コマンダンテ・メダリエ・ドロ級駆逐艦
コマンダンテ・メダリエ・ドロ級駆逐艦とは、イタリア王立海軍が計画した駆逐艦のこと。24隻が発注されたが、1943年にイタリア王国が連合国に無条件降伏したため、全て建造中、あるいは起工前に中止された。竣工した艦はなかった。
コマンダンテ・メダリエ・ドロ級駆逐艦 | |
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基本情報 | |
艦種 | 駆逐艦 |
前級 | ソルダティ級 |
次級 | インペトゥオーソ級 |
要目 | |
排水量 |
基準: 2,067 t 満載: 2,900 t |
全長 | 120.70 m |
最大幅 | 12.30 m |
吃水 | 3.60 m |
機関方式 |
・ボイラー×3缶 ・蒸気タービン×2基 ・スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 60,000 shp |
速力 | 35 kt |
航続距離 | 3,300海里 (20kt巡航時) |
燃料 | 重油740t |
乗員 | 272名 |
兵装 |
・45口径135mm単装両用砲×4基 ・54口径37mm単装機銃×12基 ・533mm 3連装魚雷発射管×2基 ・機雷×52個 |
概要
編集ソルダティ級駆逐艦に引き続いて、2,000t級駆逐艦として1942年度計画で着工された。イタリア軍の劣勢の中、9隻はなんとか起工したものの、他の15隻は未起工のまま計画は中止され船台上の全艦が解体廃棄された。なお、竣工時からグフォ(Gufo)式レーダーを装備し、前部方位盤の上部にEC-3ter型アンテナを据える予定であった。
同型艦
編集- 起工9隻
- 未起工15隻
参考文献
編集- Conway's All the World's Fighting Ships, 1922-1946. Naval Institute Press. (1980). p. 301. ISBN 978-0870219139