ジフルフリルジスルフィド
有機硫黄化合物
ジフルフリルジスルフィド(英: Difurfuryl Disulfide)は、化学式C10H10O2S2で表される有機硫黄化合物の一種である。
ジフルフリルジスルフィド Difurfuryl Disulfide[1] | |
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別称 フルフリルジスルフィド | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 4437-20-1 |
特性 | |
化学式 | C10H10O2S2 |
モル質量 | 226.32 g mol−1 |
外観 | 黄色の液体 |
匂い | メルカプタン様の不快臭[2] |
融点 |
10~11℃[2] |
沸点 |
121℃(0.1kPa) |
危険性 | |
引火点 | >110℃[2] |
関連する物質 | |
関連物質 | フラン-2-イルメタンチオール ビス(2-メチル-3-フリル)ジスルフィド |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
性質
編集二つのフラン-2-イルメタンチオール分子がジスルフィド結合し二量化したような構造を持つ。天然には、白パンや焙煎したコーヒーに含まれる。不快なメルカプタン臭を持つが、希釈するとキャラメルのような焙煎香となる[2]。
用途
編集脚注
編集- ^ ジフルフリルジスルフィド(東京化成工業)
- ^ a b c d e (合成香料編集委員会 2016, p. 783)
参考文献
編集- 合成香料編集委員会『合成香料 化学と商品知識(増補新版)』化学工業日報社、2016年。ISBN 978-4-87326-677-0。