スイッチング・コスト: switching cost)または切り替え費用(きりかえひよう)とは、ある商品から他の商品、あるいはあるブランドから他のブランドに切り替えることに伴って発生する費用である[1]

まず第一に金銭的な費用が挙げられるが、金銭的費用に限らず切り替えに伴って必要となる習熟や慣れに要する時間(の機会費用)や心理的費用(心理的コスト[2]。心理的負担。心理的ストレス。)なども含まれる[3]探索コストも含まれる。

髙いスイッチング・コストが生じるとほかのサービスへの乗り換えを阻害するため、その製品やブランドを提供している企業側からは、顧客の囲い込みに用いられる[4]

取引コストの一種である[要出典]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ 小田切宏之『企業経済学』(第2版)東洋経済新報社、2010年、132頁。ISBN 978-4-492-81301-0 
  2. ^ コトバンク、心理的コスト
  3. ^ 中小企業のための実践マーケティング 第5回 競合から顧客を守る 〜スイッチングコスト〜”. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング (2013年10月1日). 2016年1月11日閲覧。
  4. ^ 安田洋祐「電子マネーとポイントカードのスイッチングコスト分析」『オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学』第55巻第1号、日本オペレーションズ・リサーチ学会、2010年1月1日、NAID 110007504187