スタディオブマン
スタディオブマン(Study of Man、2015年4月9日 - ) は、フランスの競走馬・種牡馬。主な勝ち鞍は2018年のジョッケクルブ賞、グレフュール賞。
スタディオブマン | |||||||||
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フラクスマン・ステーブル・アイルランドの勝負服 | |||||||||
欧字表記 | Study of Man | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡 | ||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2015年4月9日(9歳) | ||||||||
父 | ディープインパクト | ||||||||
母 | セカンドハピネス | ||||||||
母の父 | Storm Cat | ||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||
生産者 | Flaxman Stables Ireland Ltd | ||||||||
馬主 | Flaxman Stables Ireland Ltd | ||||||||
調教師 | Pascal Bary(フランス) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 11戦3勝 | ||||||||
獲得賞金 | 849,769ポンド | ||||||||
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経歴
編集2歳時(2017年)
編集2017年にサンクルー競馬場でデビュー。ステファン・パスキエ騎手が騎乗し、2着に2馬身差をつけて勝利した。
3歳時(2018年)
編集3歳初戦は重賞初挑戦となるラフォルス賞(G3)であったが、2着に敗れた。しかし、続くグレフュール賞(G2)では、2着に3馬身半差をつけて完勝し、重賞初制覇となった。次走は英ダービー(G1)とジョッケクルブ賞(G1)が候補に挙がったが[1]、ジョッケクルブ賞(G1)に出走。道中は中団を進み、直線で先頭に立つとそのまま粘り、2着を半馬身差抑えて勝利し、同年の東京優駿(G1)の勝ち馬ワグネリアンと合わせて、ディープインパクト産駒の日仏ダービー制覇となった[2]。 その後、ギヨーム・ドルナノ賞(G2)3着を挟んで挑んだアイリッシュチャンピオンステークスでは同世代のディープインパクト産駒で当年の2000ギニー馬サクソンウォリアーと対戦したが5着。10月の凱旋門賞ではエネイブルの9着に終わり、この年を終えた。
4歳時(2019年)
編集4歳初戦となったガネー賞はのちに凱旋門賞馬となるヴァルトガイストの2着。続くイスパーン賞でも2戦続けて2着となり、復調の気配を見せていた。7月のメシドール賞(G3)に1番人気で出走するも3着、ジャック・ル・マロワ賞でも6着に敗退。その後、現役を引退し2020年よりイギリスのランウェイズスタッドで種牡馬入りすることになった。
競走成績
編集出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 馬場・距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2017.09.21 | サンクルー | 未勝利戦 | 芝1600m | 1着 | S.パスキエ | 2馬身 | (Near Gold) | |
2018.04.08 | パリロンシャン | ラフォルス賞 | G3 | 芝1800m | 2着 | S.パスキエ | 1+1⁄4馬身 | Chilean |
2018.05.08 | サンクルー | グレフュール賞 | G2 | 芝2100m | 1着 | S.パスキエ | 3+1⁄2馬身 | (Alounak) |
2018.06.03 | シャンティイ | 仏ダービー | G1 | 芝2100m | 1着 | S.パスキエ | 1⁄2馬身 | (Patascoy) |
2018.08.15 | ドーヴィル | ギヨームドルナーノ賞 | G2 | 芝2000m | 3着 | S.パスキエ | 2馬身 | Knight to Behold |
2018.09.15 | レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝2000m | 5着 | S.パスキエ | 6馬身 | Roaring Lion |
2018.10.07 | パリロンシャン | 凱旋門賞 | G1 | 芝2400m | 9着 | S.パスキエ | 4+1⁄2馬身 | Enable |
2019.4.28 | パリロンシャン | ガネー賞 | G1 | 芝2100m | 2着 | S.パスキエ | 4+1⁄2馬身 | Waldgeist |
2019.5.26 | パリロンシャン | イスパーン賞 | G1 | 芝1850m | 2着 | S.パスキエ | 3⁄4馬身 | Zabeel Prince |
2019.07.21 | ドーヴィル | メシドール賞 | G3 | 芝1600m | 3着 | S.パスキエ | 1+3⁄4馬身 | Impulsif |
2019.08.11 | ドーヴィル | ジャック・ル・マロワ賞 | G1 | 芝1600m | 6着 | S.パスキエ | 4+1⁄2馬身 | Romanised |
- S はステークスの略。
主な産駒
編集- 2021年度産
- DeepOne(2023年ベレスフォードステークス)
- Birthe(2024年サンタラリ賞)
- Kalpana(2024年セプテンバーステークス、英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス)
血統表
編集Study of Manの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系(ヘイロー系) |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘアWind in Her Hair 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 *セカンドハピネス Second Happiness 2002 鹿毛 |
Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer | |
South Ocean | ||||
Terlingua | Secretariat | |||
Crimson Saint | ||||
母の母 Miesque1984 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | ||
Special | ||||
Pasadoble | Prove Out | |||
Santa Quilla | ||||
母系(F-No.) | 20号族(FN:20) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×4×4=15.63% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集- ^ “スタディオブマン、ディープ産駒また欧州クラシック候補に”. スポニチアネックス. (2018年5月10日) 2018年6月6日閲覧。
- ^ “【GI仏ダービー】スタディオブマン優勝 ディープ産駒が日仏ダービー制覇の快挙”. 東スポWeb. (2018年6月4日) 2018年6月6日閲覧。
- ^ a b “5代血統表|血統情報|Study of Man(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年12月9日閲覧。
- ^ a b c d “Study of Manの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2023年12月9日閲覧。
- ^ “Study of Manの種牡馬情報”. 競馬ラボ. 株式会社ドゥイノベーション. 2023年12月9日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post