ゼナ・マーシャル
イギリスの女優
ゼナ・マーシャル(Zena Marshall、1926年1月1日 -2009年7月10日 )は、イギリスの女優。ジーナ・マーシャルと表記されることもある。
ゼナ・マーシャル Zena Marshall | |
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生年月日 | 1926年1月1日 |
没年月日 | 2009年7月10日(83歳没) |
出生地 | 英領ケニア ナイロビ |
死没地 | イギリス ロンドン |
国籍 | イギリス |
ジャンル | 女優 |
配偶者 |
アイヴァン・フォクスウェル (1992 - 2002) |
主な作品 | |
『007/ドクター・ノオ』 |
略歴
編集英領ケニアのナイロビで生まれる。母はフランス出身。父が亡くなり、母がレスターシャーの地主と再婚したので、若き日をそこで過ごす。王立演劇学校で学び、第二次世界大戦中はエンターテイメンツ・ナショナル・サービス・アソシエーション(ENSA)で働く[1]。
1945年公開の『シーザーとクレオパトラ』[2]で、エキストラとして映画初出演(クレジットはされず)。その後、多くの映画に脇役として出演した後、1950年の "Soho Conspiracy" と "Dark Interval" では主演を果たす。
1962年、映画「007シリーズ」第1作目『007 ドクター・ノオ』に、敵側に通じる中国系女性役[3]で出演。(広義の)初代ボンドガールの一人になる。1965年には『素晴らしきヒコーキ野郎』[4]にも出演する。その他、『秘密諜報員ジョン・ドレイク』などのテレビシリーズにもゲスト出演している。
私生活では、ユーゴスラビアのアレクサンダル王子に求愛されたり、アルゼンチンのペロン大統領と夕食を共にしたりしたこともある。1947年にバンド・リーダーのポール・アダムと結婚したが、しばらく後に離婚し、二度目の結婚も短かった[1]。1991年、映画プロデューサーのアイヴァン・フォクスウェルと結婚。2002年に死別[5]。
主な出演作品
編集- 恋の人魚 Miranda (1948)
- 三十六時間 The Lost People (1949)
- 暁の出航 Morning Departure (1950)
- 007 ドクター・ノオ 007 Dr. No (1962)
- 素晴らしきヒコーキ野郎 Those Magnificent Men in Their Flying Machines (1965)
注
編集- ^ a b “Zena Marshall: actress in Dr No” (英語). Times Online. (2009年7月18日) 2009年7月29日閲覧。
- ^ ジョージ・バーナード・ショー原作・脚本、クロード・レインズ、ヴィヴィアン・リー主演。この映画には、後年3代目ジェームズ・ボンドとなる無名時代のロジャー・ムーアも、エキストラ出演している(クレジットはされず)。
- ^ マーシャルは白人だが、目を細く見せるなどのメークを施して扮した。
- ^ 『007 ゴールドフィンガー』のゴールドフィンガー役で有名なゲルト・フレーベや、日本の銀幕スター石原裕次郎など、各国の俳優が出演している大作。
- ^ “Ivan Foxwell” (英語). インデペンデント. (2002年2月1日) 2009年7月15日閲覧。
- ^ “'Dr No' actress Zena Marshall passed away on Friday, 10th July” (英語). MI6.co.uk (2009年7月14日). 2009年7月15日閲覧。
- ^ Pfeiffer, Lee (2009年7月14日). “ZENA MARSHALL, ORIGINAL JAMES BOND VILLAINESS, HAS DIED AT AGE 83; STARRED IN "DR. NO"” (英語). Cinema Retro. 2009年7月15日閲覧。