コンキスタドールシエロ

サラブレッド競走馬

コンキスタドールシエロConquistador Cielo1979年 - 2002年)はアメリカ競走馬種牡馬である。大種牡馬ミスタープロスペクターの初期の代表産駒の一頭。馬名はスペイン語で「天空の征服者」という意味。

コンキスタドールシエロ
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1979年3月20日
死没 2002年12月17日
ミスタープロスペクター
ケイディープリンセス
生国 アメリカ合衆国
生産者 ルイス・イアンドリ
馬主 ヘンリク・ド・クウィアトコウスキ
調教師 ウッドフォード・スティーヴンズ(アメリカ
競走成績
生涯成績 13戦9勝
獲得賞金 474,328ドル
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戦績

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1981年6月のメイドン(未勝利戦)でデビューし3着。次走を8馬身差で圧勝し初勝利を挙げると、G2サラトガスペシャルステークスにも勝ち初重賞制覇。この後G2サンフォードステークスで4着に敗れたあと小さな亀裂骨折が見つかり、休養に入った。

1982年2月の一般競走で復帰するが4着。次走では2着に4馬身差をつけて勝利し復活を飾った。だが、再度故障が発生し、ふたたび休養に入る。結局ケンタッキーダービーには出ることができず、復帰は5月の一般競走となった。これを3馬身差で快勝し、次走も11馬身差の圧勝。そして初G1挑戦、古馬との初対戦となったメトロポリタンハンデキャップで2着に7馬身差をつけ圧勝、1600mを1.33.0というレコードタイムでの勝利だった。そして、陣営はここで連闘三冠最終戦ベルモントステークスへの出走を表明する。1600mのG1をレコード勝ちのあと連闘で2400mのG1、しかも三冠レースに出走するという常識外れなローテーションだったが、ここでケンタッキーダービー馬ガトデルソルに14馬身差の大差で逃げ切るという驚愕のレースを見せた。これにより一躍全米のスーパーホースとなったコンキスタドールシエロは、この後もG2、G3を連勝。すでにこのとき総額3640万ドル(約94億円)でシンジケートが結成されることが決まっている。しかし、次走トラヴァーズステークスでは脚を痛めていたこともあって3着に敗れ、同レースを最後に引退。年末にはエクリプス賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得した。

種牡馬

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G1競走3勝のマーケトリーなど複数のG1競走優勝馬を輩出しており活躍馬が出なかったわけではないが、当初の期待に応えたとは言い難い。日本では直仔の重賞勝利馬はいないが、ツルマルツヨシやゼネラリストなど数頭の重賞勝利馬のブルードメアサイアーであり、孫世代ではミシエロ産駒のエイシンチャンプ朝日杯フューチュリティステークスを制している。2002年12月17日、蹄葉炎による合併症により安楽死の処分が取られた。現在はマーケトリーの仔であるアータックス、スクワートルスクワートの2頭のブリーダーズカップ・スプリントの優勝馬が種牡馬としてその血を後世に伝えている。

おもな産駒

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血統表

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コンキスタドールシエロ血統ミスタープロスペクター系 / Nasrullah 4×4=12.50%、Nearco 5×5×5=9.38%、Discovery 5×5=6.25%、Lavendula 5×5=6.25%) (血統表の出典)

Mr. Prospector
1970 鹿毛
父の父
Raise a Native
1961 栗毛
Native Dancer Polynesian
Geisha
Raise You Case Ace
Lady Glory
父の母
Gold Digger
1962 鹿毛
Nashua Nasrullah
Segula
Sequence Count Fleet
Miss Dogwood

K D Princess
1971 黒鹿毛
Bold Commander
1960 鹿毛
Bold Ruler Nasrullah
Miss Disco
High Voltage Ambiorix
Dynamo
母の母
*タミーズターン
Tammy's Turn
1965 黒鹿毛
Turn-to Royal Charger
Source Sucree
Tammy Twist Tim Tam
Whirl Right F-No.8-h

外部リンク

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