サーモン (アイダホ州)

アメリカ合衆国アイダホ州の都市

サーモン(Salmon)は、アメリカ合衆国アイダホ州の都市。レムヒ郡の郡庁所在地である[6]。人口は3,169人(2019年推計)。

サーモン
Salmon
サーモン市街
サーモン市街
標語: 
レムヒ郡内の位置
レムヒ郡内の位置
座標:北緯45度10分41秒 西経113度54分10秒 / 北緯45.17806度 西経113.90278度 / 45.17806; -113.90278座標: 北緯45度10分41秒 西経113度54分10秒 / 北緯45.17806度 西経113.90278度 / 45.17806; -113.90278
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アイダホ州
レムヒ郡
政府
 • 市長 レオ・マーシャル(Leo Marshall)[2]
面積
 • 合計 2.54 mi2 (6.59 km2)
 • 陸地 2.51 mi2 (6.49 km2)
 • 水域 0.04 mi2 (0.10 km2)
標高
3,944 ft (1,202 m)
人口
(2010年)[4]
 • 合計 3,112人
 • 推計
(2019年)[5]
3,169人
 • 密度 1,264.06人/mi2 (488.01人/km2)
等時帯 UTC-7 (山岳部標準時)
 • 夏時間 UTC-6 (山岳部夏時間)
ZIPコード
83467
市外局番 208 市内:756
FIPSコード 16-71650
GNISフィーチャーID 0398084
ウェブサイト www.cityofsalmon.com

レムヒ川英語版の谷に位置し、サカガウィア、他のショショーニ族ルイス・クラーク探検隊との相互交流によるレムヒ・ショショーニ族の文化に焦点を当てたサカガウィア案内・文化・教育センター(Sacajawea Interpretive, Cultural and Educational Center)がある。

歴史

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ルイス・クラーク探検隊は、サーモンの南東30マイル (48 km)にあるレムヒ峠英語版を越えてアメリカ大陸分水嶺を横断した。探検隊は現在のサーモン市を通り、サーモン川英語版に沿って進み、ノースフォーク英語版を経て、ロストトレイル峠英語版に至り、今日のモンタナ州へ入った。探検隊唯一の女性隊員であったサカガウィアは、サーモン付近のレムヒの谷で生まれた[7]

1910年から1939年まで、サーモンはギルモア・アンド・ピッツバーグ鉄道英語版の終点であった。

サカガウィア案内・文化・教育センターは2003年8月に開館した。

地理

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サーモンは北緯45度10分41秒 西経113度54分10秒 / 北緯45.17806度 西経113.90278度 / 45.17806; -113.90278(北緯45.178110度西経113.902660度)に位置する[8]。海抜は3,944フィート (1,202 m)である。

アメリカ合衆国国勢調査局によると、市の面積は2.37平方マイル (6.14 km2)で、うち2.33平方マイル (6.03 km2)が陸地、0.04平方マイル (0.10 km2)が水面である[9]

市内を流れるサーモン川には、ラフティングや他のアウトドア活動を楽しむ人が訪れ、観光収入をもたらす。レムヒ川は市内でサーモン川に合流する。

気候

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サーモンはステップ気候ケッペンの気候区分ではBSk)に属し、寒く乾燥した冬と、暑くやや湿潤な夏を特徴とする。

Salmon KSRA (1971–2000)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °F°C 28.4
(−2)
37.0
(2.8)
49.7
(9.8)
59.9
(15.5)
69.1
(20.6)
77.9
(25.5)
87.3
(30.7)
85.5
(29.7)
74.9
(23.8)
60.3
(15.7)
40.7
(4.8)
29.2
(−1.6)
58.3
(14.6)
平均最低気温 °F°C 9.3
(−12.6)
15.2
(−9.3)
24.7
(−4.1)
31.8
(−0.1)
39.5
(4.2)
46.1
(7.8)
50.9
(10.5)
48.5
(9.2)
40.4
(4.7)
30.2
(−1)
21.0
(−6.1)
11.4
(−11.4)
30.8
(−0.7)
降水量 inch (mm) 0.68
(17.3)
0.49
(12.4)
0.54
(13.7)
0.79
(20.1)
1.42
(36.1)
1.42
(36.1)
1.03
(26.2)
0.82
(20.8)
0.77
(19.6)
0.65
(16.5)
0.73
(18.5)
0.78
(19.8)
10.12
(257.1)
出典:NOAA (normals, 1971–2000)[10]

