サンエー西原シティ

沖縄県中頭郡西原町にある広域型ショッピングセンター

サンエー西原シティ(サンエーにしはらシティ)は、沖縄県中頭郡西原町字嘉手苅にあるサンエーが運営する総合スーパー(GMS)である。

サンエー西原シティ
SAN-A NISHIHARA CITY
地図
店舗概要
所在地 903-0102
沖縄県中頭郡西原町字嘉手苅130番地
座標 北緯26度13分27秒 東経127度45分53秒 / 北緯26.22417度 東経127.76472度 / 26.22417; 127.76472 (サンエー西原シティ)座標: 北緯26度13分27秒 東経127度45分53秒 / 北緯26.22417度 東経127.76472度 / 26.22417; 127.76472 (サンエー西原シティ)
開業日 2003年10月1日
施設所有者 新中糖産業
施設管理者 サンエー
敷地面積 43,844 m²
延床面積 69,397 m² 
商業施設面積 21,614 m²
中核店舗 サンエー
店舗数 42店舗(テナントのみ)
営業時間 9:00-23:00(食品館以外は22:00閉店)
駐車台数 1,800台
前身 中部製糖工場
商圏人口 170,000人(西原町与那原町南風原町南城市中城村北中城村
外部リンク www.san-a.co.jp/nishiharacity/
San-A
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略称は「ニシティー」。コンセプトは「ただいま、夢の成長期。」。

概要

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所在地は、1993年に中部製糖社(現・新中糖産業)が製糖事業から撤退後、1998年まで翔南製糖が製糖操業を行っていた工場跡地である。土地を所有する新中糖産業が店舗の建設を含め所有者となり、サンエーが借り受ける「建物賃貸借契約[1]」で運営する方式をとる[2]。同社が運営するGMSの中では、那覇市おもろまちにある那覇メインプレイスに次ぎ2番目の規模を誇り、西原町においては、初の大型ショッピングセンターである。

西原町には、国立大学法人である琉球大学や私立大学である沖縄キリスト教学院大学などが所在し、同町自身も「文教の町」を掲げている。サンエーは、学生などの若年層が多い学園都市であり、また人口増加率の高い点に着目し、建設が決定した[注 1]

2014年4月、同施設の北側に所在していた西原町役場が新庁舎に移転したことに伴い、町有地の跡地を2015年2月に新中糖産業に売却することを決定[注 2][3]。同社はサンエーとの提携により、同地の道向かいに所在する"西原シティ拡張展開"構想を発表した[4]。町によると、これを拠点施設整備の中心核として、2024令和6)年度の開業実現を目指していた[5]。しかし、土地を所有している新中糖産業は近年の資材価格の高騰を考慮して計画の見直しを進めている。新しい計画では「百貨店、マーケット、その他の物品販売、映画館、駐車場」で構成され、2027年に竣工する予定としている。[6]

沿革

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  • 2015(平成27)年10月1日 - 営業時間を午後11時閉店に変更(一部テナントを除く)。
  • 2016(平成28)年5月9日 - 西原シティエリアにてネットスーパーを開始[11]
  • 2020令和2)年4月21日 - 営業時間を午後10時閉店に変更。なお、食品館は午後11時閉店。

フロア構成

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詳しくは公式サイトを参照。

1階 - 食品館・電器館・レストランと専門店のフロア

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サンエー直営

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主なテナント

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2階 - ファッション館と専門店のフロア

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サンエー直営

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  • サンエー衣料館
  • 珈琲待夢
  • チュチュアンナ
  • 無印良品

主なテナント

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3階 - 駐車場

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4階 - 駐車場

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屋上 - 駐車場

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過去に存在した店舗

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アクセス

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モノレール

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  • 沖縄都市モノレール線首里駅
    • 駅下の首里駅前バス停より346番・那覇西原(鳥堀)線に乗車。西原シティ前バス停、又は小那覇バス停で下車、徒歩約2分。
  • 沖縄都市モノレール線てだこ浦西駅
    • 駅前のてだこ浦西駅バス停より233番・西原てだこ線に乗車。西原シティ前バス停、又は小那覇バス停で下車、徒歩約2分。

