ソフィア・ジョルダーノ
ソフィア・ジョルダーノ(Sofia Giordano、結婚前の姓はクラーク もしくはレクラーク、綴りは Clerc、Clerk、Le Clerc など 、1778年4月30日 - 1829年4月26日[1])は、イタリアの画家である。肖像画を描いた。
ソフィア・ジョルダーノ Sofia Giordano | |
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Giovanni Domenico Cherubiniによる肖像画 | |
生誕 |
1778年4月30日 トリノ |
死没 |
1829年4月26日 (50歳没) トリノ |
略歴
編集トリノの貧しい家庭に生まれた[2]。早くから絵の才能を示し、パルミエリ(Pietro Jacopo Palmieri: 1737–1804)というトリノの画家に絵を学ぶように勧められ、地元の銀行家の支援を受けて絵の修行を続けた。18歳でローマに移り、アントン・フォン・マロンの妻のテレーゼ・マロンらのもとで修行した[3]。ローマではアカデミア・ディ・サン・ルカの会員になり、この時期にチェルビーニ(Giovanni Domenico Cherubini)という画家が描いたソフィアの肖像画が残されている[4]。ローマでミニアチュール画家として作品を残した後、パステルによる肖像画を描くようになった。
数年後にパトロンの銀行家に求められてトリノに戻り、トリノの科学アカデミーの会員に選ばれ、1803年に医者のジョバンニ・ジョルダーノと結婚した。結婚後も画家の仕事を続け、パステルだけでなく油彩の作品も描いた。1812年にトリノのアカデミーはソフィアの仕事に対して金メダルを贈った。
トリノはフランス革命後、フランスの衛星国家の都市になり1802年から1814年の間はフランス帝国などに併合されていたが、ソフィアの作品はナポレオン・ボナパルトに好まれていたとされる[4] 。
2人の子供の母親になり1929年に50歳で没した。
作品
編集-
テレーゼ・マロンの肖像画
サバウダ美術館 -
自画像
サバウダ美術館
参考文献
編集- ^ (it) Alessandro Baudi di Vesme, Schede Vesme. L'arte in Piemonte dal XVI al XVIII secolo, vol. I, Torino, Società Piemontese di archeologia e belle arti, 1963
- ^ Delle donne illustri italiane dal XIII al XIX secolo. Pallotta. (1840). pp. 292–
- ^ Profile at the Dictionary of Pastellists Before 1800.
- ^ a b “Sofia Clerk – Accademia di San Luca”. www.accademiasanluca.eu. 20 August 2017閲覧。