時期は7月頃。
北海道、千島列島、樺太、カムチャツカ半島などに分布し、高山地帯の湿った岩礫地や、雪が遅くまで残る雪田周辺などに自生する。主な国内自生地は利尻山や大雪山など。
保全状況評価
編集絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)
(2012年環境省レッドリスト)
関連項目
編集脚注
編集- ^ 日本のチシマイワブキ属の学名, 「植物研究雑誌The Journal of Japanese Botany」Vol.87 No.4 (August 2012)
- ^ Micranthes, 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
参考文献
編集- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- 植物研究雑誌, The Journal of Japanese Botany