シャーク・テイル
2004年のアメリカのアニメーション映画
『シャーク・テイル』(Shark Tale)は、2004年のドリームワークス制作のアニメーション映画。ドリームワークス・アニメーションが最新の技術を駆使して制作した完全CGデジタルアニメ映画。主人公オスカーの声をウィル・スミス(日本語吹き替えは香取慎吾)が務めるなど、豪華キャストも話題となった。
シャーク・テイル | |
---|---|
Shark Tale | |
監督 |
ロブ・レターマン ビボ・バージェロン ヴィッキー・ジェンソン |
脚本 |
ロブ・レターマン マイケル・J・ウィルソン |
製作 |
ビル・ダマスキ ジャネット・ヒーリー アリソン・リオン・セーガン |
製作総指揮 | ジェフリー・カッツェンバーグ |
出演者 |
ウィル・スミス ジャック・ブラック レネー・ゼルウィガー アンジェリーナ・ジョリー マーティン・スコセッシ ロバート・デ・ニーロ |
音楽 | ハンス・ジマー |
編集 |
ピーター・ロンズデイル ジョン・ヴェンゾン |
製作会社 | ドリームワークス・アニメーションSKG |
配給 |
ドリームワークス アスミック・エース |
公開 |
2004年10月1日 2005年3月5日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $75,000,000[1] |
興行収入 |
$374,583,879[1] 18.8億円[2] |
あらすじ
編集海の底に広がる大都会「リーフシティ」。そこに住むオスカーは大金持ちになりリーフシティのトップになるのが夢。ある日オスカーは、借金返済のための金を待ち合わせ場所の競馬場で誘惑に負けて賭けてしまった。運の悪いことに賭けに負けて、アーニー&バーニーによって深海にさらわれてしまった。ちょうど近くにきていたレニーとフランキーがオスカーを狙うが、運悪くフランキーがイカリに潰されて死んでしまう。アーニー&バーニーはオスカーがフランキーを殺したとカン違い。それをいい事に、オスカーは一躍大金持ちのヒーローになってしまう。
キャラクター
編集- オスカー
- 本作の主人公。「ホエールウォッシュ」で舌掃除のアルバイトをしている。いつか大金持ちになって有名人の生活をすることを夢見ている。ひょんなことから「サメを殺した」と言われたことで「シャーク・キラー」と名乗り一躍有名となるが、これが大変な事態を招くことに。
- ドン・リノ
- レニーの父で、サメ率いるギャング団のボス。次々と魚たちを襲っては食い殺していたが、息子に対してはそれなりの愛情を持っている。息子を殺した「シャーク・キラー」を抹殺しようと企てている。
- アンジー
- 「ホエールウォッシュ」の受付係。オスカーとは幼馴染で彼の気持ちを唯一理解している人物でもある。祖母の形見の真珠のネックレスが宝物。
- レニー
- リノの息子。サメだが陽気で気弱な性格。魚を食べない「草食主義者」。海藻ジュースとコスプレが大好き。
- ローラ
- オスカーが競馬場で出会った美女。オスカーが見惚れるほどの美貌だが、実はサメ軍団と手を組んだスパイだった。
- サイクス
- 「ホエールウォッシュ」の社長のハリセンボン。怒ったり驚いたりすると体が膨らむ。かつてリノの腰ぎんちゃくだったが、オスカーが有名人になってから彼のマネージャーを務めるようになる。
- アーニー&バーニー
- サイクスの部下の双子のクラゲ。陽気な性格でジョークと音楽が大好き。オスカーとサメの死体を見て「オスカーがサメを殺した」と勘違いしたため、今回の事件の元凶となった。
- フランキー
- レニーの兄。弟とは違い獰猛な殺し屋。レニーがしくじったためにオスカーを襲おうとして錨の下敷きになり死亡。これが事件の始まりとなってしまう。
- ルカ
- リノの子分のタコ。ひょうきんな性格でジョークが大好き。どこか抜けているが、レニーの変装を見破ったり、アンジーを人質に取ったことをオスカーに知らせるなど悪質な部分もある。
- ドン・ファインバーグ
- リノの付き人のネコザメ。リノに「シャーク・キラー」のことを伝える。
- ケイティ・カレント
- ニュース・キャスター。モデルとなり声も担当したケイティ・クーリックも同じくニュース・キャスターである。
- クレイジー・ジョー
- オスカーの大ファンのヤドカリ。彼の投資顧問になるのが夢。趣味はパペット。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
オスカー | ウィル・スミス | 香取慎吾 |
ドン・リノ | ロバート・デ・ニーロ | 松方弘樹 |
アンジー | レネー・ゼルウィガー | 水野美紀 |
レニー | ジャック・ブラック | 山口智充 |
ローラ | アンジェリーナ・ジョリー | 小池栄子 |
サイクス | マーティン・スコセッシ | 西村雅彦 |
アーニー | ジギー・マーリー | 亀山助清 |
バーニー | ダグ・E・ダグ | 落合弘治 |
フランキー | マイケル・インペリオリ | 加藤亮夫 |
ルカ | ヴィンセント・パストーレ | |
ドン・ファインバーグ | ピーター・フォーク | 石田太郎 |
ケイティ・カレント | ケイティ・クーリック | 安藤麻吹 |
クレイジー・ジョー | デヴィッド・P・スミス | 青野武 |
使用された曲
編集- 「スリー・リトル・バーズ」-ショーン・ポール&ジギー・マーリー
- 「カー・ウォッシュ」-クリスティーナ・アギレラ&ミッシー・エリオット
- 「グッド・フット」-ジャスティン・ティンバーレイク&ティンバランド
- 「シークレット・ラヴ」-JoJo
- 「ライズ・アンド・ルーマーズ」-D12
- 「トゥ・ビー・リアル」-メアリー・J.ブライジ
- 「キャント・ウェイト」-アヴァーント
- 「ゴールド・ディガー」-リュダクリス feat.ボビー・V&リル・フェイト
- 「ゲット・イット・トゥゲザー」-インディア・アリー
- 「ウィー・ウェント・アズ・ファー・アズ・ウィー・フェルト・ライク・ゴーイン」-プッシー・キャット・ドールズ
- 「ディジッツ」-fan_3
- 「スウィート・カインド・オブ・ライフ」-シェリル・リン
- 「サム・オブ・マイ・ベスト・フレンズ・アー・シャークス(ムービー・スコア)」-ハンス・ジマー
ゲーム
編集ジャンル | アクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
ニンテンドーゲームキューブ[GC] PlayStation 2[PS2] ゲームボーイアドバンス[GBA] |
開発元 |
Edge of Reality[GC、PS2] Vicarious Visions[GBA] |
発売元 | タイトー[日本版]、アクティビジョン[北米版] |
人数 | 1人プレイ専用 |
発売日 |
[GC]:2005年3月3日 [PS2]:2005年3月17日 [GBA]:2005年3月31日 |
→詳細は「w:Shark Tale (video game)」を参照
同名の3作品が、全てタイトーより発売された。
- ニンテンドーゲームキューブ版
- 2005年3月3日発売
- PlayStation 2版
- 2005年3月17日発売
- ゲームボーイアドバンス版[3]
- 2005年3月31日発売
脚注
編集- ^ a b “Shark Tale” (英語). Box Office Mojo. 2023年2月17日閲覧。
- ^ 2005年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ タイトー最後のゲームボーイアドバンス用ソフト。