タイランド・サイエンスパーク
タイランド・サイエンスパーク (タイ語:อุทยานวิทยาศาสตร์ประเทศไทย、英語:Thailand Science Park)は、タイ王国が2002年に初めて建設した科学技術研究開発振興区。内閣科学技術省監督下のタイ国立科学技術開発庁技術管理センターが管理。バンコクの郊外北パトゥムターニー県に立地している。
概要
編集タイランド・サイエンスパークは、2002年に設置されたタイ王国で初にして最大の科学技術開発区。敷地は80エーカー、タンマサート大学によって提供された。サイエンスパークとバンコク都心は高速道路で接続している。ハイテクビジネスのための科学技術インフラの整った事業区、国立研究所が整備されている。現在第二期拡張工事が進行中である。
オフィス所在地
編集(131 อุทยานวิทยาศาสตร์ประเทศไทย ถนนพหลโยธิน ตำบลคลองหนึ่ง อำเภอคลองหลวง จังหวัดปทุมธานี 12120)
- バンコク都心から42キロ
- ドンムアン空港から北へ20キロ
施設
編集サイエンスパーク内には、付設施設としてタイランドサイエンスパークコンベンションセンター(4階建て、総床面積3,000㎡)、インキュベーションセンター、パイロットプラント、民間部門研究開発ラボラトリーが設置されている。また、情報技術知識サービスセンターも入所しており、インターネットおよびデーターベース環境を提供している。さらに、サイエンスパーク内での生活のために、図書館、医療施設、銀行、貯蓄組合、集会場、保育施設、デイケア施設、生活雑貨店、フードコート(2箇所)、カフェ・レストランなどを備えている。
研究センター
編集サイエンスパーク内には4つの国立研究センターが入所している。
- タイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)‐1983年設立
- タイ国立金属材料技術研究センター(MTEC)‐1986年設立
- タイ国立ナノテクノロジー研究センター(NANOTEC)‐2003年設立
- タイ国立電子コンピューター技術研究センター(NECTEC)‐1986年設立
日本の研究機関では以下の機関がオフィスを構える。
- 東京工業大学国際事務所タイオフィス
また、科学研究で知られる以下の三大学がサイエンスパークに近接する地域にキャンパスを構えている。
第2区画
編集タイランド・サイエンスパーク第2区画「イノベーション・クラスター2」(INC II)は、連絡通路でつながった4つの棟からなる。14の会議室と講堂を付設。付属施設タイランドサイエンスパークコンベンションセンターとも直結。延床面積127,000 m2超。2011年12月に完成予定[1][2]。