人口

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人口推移
人口
1870186
188029257.0%
1900398
19101,434260.3%
19201,311−8.6%
19301,3714.6%
19402,43977.9%
19502,6488.6%
19602,94411.2%
19702,910−1.2%
19803,30813.7%
19902,941−11.1%
20003,1226.2%
20103,112−0.3%
2019(推計)3,169[5]1.8%
U.S. Decennial Census[11]

2010年国勢調査

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2010年国勢調査によると、サーモン市の人口は3,112人、1,420世帯、807家族が暮らす。人口密度は1,335.6人毎平方マイル (515.7/km2)である。住戸は1,628軒で、住戸密度は698.7毎平方マイル (269.8/km2)である。人種構成は96.5%が白人、0.3%がアフリカ系アメリカ人、0.5%がネイティブアメリカン、0.6%がアジア系、0.5%がその他の人種、1.6%が混血である。ヒスパニックまたはラティーノの割合は2.6%である[4]

1,420世帯のうち、25.6%に18歳未満の子供がおり、41.4%は既婚のカップルが同居し、11.3%は夫のいない女性世帯主の世帯、4.1%は妻のいない男性世帯主の世帯、43.2%は家族のいない世帯である。37.9%が単身世帯、16.3%が65歳以上の単身世帯である。世帯構成員の平均は2.14人、家族構成員の平均は2.80人である。

平均年齢は45.7歳である。21.3%は18歳未満、6.3%は18歳から24歳、21.6%は25歳から44歳、30%は45歳から64歳、20.9%は65歳以上である。男女比は49.3%が男性、50.7%が女性である。

2000年国勢調査

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2000年国勢調査によると、サーモン市の人口は3,122人、1,369世帯、829家族が暮らす。人口密度は1,813.2人毎平方マイル (700.1/km2)である。住戸は1,576軒で、住戸密度は915.3毎平方マイル (353.4/km2)である。人種構成は96.76%が白人、0.19%がアフリカ系アメリカ人、0.54%がネイティブアメリカン、0.29%がアジア系、0.61%がその他の人種、1.6%が混血である。ヒスパニックまたはラティーノの割合は2.18%である[12]

1,369世帯のうち、28.6%に18歳未満の子供がおり、46.2%は既婚のカップルが同居し、11.0%は夫のいない女性世帯主の世帯、39.4%は家族のいない世帯である。34.6%が単身世帯、16.5%が65歳以上の単身世帯である。世帯構成員の平均は2.26人、家族構成員の平均は2.93人である。

平均年齢は40歳である。26.4%は18歳未満、6.8%は18歳から24歳、23.9%は25歳から44歳、25.1%は45歳から64歳、17.8%は65歳以上である。18歳以上の女性100人に対して、男性は89.1人である。

平均世帯収入は26,823ドルで、平均家族収入は34,844ドルである。男性の平均年収30,417ドルに対し、女性は18,819ドルである。市民1人当たりの収入は15,749ドルであるが、家族数の15.5%、人口の19.5%が貧困線未満であり、うち28.3%は18歳未満を含み、14.3%は65歳以上を含む。

出身者

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生活

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教育

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教育は、サーモン学校区#291[13]およびアッパーカルメン公立チャーター・スクールによって提供される。サーモン高校英語版がある。

ラジオ

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AM放送KSRA(960 kHz)、FM放送KSRA-FM(92.7 MHz)があり、どちらもビタールート・コミュニケーションズ(Bitteroot Communications、旧・サーモンリバーコミュニケーションズ)が運営する。

脚注

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  1. ^ City of Salmon, Idaho”. City of Salmon, Idaho. September 2, 2012閲覧。
  2. ^ Mayor and Council”. City of Salmon. 2022年2月5日閲覧。
  3. ^ 2019 U.S. Gazetteer Files”. United States Census Bureau. July 9, 2020閲覧。
  4. ^ a b U.S. Census website”. United States Census Bureau. 2012年12月18日閲覧。
  5. ^ a b Population and Housing Unit Estimates”. United States Census Bureau (May 24, 2020). May 27, 2020閲覧。
  6. ^ Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
  7. ^ Profile for Salmon, Idaho, ID”. ePodunk. September 2, 2012閲覧。
  8. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  9. ^ US Gazetteer files 2010”. United States Census Bureau. 2012年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月18日閲覧。
  10. ^ Climatography of the United States NO.81”. National Oceanic and Atmospheric Administration. January 13, 2011閲覧。
  11. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. June 4, 2015閲覧。
  12. ^ U.S. Census website”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  13. ^ Salmon School District #291.”. Salmon School District #291.. September 2, 2012閲覧。

外部リンク

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