サーフィン・サファリ (曲)
「サーフィン・サファリ」(Surfin' Safari)は、ザ・ビーチ・ボーイズの楽曲。ブライアン・ウィルソンとマイク・ラブによる合作。1962年にリリースされた。キャピトル・レコードからのメジャー・デビュー・シングルといえる曲である。
「サーフィン・サファリ」 | ||||
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ザ・ビーチ・ボーイズ の シングル | ||||
初出アルバム『サーフィン・サファリ』 | ||||
A面 | サーフィン・サファリ | |||
B面 | 409 | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
録音 | 1962年4月19日 | |||
ジャンル | ロック、サーフ・ミュージック | |||
時間 | ||||
レーベル | キャピトル・レコード | |||
作詞・作曲 | ブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ | |||
プロデュース | マリー・ウィルソン | |||
ザ・ビーチ・ボーイズ シングル 年表 | ||||
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レコーディング
編集ビーチ・ボーイズは1962年2月8日にワールド・パシフィック・スタジオで、ハイト・モーガンのエンジニアリングによってこの曲をレコーディングした。これはバンドによる最初のレコーディング・セッションであった。初期テイクは後にリリースされたものとは間奏や歌詞が異なっているが、『ロスト・アンド・ファウンド』に収録されるまで未発表であった。
公式リリース盤ではデヴィッド・マークスがギターで参加しているが、この初期テイクには代わりにアル・ジャーディンが参加している。
公式リリースされたテイクのセッションは1962年4月19日にウェスタン・レコーダーズ・スタジオで行われた。このセッションはブライアンによってプロデュースされ、デヴィッド・マークスとカール・ウィルソンがギター、ブライアンがベース、デニス・ウィルソンがドラムスを担当した。マイクがリード・ヴォーカルを担当し、バッキング・ヴォーカルはブライアン、カール、デニス、マイクが担当した。このセッションでは他に「409」、「ロンリー・シー」、「心には春がいっぱい」が録音されている。セッション・テープはデモ・テープとしてキャピトルに手渡されたが、キャピトルは直ちにバンドと契約を結び、リリースされることとなった。
シングル
編集「サーフィン・サファリ」「409」はビーチ・ボーイズ2枚目のシングルであり、バンドが新たに契約したキャピトルからリリースされた最初のシングルであった。アメリカでは1962年6月に発売、日本では1963年に発売されている。
元々キャピトルは「409」をA面として扱い、自動車ソングとしてプロモーションを行った。しかしながら、1993年にリリースされた『グッド・ヴァイブレーション・ボックス』のブックレットにあるように、アリゾナ州フェニックスのラジオ局での放送から人気に火がつき、ビルボードのヒットチャートで14位まで上昇した。
アルバムおよび別テイク
編集本作は1962年のデビュー・アルバムである『サーフィン・サファリ』に初めて収録された。その後も多くのコンピレーション・アルバムに収録されている。
『グッド・ヴァイブレーション: サーティ・イヤーズ・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ』には、キャピトル盤の別テイクが収録された。このテイクはフェード・アウトせずに演奏が終了している。
ワールド・パシフィック・スタジオのセッションからは3つのテイクが収録され、1991年の『ロスト・アンド・ファウンド』で発表された。
ドイツではアリオラ・レーベルからワールド・パシフィック・スタジオでのテイクが、「ルアウ」を裏面として発表された。
脚注
編集参考文献
編集- ビーチ・ボーイズ・コンプリート:VANDA編、バーン・コーポレーション刊