シュールド・ウェーブ

日本のコンピュータゲーム会社

シュールド・ウェーブ(Sur De Wave)は、かつて存在した日本のコンピュータゲーム開発会社。「シュールド・ウェーブ」はブランド名であり、正式な商号は「株式会社タケル」(TAKERU Co., Ltd.)である。

セピア調のグラフィックスと1900年代初頭の世界観、タイタニック号をモチーフにしたアドベンチャーゲームノスタルジア1907』で話題になる。家庭用ゲーム機の互換ACアダプタや連射機能付きコントローラー「ブラスター」シリーズなどの周辺機器も多く発売していた。

「PCココロン」と「インペリアルフォース」が1994年3月25日発売決定していたが、発売直前で中止との連絡を受けた後、1994年3月頃に倒産に至る。[1]

ちなみに、1990年代初頭にブラザー工業株式会社が展開していたゲームソフト自動販売機「ソフトベンダーTAKERU」と本項の会社は全く無関係である。

発売商品

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ゲームソフト

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周辺機器

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  • メガブラスター(メガドライブ用の連射パッド)
  • PCブラスター(PCエンジン用の連射パッド)
  • ブラスターX(アタリ仕様対応のX68000・MSX用の連射パッド)
  • ジョイン・タップ(PCエンジン用の2台接続のマルチタップ。3台まで複数接続可)
  • RFケーブル(TVゲーム用RFケーブル。ワンタッチプラグ式でノイズカット機能付き)

未発売

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  • リトルサムソン(ファミリーコンピュータ) - 後に『聖鈴伝説リックル』にタイトル変更。
  • インペリアルフォース(SUPER_CD-ROM2
  • PCココロン(SUPER_CD-ROM2) - 『ココロン』のリメイク版。
  • ポップンランド(メガCD) - 『ココロン』のリメイク版。
  • ノスタルジアII PRESENCE(メガCD)

関連項目

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  • 四井浩一(『ノスタルジア1907』の生みの親)
  • 鞠川雪映(『ノスタルジア1907』や『プレゼンス』などの音楽作曲者)

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 「新作発売カレンダー 最新はみだし情報」『PCエンジンFAN』、徳間書店インターメディア、1994年5月、109頁。