ゲオルク・デッカー(Georg Decker、1818年12月7日 - 1894年2月13日)はオーストリアの肖像画家である。

略歴

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現在のハンガリーのペシュトのドイツ語話者の家に生まれた。父親はアルザスコルマール生まれの画家で、2人の弟、アルベルト・デッカー(Albert Decker : 1817-1871)とガブリエル・デッカー(Gabriel Decker : 1821-1855)も画家になった。1921年に家族はウィーンに移り、父親から絵を学んだ後、1840年代の初めにウィーン美術アカデミーで学んだ。

初め水彩で肖像画を描いたが、1840年の半ばに油彩でも描くようになり、1850年頃から風俗画や歴史画も描くようになった。ドレスデンアントン・ラファエル・メングスジャン=エティエンヌ・リオタールの作品を研究した後、パステル画を描くようになり、成功を収めた。上流階級の肖像画を描き、代表作には提督ヴィルヘルム・フォン・テゲトフの肖像画などがある。

作品

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参考文献

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  • Constantin von Wurzbach: Decker, Georg. In: Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich. 3. Theil. Verlag der typogr.-literar.-artist. Anstalt (L. C. Zamarski, C. Dittmarsch & Comp.), Wien 1858, S. 194 f.
  • Felix Czeike (Hrsg.): Decker Georg. In: Historisches Lexikon Wien. Band 2, Kremayr & Scheriau, Wien 1993, ISBN 3-218-00544-2, S. 1–2
  • Franziska Schmid: Decker, Georg. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 3, Duncker & Humblot, Berlin 1957, ISBN 3-428-00184-2, S. 545 f.
  • Decker, Georg. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 8: Coutan–Delattre. E. A. Seemann, Leipzig 1912, S. 522