ジャン・バール (カサール級駆逐艦)
ジャン・バール(フランス語:Jean Bart, D 615)は、フランス海軍のカサール級駆逐艦2番艦。艦名はジャン・バールに由来し、この名を受け継いだフランス軍艦は八代目[2]に当たる。
ジャン・バール | |
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基本情報 | |
建造所 | DCNロリアン工廠 |
運用者 | フランス海軍 |
艦種 | ミサイル駆逐艦 |
級名 | カサール級駆逐艦 |
艦歴 | |
計画 | 1979年度 |
起工 | 1986年3月12日 |
進水 | 1988年3月19日 |
就役 | 1991年9月21日 |
要目 | |
排水量 |
基準 4,220t 満載 5,000t |
全長 | 139.0m |
最大幅 | 14.0m |
吃水 | 6.5m |
機関 |
CODAD方式 ・SEMT ピルスティク18PA6-V280 BTC ディーゼルエンジン×4基 ・スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 42,300 bhp |
速力 | 最大速 30kt |
乗員 | 250名 |
兵装 |
Mle 68 100mm単装砲 × 1基 F2 20mm単装機関砲 × 2基 Mk 13 ミサイル単装発射機 × 1基 (SM-1MR SAM; 40発) サドラル ミサイル6連装発射機 × 2基 (ミストラル近SAM) MM40 SSM 4連装発射機 × 2基 L5 533mm5連装魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | AS 565 パンテル × 1機 |
C4ISTAR |
SENIT-6 戦術情報処理装置+リンク 11/16 Mk.74 ミサイル射撃指揮装置 |
レーダー |
DRBJ-11B 3次元 ※2012年に、SMART-S Mk.2に換装[1] DRBV-26C対空捜索 SPG-51C射撃指揮 × 2基 DRBC-33射撃指揮 × 1基 DRBN-34航海 × 2基 |
ソナー | DUBA-25Aソナー |
電子戦・ 対抗手段 | SLAT対魚雷システム |
艦歴
編集「ジャン・バール」は、DCNロリアン工廠で建造され1986年3月12日に起工、1988年3月19日に進水、1991年9月21日に就役する。
1990年7月13日にダンケルクと命名都市の関係を結ぶ。「ジャン・バール」はトゥーロンに配備され航空母艦の護衛を主任務とし海洋における諸任務に当たる。
2001年の不朽の自由作戦で「R91 シャルル・ド・ゴール」空母戦闘群の一員としてインド洋に展開する。2002年から2003年にかけて近代化改修工事を受ける。2004年2月から6月にかけてインド洋・ペルシャ湾に展開する。2006年7月にはレバノン侵攻に伴い避難民救援作戦(fr:Opération Baliste)のためレバノンに8月まで派遣される。
2008年2月23日からアラブ首長国連邦とカタールが参加するガルフシールド01演習に参加する。3月にはイギリス海軍「R06 イラストリアス」とスペイン海軍「F-104 メンデス・ヌニェス」と合同でオリオン08演習に参加、同月25日には「S605 アメティスト」と識別演習を実施、演習終了後にマスカットに寄港する。その後帰路につくが4月4日に豪華ヨット「ル・ポナン(Le Ponant)」がソマリア沖の海賊に襲撃され乗員は人質となった。4月12日に人質は解放され「ジャン・バール」と「R97 ジャンヌ・ダルク」は乗艦していたGIGNおよび海軍コマンドーを艦載ヘリコプターに搭乗させ発艦、逃走した海賊を追跡・強襲して一部を拘束した。
2010年8月には短期間ながらアタランタ作戦に参加していた[3]。
2011年3月にはリビア飛行禁止空域での海上封鎖任務のために「D620 フォルバン」と共にリビア沖に派遣される。
脚注
編集外部リンク
編集- Jean Bart (D 615) - ウェイバックマシン(2009年2月21日アーカイブ分)海軍公式ページ
- Frégate antiaérienne Jean Bart
関連項目
編集- ウィキメディア・コモンズには、ジャン・バール (カサール級駆逐艦)に関するメディアがあります。
- フランス海軍
- フランス海軍艦艇一覧