路線バス

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  • 30番・泡瀬東線(東陽バス) ●
  • 233番・西原てだこ線(那覇バス) ■
  • 333番・那覇西原(末吉)線(那覇バス) ■ ※1日1本のみ
  • 346番・那覇西原(鳥堀)線(那覇バス) ■
●の路線は小那覇バス停下車、■の路線は西原シティ前バス停、又は小那覇バス停下車

その他

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同ショッピングセンターに設置されている宝くじ売り場において、2005年から2007年までの間に当せん金1億円が5本出たということから、テレビ番組などで報道され話題となり、2008年末の年末ジャンボ宝くじ販売の際、連日行列ができるという現象が発生した[12]

脚注

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  1. ^ 同社の上地哲誠社長(当時)は「商圏の平均年齢は35歳と若く、授乳室など若い世代を意識したサービス空間を充実させた」と語っている。
  2. ^ 町の事業者募集に対し、2015年1月までに応募があったのは新中糖産業の1社のみであった。
  3. ^ 開業当初から入居していた無印良品は、県内競合のリウボウストアが運営する店舗であった。2013年8月にサンエーと良品計画とのライセンスト・ストア契約を締結したことにより、同施設内の無印良品の運営をリウボウストアから転換した。
  4. ^ 開業時は「サンエー西原電器館withデオデオ」。2013年にエディオン本部の屋号変更にあわせ、現在の店舗名に変更した。

出典

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  1. ^ 店舗物件募集|株式会社サンエー”. www.san-a.co.jp. 2022年8月3日閲覧。
  2. ^ 沖縄タイムス社: “サンエー西原来月開店/メインプレイスに次ぐ規模”. 株式会社サンエー (2003年9月26日). 2022年8月3日閲覧。
  3. ^ 「役場跡 新中糖に売却/西原町議会全会一致」『沖縄タイムス』2015年3月6日、朝刊、9面。
  4. ^ サンエー西原シティを拡張展開 町役場旧庁舎跡”. 琉球新報デジタル (2015年2月28日). 2022年8月3日閲覧。
  5. ^ 西原町: “笑顔かがやく、バランスのとれた文教のまち ー西原 - 沖縄県”. 沖縄県. 2022年8月3日閲覧。
  6. ^ 【地図あり】サンエー西原シティ隣 大型商業施設、映画館も 町役場庁舎の跡地に建設計画”. 琉球新報デジタル (2024年5月8日). 2024年5月21日閲覧。
  7. ^ 琉球新報: “中部製糖跡地に西原シティー着工/サンエー”. 株式会社サンエー (2002年10月9日). 2022年8月3日閲覧。
  8. ^ 「大阪王将2号店開店/きょうサンエー西原シティ」『琉球新報』2009年11月18日、朝刊、5面。
  9. ^ 「テナント増え改装オープン/サンエー西原シティ」『琉球新報』2013年10月26日、朝刊、5面。
  10. ^ 「無印良品1店舗サンエーが継承/西原シティ内 FC契約」『沖縄タイムス』2013年8月2日、朝刊、9面。「西原シティにフランチャイズ(FC)店を構えていたリウボウストアが8月末で閉店するため、後を引き継ぐ形で10月をめどに、1号店として開業する。」
  11. ^ 「ネットスーパー 西原シティにも/サンエー2店舗目」『琉球新報』2016年5月7日、朝刊、5面。
  12. ^ 「夢求めて連日行列/西原 宝くじ販売きょうまで」『琉球新報』2008年12月19日、朝刊、1面。「最近三年間で当せん金一億円が五本出た西原町のサンエー西原シティにある宝くじ売り場が連日、行列ができる人気を見せている。テレビ番組で紹介されたのをきっかけに口コミなどで広まった。」

関連項目

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外部リンク

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