タイ国立金属材料技術研究センター
タイ国立金属材料技術研究センター (タイ語:ศูนย์เทคโนโลยีโลหะและวัสดุแห่งชาติ、タイ略語:เอ็มเทค、英語:National Metal and Materials Technology Center 英略称:MTEC)は、タイ王国 内閣科学技術省タイ国立科学技術開発庁監督下の研究所。1986年9月16日に設立。タイ王国における金属、材料素材に関する研究開発、産業の育成を目的とする。パトゥムターニー県タイランド・サイエンスパーク内に立地。タイ国立金属材料技術センターとも記述される。
概要
編集タイ国立金属材料技術研究センターは、1986年9月16日内閣の決定を受けて、科学技術省次官事務室のプロジェクトとして設立された。1991年タイ国立科学技術開発庁の発足に伴い、傘下に加わった。
所在地
編集研究所本部
編集- パトゥムターニー県 クローンルワン郡 タムボン・クローンヌン パホンヨーティン通り サイエンスパーク 114
(114 อุทยานวิทยาศาสตร์ประเทศไทย ถนนพหลโยธิน ตำบลคลองหนึ่ง อำเภอคลองหลวง จังหวัดปทุมธานี 12120)
ラーマ6世通りオフィス
編集- バンコク ラーチャテーウィー区 トゥンパヤータイ地区 ラーマ6世通り 73/1
(73/1 ถนนพระรามที่ 6 แขวงทุ่งพญาไท เขตราชเทวี กรุงเทพฯ 10400)
研究ユニット・ラボラトリー
編集研究センターは目的別の研究ユニットと20以上のラボラトリーから構成されている。また、研究所では外部公機関や民間部門からの試験・分析業務を請け負っている。
- コンピュータ支援技術研究ユニット(Computer-Aided Technology Research Unit)
- 設計エンジニアリング研究ユニット(Design and Engineering Research Unit)
- セラミックス技術研究ユニット(Ceramics Technology Research Unit)
- セラミックス加工ラボラトリー
- 応用セラミックスラボラトリー
- セラミックス設計・製造ラボラトリー
- ポリマー研究ユニット(Polymers Research Unit)
- 医用生体工学研究ユニット(Biomedical Engineering Research Unit)
- 生体材料ラボラトリー
- 医用ラピッドプロトタイピングラボラトリー
- 医療機器ラボラトリー
- 代替燃料研究ユニット(Meterials for Energy Research Unit)
- バイオ燃料ラボラトリー
- 電子化学材料システムラボラトリー
- 材料信頼性研究ユニット(Materials Reliability Research Unit)
- 環境研究ユニット(Environment Research Unit)
- ライフサイクルアセスメントラボラトリー
- エコ製品開発ラボラトリー
- 環境管理ラボラトリー
- 環境汚染物質不使用製品材料技術ラボラトリー
- 環境材料ラボラトリー
- 材料特性研究ユニット(Materials Characterization Research Unit)
海外との連携
編集アジアやヨーロッパ諸国と海外と広く共同研究を行っており、中でも日本との関連性が強く、JICAなどの公機関から、私企業に及ぶ。2010年現在、日本人の日本連携担当を常駐させている。2010年には日本のアーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)と化学物質管理の相互協力に関する覚書を締結し、化学物質情報伝達、専門家育成の協力を受けている[1]。
関連事項
編集- 科学技術省 (タイ)
- タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)
- タイランド・サイエンスパーク
- タイ技術管理センター(TMC)
- タイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)
- タイ国立ナノテクノロジー研究センター(NANOTEC)
- タイ国立電子コンピューター技術研究センター(NECTEC)
参考文献
編集- ^ 「JAMP、化学物質情報の伝達でマレーシア・タイ機関と提携」日本工業新聞 2010年3月16日