ジミー・カーター (原子力潜水艦)

ジミー・カーター (USS Jimmy Carter, SSN-23) は、アメリカ海軍シーウルフ級原子力潜水艦の3番艦。艦名は第39代アメリカ合衆国大統領ジミー・カーターに因んで命名された。彼は潜水艦勤務経験のある唯一の大統領である。

星条旗を掲げるジミー・カーター(SSN-23)
星条旗を掲げるジミー・カーター(SSN-23)
基本情報
建造所 ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート
運用者  アメリカ海軍
艦種 攻撃型原子力潜水艦
級名 シーウルフ級
モットー Semper Optima
Always the Best
母港 ワシントン州バンゴール英語版
キトサップ海軍基地
艦歴
発注 1996年6月29日
起工 1998年12月5日
進水 2004年5月13日
竣工 2004年6月5日
就役 2005年2月19日
その後 就役中(2010年現在)
要目
基準排水量 7,568 トン
水中排水量 12,139 トン
全長 138メートル (453 ft)
水線長:128.5メートル (422 ft)
最大幅 12.1メートル (40 ft)
吃水 10.9メートル (36 ft)
機関 WEC S6W型加圧水型原子炉
出力 45,000hp
速力 40ノット (74 km/h) 以上
潜航深度 490メートル (1,610 ft) 以上
乗員 士官:15名
兵員:126名
兵装 660mm魚雷発射管8基
ハープーン対艦ミサイル
トマホーク巡航ミサイル
Mk-48魚雷
C4ISTAR BSY-2 SUBACS-B、CCS Mk2
レーダー BPS-16、BRD-9、WLQ-4
ソナー 統合BQQ-5E(BQS-13、BQG-5A WAA、WLY-1、BQS-24、
曳航アレイTB-16EおよびTB-29)
その他
テンプレートを表示
他のシーウルフ級より拡張された部分。

船底に水中からROV(遠隔操作型無人潜水機)、ダイバーが乗り降りできるムーンウェルが装備されていることが軍事アナリストやメディアに指摘され、特殊工作用の潜水艦と目されている[1]

艦歴

編集

ジミー・カーターの建造契約は1996年6月29日に、コネチカット州グロトンのジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボートに与えられた。

建造は1995年12月5日に始まり、2001年末あるいは2002年初めに就役の予定であったが、1999年12月10日にエレクトリック・ボートは、1987年から1991年までの改装でパーチー (SSN-683 Parche) に装備・運用された偵察システムのジミー・カーターへの導入と試験のための修正契約を受け、8億8700万ドルの予算拡張が契約された。

ジミー・カーターの妻ロザリン・カーターを命名者として、2004年6月5日に命名され進水。2005年2月19日に竣工した。

Navy SEALsROVを運用するためなどの区画を設けたことで、パーチーと同様に、同級他艦に比べ 船体が 約30mほど延長されている。

命名時に生存中の人名を付けた米軍艦船

編集

出典

編集
  1. ^ The Navy’s underwater eavesdropper”. ロイター通信 (2013年7月23日). 2023年7月4日閲覧。

関連項目

編集
過去の米国特殊工作潜水艦
ロシア側の特殊工作潜水艦

外部リンク

編集