サカリヤ県
トルコの県
サカリヤ県(サカリヤけん、トルコ語: Sakarya ili)は、トルコ北西部、マルマラ地方の県。北は黒海に接しており、東から、デュズジェ、ボル、ビレジク、ブルサ、コジャエリの各県と接している。北部は黒海海岸になっている。黒海地方にも同名の町がある。サカリヤ川は波打った河口の美しい風景を生み出している。サカリヤ大都市自治体とは同一の範囲である[1]。県都は県名と違いアダパザルである。県都と県名が違う件はトルコでは4県のみである。
![]() サカリヤ県 | |
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![]() | |
![]() サカリヤ県の位置 | |
概要 | |
地方: | マルマラ地方 |
県都: | アダパザル |
県番号: | 54 |
面積: | 4,823 (km2) |
人口: | 1,042,649 2020年 |
人口密度: | 216 人/km2 |
自治体数: | 16 |
![]() サカリヤ県の自治体 | |
市外局番: | 0264 |
知事: |
Çetin Oktay Kaldırım |
公式サイト: |
黒海とも近いため気候は典型的な地中海性気候である。寒くなることはなく、冬は雨と晴れが交互に来る。夏は暖かく、心地よい。河川のおかげで非常に肥沃な土地であり、農業が盛ん。サカリヤにはアンカラ-イスタンブール高速道路が通っており、これは鉄道、空港などとの接続も良い。イスタンブールには一番近い空港がある。旅客に良い様々な場所はイスタンブールから簡単に来ることができる。
歴史
編集サカリヤが最初に歴史に見られるのは378年である。この地域はフリッグ、バリスィアン、キンメリア、リディア、ペルシャ、ローマ、ビザンチン、オスマン帝国と支配者を変えた。
中でもサカリヤの伝承にはローマやビザンチンの物がおおい。最も重要な歴史建築はベシュキョプリュ橋である。553年にビザンチン帝国のユスチニアヌス帝が建てたものであり、ユスチニアヌス橋とも呼ばれる。
2000年にアダパザルは大都市自治体に指定され[2]、2008年に大都市自治体の名称はサカリヤに改称した[3]。2012年の大都市自治体の指定範囲拡大により、サカリヤ県とサカリヤ大都市自治体は同一の範囲となっている[4]。
下位自治体
編集脚注
編集- ^ “Başbakanlık Mevzuatı Geliştirme ve Yayın Genel Müdürlüğü”. www.resmigazete.gov.tr (12/11/2012). 2022年2月7日閲覧。
- ^ “SAKARYA İLİNDE BÜYÜK ŞEHİR BELEDİYESİ KURULMASI HAKKINDA KANUN HÜKMÜNDE KARARNAME” (トルコ語) (2000年). 2022年2月7日閲覧。
- ^ “BÜYÜKŞEHİR BELEDİYESİ SINIRLARI İÇERİSİNDE İLÇE KURULMASI VE BAZI KANUNLARDA DEĞİŞİKLİK YAPILMASI HAKKINDA KANUN” (トルコ語) (6/3/2008). 2022年2月7日閲覧。
- ^ “Başbakanlık Mevzuatı Geliştirme ve Yayın Genel Müdürlüğü”. www.resmigazete.gov.tr (12/11/2012). 2022年2月5日閲覧。