セパラボディとは、電球ソケットに差し込んでコンセントとして使用する電気配線器具[1]。かつての商品名はセパラブル・プラグボディ[2]電気用品安全法の定める特定電気用品の一つで、配線器具に区分される[3]

セパラボディ
各社のセパラボディ

概要

編集
 
「セパラブル・アタッチメント・プラグ」をつけた電気パン焼き器。

まだ一般住宅に壁コンセントが普及する以前、天井に取り付けられた照明用の電球ソケットから家電の電源をとるため、電球の口金にコードのついたアタッチメント・プラグが開発されたが、電球ソケットはねじ込み式のため、コードがねじれてしまうという不都合があった。それを改善したものとして、コードを取り付ける部分とソケットに挿入する部分が回転する「回転式アタッチメント・プラグ」というものが大正時代に開発され、さらに昭和初期にはコード取付部とソケット挿入部が分離する「セパラブル・アタッチメント・プラグ」が開発された。このソケット挿入部にあたるものがセパラブル・プラグボディであり、のちのセパラボディである[2]

参考文献

編集
  • 足代健二郎「“二股ソケット”とは何か」(PDF)『論叢 松下幸之助』第4号、PHP総合研究所経営理念研究本部、2005年10月、21頁-38頁、NAID 40007165175 

脚注

編集
  1. ^ 質問 どのように使用する商品ですか?”. Q&A | よくあるご質問 | 住まいの設備と建材. パナソニック (2011年4月13日). 2012年2月19日閲覧。
  2. ^ a b 足代 37-38ページ
  3. ^ 関東経済産業局産業部消費経済課製品安全室 (2011年8月25日). “電気用品安全法 【特定電気用品編】 平成23年8月25日改訂” (PDF). 経済産業省関東経済産業局. p. 2. 2012年2月19日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集