スレイプニル級コルベット
スレイプニル級コルベット(ノルウェー語: Sleipner klassen Korvetter、英語: Sleipner-class corvette)は、ノルウェー海軍が運用していたコルベットの艦級[1][2]。
スレイプニル級コルベット | |
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基本情報 | |
種別 | コルベット |
運用者 | ノルウェー海軍 |
就役期間 | 1965年 - 1993年 |
計画数 | 5 |
建造数 | 2 |
要目 | |
排水量 | 基準600トン / 満載790トン |
全長 | 69.33 m |
最大幅 | 7.90 m |
吃水 | 2.50 m |
機関方式 | CODAD方式 |
主機 | マイバッハ式ディーゼルエンジン×4基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2基 |
出力 | 9,000馬力 |
速力 | 22ノット |
乗員 | 63名 |
兵装 |
・Mk.34 3インチ単装速射砲×1基 ・40mm単装機銃×1基 ・テルネ対潜迫撃砲×1基 ・3連装短魚雷発射管×2基 ・爆雷投下軌条×1条 |
レーダー |
・デッカTM-1226 対水上捜索用 ・デッカ202 航法用 |
ソナー |
・AN/SQS-36 捜索用 ※TSM-2633に後日換装 ・テルネMk.III 攻撃用 |
設計
編集船型としては平甲板型を採用している。艦首甲板上の甲板室にはMk.34 50口径3インチ単装速射砲の単装砲塔を、また艦尾甲板上の甲板室には40mm機銃の単装砲架を備えている。また対潜兵器としては、煙突の後方にテルネMk.3 6連装対潜迫撃砲、艦尾に爆雷投下軌条を備えるほか、1972年には3連装短魚雷発射管を追加装備した[2]。
砲射撃指揮装置としては、当初はMk.63 砲射撃指揮装置を装備していたが、後に光学式のフィリップス社製TVT-300に換装した。またソナーも、1988年から1989年にかけて、AN/SQS-36からTSM-2633「スフェリオン」に換装した[1][2]。
配備
編集1959年に5隻の建造が決定されたが、後に3隻はキャンセルされ[2]、1960年度計画で、2隻のみがオスロのニーランド・ヴァイクステット造船所で建造された[1]。老朽化に伴い、1980年代にはおおむね実戦任務からは引き下げられ、練習艦としての任務にあたっていた[2]。
# | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 |
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P950 → F310 |
スレイプニル KNM «Sleipner» |
1963年 | 1963年11月9日 | 1965年4月29日 | 1993年 |
P951 → F311 |
エーゲル KNM «Æger» |
1964年 | 1965年9月24日 | 1967年3月31日 |
参考文献
編集- ^ a b c Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. p. 403. ISBN 978-0870212505
- ^ a b c d e f Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 293. ISBN 978-1557501325