ストラスブール (軽巡洋艦)
ストラスブール | |
艦歴 | |
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発注 | A.G.ウエーザー社ブレーメン造船所 |
起工 | 1912年 |
進水 | 1914年4月25日 |
就役 | 1915年1月3日に「レーゲンスブルク」として就役 /1920年6月に「ストラスブール」として就役。 |
退役 | |
その後 | 1936年にハルクとなる。 |
除籍 | 1936年 |
性能諸元 | |
排水量 | 常備:4,912トン 満載:6,382トン |
全長 | 142.7m |
水線長 | 139.0m |
全幅 | 13.8m |
吃水 | 常備:5.7m 満載:6.08m |
機関 | ドイツ海軍式重油専焼水管缶10基&同石炭専焼水管2基 +海軍式直結タービン2基2軸推進 |
最大出力 | 29,000hp |
最大速力 | 28.0ノット |
航続距離 | 12ノット/5,500海里 |
燃料 | 石炭:1,280トン 重油:375トン |
乗員 | 385名 |
兵装(1914年時) | クルップ 10.5cm(45口径)単装速射砲12基 50cm水中魚雷発射管2基 機雷120個 |
兵装(1936年時) | クルップ 15cm(45口径)単装速射砲7基 クルップ 8.8cm(45口径)単装高角砲2基 50cm単装魚雷発射管4基 機雷120個 |
装甲 | 舷側:18~60mm(水線部) 甲板:20mm(水平部)、40mm(傾斜部) 主砲防盾:40mm(最厚部) 司令塔:100mm(側盾)、20mm(天蓋) |
概要
編集本艦はフランス海軍の軽巡洋艦である。元々はドイツ帝国海軍が建造したグラウデンツ級軽巡洋艦の「レーゲンスブルク(SMS Regensburg)」で第一次世界大戦後の1920年3月10日に賠償艦としてフランスが取得し、同年6月に「ストラスブール」と改名して就役させた。
艦形
編集やや傾斜した艦首から主砲として防盾付きの「10.5cm(45口径)速射砲」を防盾の付いた単装砲架で並列に2基、前部に司令塔を組み込んだ2層式の箱型艦橋を基部として簡素な単脚式の前部マストが立つ。マストの頂上部に見張り所が設けられ、中段部に探照灯が並列配置で1基ずつ配置された。船体中央部に等間隔に4本の煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、2本1組のボート・ダビッドが片舷4組ずつ計8組で運用された。舷側甲板上には等間隔に3番~10番10.5cm速射砲が単装砲架で片舷4基ずつ配置されていた。4番煙突の背後に見張り所が設けられ、それを基部として単脚式の後檣が立ち、中段に探照灯台が設けられ前後に1基ずつ配置された。艦尾甲板上には艦首と同じく10.5cm速射砲が後ろ向きに並列配置で2基ずつ配置されていた。
就役後の1915年から1917年の間に「シュトラールズント」「シュトラスブルク」は主砲をイギリス海軍の軽巡洋艦と同等の「15cm(45口径)速射砲」に更新され単装砲架で8基を装備し、対空火器として「8.8cm(45口径)単装高角砲」を舷側甲板上に片舷1基ずつ計2基を追加した。50cm魚雷発射管も水中式から甲板上に旋回式の単装発射管2門に更新された。1920年にフランス海軍で運用後は高角砲は「7.5cm(50口径)高角砲」に更新され片舷2基ずつ計4基を配置した。
艦歴
編集就役後の「レーゲンスブルク」は1915年1月から高海艦隊の偵察部隊に所属した。
1925年にボイラーが補修されて最高速度は26ノットとなった他、対空火器が更新された。その年に第3次リーフ戦争にフランス海軍のクールベ級戦艦「パリ」と軽巡洋艦「メース」と共に本艦も参戦し、艦砲射撃に従事した。
1928年5月に北極海のスヴァールバル諸島で遭難したイタリアの飛行船「イタリア(Airship Italia)」の捜索活動に従事した。
1936年6月14日に廃艦となり、艦名はダンケルク級戦艦の2番艦に譲られた。その後、ロリアン港でハルクとなった。第二次世界大戦時にドイツ軍に鹵獲されて1944年にロリアン港のUボートブンカーであるケロマン3(fr:Base sous-marine de Lorient)の防御のために閉塞船として自沈された。現在も船体の一部が残存している。
参考図書
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 'Regensburg' (1912)本艦のスペックと艦形図があるページ。
- Graudenz Class Light Cruisers 「レーゲンスブルク」時代の写真があるページ。